ご担当者へのインタビュー

57万人※もの会員を抱える食品ECサイト「Kuradashi」を運営する株式会社クラダシは、運営売り上げの一部をさまざまな支援先に寄付できる仕組みが特徴で、食品ロス削減に貢献している企業です。※2024年12月末時点での会員数
着実に成長を進める「Kuradashi」ですが、より多くの人にKuradashiの理念を届け、企業との連携を強化するため、オウンドメディア「くらだしマガジン」の戦略的な活用に乗り出しました。
どのようにメディアを拡大させるか戦略的な部分は確立されていたものの、具体的な運用をどのように行えば良いのか分からないという課題がありました。課題がある中でメディア運用の舵取りを担うのは、今回お話を聞く須貝様。
andmediaとの出会いをきっかけに、メディア戦略はどのように進化を遂げたのかお話を伺いました。
戦略はあっても、運用ノウハウがない。SEO強化の壁
今回、andmediaにオウンドメディアの運用をご依頼いただいた背景には、どのような課題があったのでしょうか?
須貝様
「くらだしマガジン」を活用してトラフィックを集めようという方針は決まっていましたが、具体的にどのようなキーワードを狙って、どのようなターゲットに届けるのかなど具体的な手段が定まっていない状態でした。
また、その手段を確立させるだけの、SEOを含めた知見が私たちになかったという課題がありました。
自社でメディア運用を検討されたことはありましたか?
須貝様
もちろん検討はしましたが、私が所属する部署のブランドソリューションカンパニーには、体系的にSEOを運用できるメンバーがいませんでした。ECサイト運営とメディア運用では、求められるマーケティングスキルとはジャンルが違うと考えています。
そのため私たちだけで体系的にSEOを行うのは難しいと判断をして外部からプロの力を借りるしかないという結論に至りました。
以前は「くらだしマガジン」をどのように運用されていたのでしょうか?
須貝様
元々「くらだしマガジン」の運用は、タイアップ記事やアンバサダーの商品体験記事、クラダシ基金の活動報告などを掲載しており、広報やマーケなど幅広い部署がさまざまな目的で運用していました。
そのためトラフィックを集めることを目的として運用した場合、既存の体制では実現が難しいため、ブランドソリューションカンパニーがしっかりとメディアの役割を決めて運用をしようということになったのです。
なるほど。メディアの役割を明確化し、本格的な運用に乗り出すにあたり、SEOの強化が不可欠だったのですね。
須貝様
その通りです。しかし、先ほどもお伝えしたとおり、私たちには体系的にSEOを実施するメンバーがいませんでした。
そのため、私自身もSEOを強化してもっとメディアを多くの方々に届けたいという強い思いはありましたが、具体的にどうすればいいのか、全く分からなかったというのが正直なところです。
決め手は、体系化された戦略と具体的な運用提案

andmediaを知ったきっかけは何だったのでしょうか?そして決め手は?
須貝様
以前から仲良くしている会社さんからのご紹介でandmediaさんを知りました。
ほかにも2社ほど提案をしてもらいましたが、admediaさんにお願いをした理由として最も大きかったのは、しっかりと体系化された戦略と具体的な提案をしてくれたことでした。
admediaさんの提案はKuradashiのターゲット層を丁寧に分析し、潜在層や準潜在層に対するアプローチ方法を具体的に示していただきました。実際にご提案いただいたドキュメントは、ECサイトのKuradashiでも活用できるくらい解像度が高い内容になっていたのです。
ここまで体系化されたレポートを私たちで作成するのは不可能だと、ご提案いただいた際に感じましたね。
なるほど、ターゲット層を明確に定義した上で、具体的な戦略を提案してくれたのですね。
須貝様
はい。他の会社さんは、「クラダシの凄いところは〇〇なので、「くらだしマガジン」では◻︎◻︎を目指すべきです」というような概念的な提案に終始することが多かったのです。
しかし、andmediaさんはスライドを用いた提案をするのではなく、先ほどお伝えしたドキュメントを用いて体系的にお話してくださいました。
他の会社さんのスライド資料はデザインも優れていて、とても魅力的だったのですが具体的に何をしてくれるのかが不明瞭でした。
その点andmediaさんはドキュメントで私たちが課題に感じていたトラフィックを得るためにどのようなキーワードで、どのターゲットに向けた記事を作成すべきかを明確に示してくれました。
体系化された提案が、社内での予算獲得にも繋がったとお伺いしました。
須貝様
その通りです。「くらだしマガジン」のSEO強化は元々予算化していない新しく発生するコストだったため、役員にしっかりと説明をして承認を得ないと通らないプロジェクトでした。
そのため役員からは「そもそもコストをかけてSEO強化をする必要はあるのか」など、指摘をいただきましたが、andmediaさんの具体性のある提案を踏まえて、メディアだけではなくKuradashiにも活用できる旨などを含めて説明できたこともあり、実施することになりました。
意図を汲み取った、丁寧なフィードバックと柔軟な対応力
実際にandmediaとの運用がスタートして、どのような点に魅力を感じましたか?
須貝様
担当の山岸さんが、記事制作に関して非常に丁寧にサポートしてくださることがありがたいです。
私自身も記事制作の知識を深めていく必要があるのですが、自分で調べても分からないTipsなどを丁寧な施策を提案してくださるので日々勉強させていただいています。
印象に残っているフィードバックや提案はありますか?
須貝様
取り組み開始初期の頃に、私の制作した記事の流れがめちゃくちゃだったんです。そのときに「まずは結論を持ってくる、その結論に対する理由を明確にしていくような構成にしよう」と指導いただきました。
今では当たり前のことだと自分でも思うのですが、記事制作初心者の私にとっては非常に勉強になりました。
また、KPIには置いていないのですが、Kuradashiの購買を促進する記事も作成したいという相談をした際も、「くらだしマガジン」よりもKuradashiの商品ページのSEOを強化した方が良いです」と提案してくださったんです。
私たちがお願いしたことをただ実行してくれるだけではなく、コンサルタントのように相談ベースからご提案までしていただける。そのプロフェッショナルな姿勢にリスペクトをしています。
オーガニック流入が最大2.5倍に。サイドバナー広告の導入も

andmediaとのお取り組みによって、どのような成果がありましたか?
須貝様
取り組み開始後オーガニック流入が2.5倍に増加しました。キーワード別でいうと「豆腐 賞味期限」などのよく検索されるキーワードで上位に上がったのは嬉しかったです。
他にも「訳ありのチョコレート」というキーワードも上位に上がっています。
この「訳ありのチョコレート」はKuradashiでも実際に販売しているため、記事内に購買導線を設置するようにしています。
このように購買へ繋がる可能性がある記事が検索上位になってきているので、「くらだしマガジン」の今後のポテンシャルを感じているところです。
「くらだしマガジン」から購買を促進させる施策はページ内導線以外にも取られているのでしょうか?
須貝様
はい。記事の横にKuradashiのサイドバナー広告を実装しています。サイドカラムの活用方法は以前から考えていたのですが、andmediaさんにマネタイズ方法を相談するまでは着手できていませんでした。
元々Googleアドセンスを入れようかなど考えていましたが、andmediaさんに提案されたことでサイドバナーにKuradashiの広告を掲載する決断をしました。さらに、andmediaさんには要件や想定工数など本来私たちがやるべき業務も巻き取っていただきとても助かりました。
記事制作だけでなく、マネタイズの手段までサポートしてくれたのですね。
須貝様
そうなんです。他にもGA4のタスクレポートを作成していただいたり、SEO対策のキーワード選定から記事の入稿を行っていただいたりと、メディア周りでandmediaさんにお願いしていないところが思いつかないくらいサポートをしていただいています。
andmediaは単なる外注ではない、信頼できるパートナー
andmediaとのお取り組み全体を評価すると、何点ですか?
須貝様
100点です。現時点でたくさんの施策をご提案いただいていますが、PDCAをもっと回してたくさん吸収させていただいたら120点になると感じています。また、私たちとandmediaさんの連携についてはまだまだ伸びしろがあると感じています。
もちろんandmediaさん側だけでなく、例えば私たちの相談の仕方など、私たち自身の歩み寄りも必要だと考えています。
andmediaはどのような課題を持っている企業におすすめできるかお教えください。
須貝様
ドメインパワーがあるのに活かせていない企業におすすめできると思います。まさに私たちがそうだったのですが、メディアはあるけど運用がしっかりできておらず、設計もできていないという企業はすぐに結果が出るのではないでしょうか。
他にも目的や戦略はあるけど、その手段が分からないという場合も体系的に施策を提案してくれるので良いと思います。会社規模問わずおすすめできるのですが、ひょっとしたら大手企業の方がよりインパクトを出すことができるかもしれないですね。
株式会社クラダシ様 情報
株式会社クラダシは、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をミッションに掲げ、フードロス削減に貢献するECサイト「Kuradashi」を運営しています。
賞味期限が近い商品や規格外品などを販売し、売り上げの一部で社会貢献活動を支援する独自のビジネスモデルを展開。約57万人の会員を抱え、持続可能な社会の実現を目指しています。
写真・文・編集:事例のプロ
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