法人必見のファクタリング会社おすすめ15選を徹底比較【2025年1月】

「売掛債権を早期に買い取ってもらうことで現金化できる」というスピーディーな資金調達方法として注目を集めているファクタリング。全国にたくさんのサービスがあり、どこがいいかわからないと悩まれるのではないでしょうか。

会社ごとに条件が異なり、入金までのスピードや手数料などが違うため、比較して検討することが大切です。

この記事では、法人必見のファクタリング会社のおすすめ15選をご紹介します。各社を比較する表も掲載し、記事の後半にはメリット・デメリットや選び方なども紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の内容

法人必見のファクタリング会社おすすめ15選

まずは、ファクタリング会社のおすすめ15選についてご紹介します。
各社の比較表は以下の通りです。

サービス名 買取手数料 即日入金
(最短)
買取可能
上限額
オンライン
完結
ファクタリングベスト 査定結果により異なる
(3時間)
上限なし
アクセルファクター 2.0~10.0%
(1時間)
最大1億円
QuQuMo(ククモ) 1%~
(2時間)
上限なし
ビートレーディング 2社間4~12%
3社間2~9%

(2時間)
無制限
ファクタリング見直し本舗 要問い合わせ
(-)
要問い合わせ
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 1.5~10%
(-)
無制限
GMOBtoB早払い 1.0〜12%
(2営業日)
1億円
ファクタリングのTRY 3%~
(-)
5,000万円(それ以上も相談可)
三共サービス 1.5%〜
(翌日)
要問い合わせ
マネーフォワード アーリーペイメント 初回:2~10%
2回目以降:1~10%

(2営業日)
数億円
株式会社ウィット 要問い合わせ
(2時間)
500万円
MSFJ 3.8~9.8%
(1時間)
5,000万円
株式会社No.1 2社間5~15%
3社間1~5%

(-)
5,000万円
PAYTODAY(ペイトゥディ) 1〜9.5%
(30分)
上限なし
えんなび 要問い合わせ
(翌日)
5,000万円

ファクタリングベスト

出典:ファクタリングベスト-トップページ

入金スピード 最速3時間
買取手数料 査定結果により異なる
買取可能上限額 下限上限なし
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 業者により異なる
オンライン契約
Webサイト https://factoringbest.com/

ファクタリングベストは、株式会社ウェブブランディングが運営するファクタリング会社相見積もりサービスです。

最短3時間で振込まで完了するスピードが魅力で、一番条件の良いファクタリング会社が見つけられます。

見積もりを取るファクタリング会社はすべて審査通過率9割超えの会社のみで、法外な手数料を取らない会社や、担保や保証人を取らない会社といった優良会社のみの紹介なので安心です。

他社との比較検討をしなくても好条件のファクタリング会社を簡単に見つけられるサービスとなっています。

\最大4社に総見積もり!/

ファクタリングベストに問い合わせる

アクセルファクター

出典:アクセルファクター

入金スピード 原則即日(最短1時間)
買取手数料 〜100万円以下:10%~
101〜500万円以下:5%~
501〜1,000万円以下:2%~
1,000万円を超える場合:個別設定
買取可能上限額 30万円~最大1億円
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 ・請求書
・預金通帳
・身分証明書など※要問い合わせ
オンライン契約
Webサイト https://accelfacter.co.jp/

アクセルファクターは、審査通過率93%と柔軟な審査を実施するファクタリング会社です。

ファクタリングの魅力を損なわないために、原則即日振込をモットーに、過去の取引の半数以上で即日振込を実施してきました。
高額買取も少額利用も柔軟に対応するため、法人様にぴったりなサービスになっています。

経営革新等支援機関の認定を取得しており、中小企業の経営課題解決に向けた高度なサポートや助言も受けられるでしょう。

\診療報酬、介護報酬ファクタリングにも対応!/

アクセルファクターに問い合わせる

QuQuMo(ククモ)

出典:QuQuMo(ククモ)オンラインファクタリング

入金スピード 最速2時間
買取手数料 1%~
買取可能上限額 上限なし
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 ・請求書
・銀行通帳(入出金明細直近3ヶ月分)
・本人確認書類(運転免許証またはパスポートなど)
オンライン契約
Webサイト https://ququmo.net/

QuQuMo(ククモ)は、「お持ちの請求書」をスピーディに現金化できるファクタリングサービスです。

申し込みから契約までオンラインで完結し、クラウドサインで安全に契約締結します。
直接の2社間ファクタリングでの契約となるため、取引先への通知や登記も不要で、売掛先に知られずに資金調達ができます。

最短2時間で現金化が完了するため、資金繰りに苦労している法人様におすすめのサービスです。

\買取上限金額が無制限!/

QuQuMoに問い合わせる

ビートレーディング

出典:ビートレーディング

入金スピード 最短2時間
買取手数料 2社間ファクタリング:4~12%
3社間ファクタリング:2~9%
買取可能上限額 買取可能金額無制限
(3万円~7億円の実績あり)
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 ・債権に関する書類(請求書、注文書等)
・通帳のコピー(2ヶ月分)
オンライン契約
Webサイト https://betrading.jp/

ビートレーディングは、ファクタリングのパイオニアとして高い信頼性を得ているファクタリング会社です。

これまでの取引実績は5.8万社で、累計買取額は1,300億円を達成したという実績があります。
時代のニーズに合わせてオンラインで完結する契約方式を導入しており、簡素化された手続きにより最短2時間で現金化を可能としました。

豊富な取引実績を生かして柔軟な対応をおこなうため、初めて利用する方にもおすすめです。

\最短30分のスピード審査!/

ビートレーディングに問い合わせる

ファクタリング見直し本舗

出典:ファクタリング見直し本舗

入金スピード 最短即日
買取手数料 要問い合わせ
買取可能上限額 最低金額なし
上限は要問い合わせ
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 要問い合わせ
オンライン契約
Webサイト https://f-honpo.jp/lp/

ファクタリング見直し本舗は、他社よりも良い条件で契約することを打ち出して乗り換え社数3,000社を達成したファクタリング会社です。

即日超スピード対応により素早く資金調達ができ、リピート率90%以上を記録している優良会社となっています。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方に対応しており、自社の求めるものにあわせて選べます。

業界トップクラスの換金率で、零細企業の実績も多数あるため法人様におすすめです。

\個人事業主も利用できる!/

ファクタリング見直し本舗に問い合わせる

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構

出典:一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構

入金スピード 最短即日
買取手数料 1.5~10%
買取可能上限額 無制限
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 ・通帳のコピー(表紙付き、3ヶ月分)
・売掛金に関する資料(請求書・契約書など)
オンライン契約
Webサイト https://chushokigyo-support.or.jp/

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構は、経営・資金面で悩む中小企業や個人事業主の資金調達、資本政策のサポートを行う団体です。

多数の取引社数と多額の支援額という2つの実績を持ち、豊富な経験で資金繰りの改善をサポートします。
クラウドサインでの契約のため、オンラインで完結できて無駄な手間やコストも発生しません。

経営革新等支援機関の認定も受けており、豊富な知識と経験を駆使して悩みに沿った支援を受けられるでしょう。

\手数料1.5%〜で安心/

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構に問い合わせる

GMOBtoB早払い

出典:GMO BtoB早払い | GMOペイメントゲートウェイ

入金スピード 最短2営業日
買取手数料 【スポットタイプ】
注文書買取:2.5%〜12.0%
請求書買取:1.5%〜10.0%【継続タイプ】
注文書買取:2.0%〜12.0%
請求書買取:1.0%〜10.0%
買取可能上限額 100万円~1億円まで
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 ・決算書(2期分)
・審査依頼書
・証憑類(買取希望の債権の請求書・見積書・発注書等)
オンライン契約
Webサイト https://www.gmo-pg.com/lpc/hayabarai/

GMOBtoB早払いは、東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイ株式会社による運営で高い信頼性があるファクタリングサービスです。

オンライン対応可能ですが、要望次第では対面サポートも行っているため、初めてファクタリングで不安も大きいという場合にも利用しやすくなっています。
手数料は少し高くなりますが、注文書時点の買取にも対応しており、早期の現金化が可能です。

売掛債権の金額は100万円から1億円まで対応可能で、高額利用ができるため法人様にピッタリのサービスです。

公式サイトを見る

ファクタリングのTRY

出典:ファクタリングのトライ【SKO】東京

入金スピード 最短即日
買取手数料 3%~
買取可能上限額 10~5,000万円(それ以上も相談可)
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 【審査】
・請求書、発注が確認できる発注書もしくは契約書
・売掛先様の住所、連絡先
・3ヶ月分の銀行通帳【契約】
決算書、確定申告書、印鑑証明、謄本など
オンライン契約
Webサイト https://www.factoring-try-sko.co.jp/

ファクタリングのTRYは、保有している売掛金を高額で買い取るファクタリング会社です。

秘密厳守の2社間ファクタリングでの契約となり、売掛先への通知はなく、取引先に知られずに資金調達が可能です。

オンライン完結はしませんが、遠方などで来社しての面談が難しい場合はスタッフが全国各地に出張して手続きを行います。

アフターフォローも充実しており、コンサルティングサービスやマッチングサービスで資金面や経営面の不安を解消できるでしょう。

公式サイトを見る

三共サービス

出典:株式会社三共サービス

入金スピード 最短翌日
買取手数料 1.5%〜
買取可能上限額 要問い合わせ
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 【審査時】
・身分証明書(免許証など顔写真付きのもの)
・会社謄本(履歴事項全部証明書)※コピー可
・決算書(直近2期分)
・売掛先への請求書
・成因資料(契約書、発注書など)
・入出金の通帳・当座勘定表(当座を持っている場合)
・小切手帳・手形帳(当座を持っている場合)
・納税証明書【契約時】
・印鑑証明
・会社謄本(履歴事項全部証明書2通)
・社判・実印
オンライン契約
Webサイト https://sankyo-fs.jp/

三共サービスは、元行員やノンバンク社員といった金融業界に詳しい経験豊富なスタッフが在籍しており、経営状況に合わせたサポートを得意とするファクタリング会社です。

必要書類は郵送での手続きが可能で、顧客の状況に合わせた臨機応変な対応を行っています。
ノンリコース契約のため、売掛先が倒産した場合でも支払い義務はなく安心して利用できます。

介護報酬債権の買取のファクタリングにも対応しているなど、幅広いサービスを提供している会社です。

公式サイトを見る

マネーフォワード アーリーペイメント

出典:ファクタリングサービスならマネーフォワードのアーリーペイメント

入金スピード 最短2営業日
買取手数料 初回:2~10%
2回目以降:1~10%
買取可能上限額 50万円~数億円
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 ・決算書一式(2期分)
・直近の残高試算表
・買取希望債権の証憑
・入出金明細 (直近6ヶ月分)
オンライン契約
Webサイト https://mfkessai.co.jp/ep/top

マネーフォワード アーリーペイメントは、東証プライム上場のマネーフォワードグループ企業による運営のファクタリングサービスです。

買取手数料は1.0%〜10.0%と業界最低水準で、安いコストで資金調達できます
発注時点での買取にも対応しているため、案件受注から入金まで長い期間が開くような案件の場合での利用がおすすめです。

資金調達可能額は数億円と、高額利用を考えている企業様におすすめのサービスとなっています。

公式サイトを見る

株式会社ウィット

出典:株式会社ウィット 

入金スピード 最短2時間
買取手数料 要問い合わせ
買取可能上限額 20~500万円
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 要問い合わせ
オンライン契約
Webサイト https://witservice.co.jp/

株式会社ウィットは、ファクタリングとコンサルティングの2つの事業を行い、経営者が直面する課題を解決に導く企業です。

問い合わせから相談、審査までスピード対応を行い、最短2時間での資金調達が可能となっています。

500万円以下の小口専用のサービスで、少額利用は受け付けないような他社サービスで断られてしまった場合でも柔軟に対応してくれるでしょう。

24時間365日オンライン受付を行っているため、すぐに資金が必要な場合は一度お問い合わせください。

公式サイトを見る

MSFJ

出典:MSFJ株式会社

入金スピード 最短1時間
買取手数料 クイックファクタリング:3.8~9.8%
プレミアムファクタリング:1.8~6.8%
個人事業主様専用ファクタリング:3.8~9.8%
買取可能上限額 10~5,000万円
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 要問い合わせ
オンライン契約
Webサイト https://msfj.co.jp/

MSFJは、最短1時間で資金調達可能なファクタリングサービスです。

オンライン対応のスピード審査で素早く資金調達できるだけでなく、クラウドサイン導入により簡素な手続きを実現しています。

1時間で現金化できる秘訣は、法人・個人事業主など事業形態に合わせたファクタリングを用意していることで、専門サービスの提供により審査スピードの向上を図っています。

売掛債権の下限は10万円から対応可能で、上限は5,000万円と少額も高額も柔軟に対応可能なサービスです。

公式サイトを見る

株式会社No.1

出典:株式会社No.1

入金スピード 最短即日
買取手数料 2社間ファクタリング:5~15%
3社間ファクタリング:1~5%
買取可能上限額 50万円~5,000万円
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 ・通帳コピー
・決算書(直近のもの)
・請求書・発注書・納品書
オンライン契約 -(来店不要・全国対応可)
Webサイト https://no1service.co.jp/

株式会社No.1は、売掛債権買取のファクタリングや、診療報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングなどさまざまなサービスを提供している企業です。

スピード審査・スピード振込で最短即日での現金化が可能ですが、3社間ファクタリングなら1〜5%という手数料の安さでコストを抑えて資金調達ができます。

買取金額は50万円〜5,000万円まで対応しており、少額でも利用できる点も魅力の一つです。

初めてのファクタリングの場合でも、丁寧なサポートで資金繰りに関するアドバイスを受けられます。

公式サイトを見る

PAYTODAY(ペイトゥディ)

出典:AIファクタリングのPayToday

入金スピード 最短30分
買取手数料 1〜9.5%
買取可能上限額 10万〜上限なし
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 ・直近の決算書一式
・通帳コピーなど
・買取を希望する請求書
・代表者の本人確認書類
オンライン契約
Webサイト https://paytoday.jp/

PAYTODAY(ペイトゥディ)は、AI審査を導入しており、最短30分で売掛債権の現金化が叶うファクタリングサービスです。

⾯談不要・オンライン完結で契約可能なため、忙しい業務の中でもスピーディーに資金調達ができます。

最⼤90⽇後の請求書買取に対応しているため、入金までの期間が長く資金繰りに苦労している場合におすすめのサービスです。

手数料率は1〜9.5%と、数あるファクタリングサービスの中でもトップクラスに安いため、少しでもコストを抑えたい場合にもおすすめです。

\2社間ファクタリングに特化!/

PAYTODAYに問い合わせる

えんなび

出典:ファクタリングの「えんナビ」 最短1日で資金調達!

入金スピード 最短1日(翌日)
買取手数料 要問い合わせ
買取可能上限額 50~5,000万円
2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
必要書類 要問い合わせ
オンライン契約
Webサイト https://ennavi.tokyo/

えんナビは、土日祝含む24時間365日対応で最短1日でスピーディーに資金調達ができるファクタリングサービスです。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方に対応しており、自社の求めるものに合わせて最適な契約方式で利用できます。
ノンリコース契約のため、売掛先の倒産リスクにおびえる必要もありません。

地方の法人様でもスタッフの出張や、電話・メールなどで契約可能なため、東京に行くことなく契約できます。

公式サイトを見る

法人がファクタリング会社を選ぶ際のポイント

法人がファクタリング会社を選ぶ際は、以下に挙げた7つのポイントを意識しましょう。

  1. 入金スピードは速さで選ぶ
  2. 手数料が安い業者を選ぶ
  3. オンライン完結できるかを確認する
  4. 相見積もりを取る
  5. 償還請求権の有無を確認する
  6. 信頼性や豊富な取引実績があるかを確認する
  7. 利用可能額の上限を確認する

入金スピードは速さで選ぶ

入金スピードは、速さ重視で選びましょう。

ファクタリングを利用する目的は、急に資金が必要になった場合や、請求書の支払期日よりも早く資金調達しなければいけない場合が多いです。

そのため、入金スピードが遅いファクタリングは利用するメリットが半減してしまいます。

入金スピードを少しでも速くしたいと考えている場合は、オンラインで完結するかという点を確認しましょう。

オンラインで契約できて必要書類の提出もオンラインで完了する場合は、即日で資金調達できる場合があります。

近年は審査にAIを導入している業者も増えており、最短1時間未満で入金まで完了するようなサービスもあります。

選ぶ際は、入金スピードが速いかどうかという点を確認しましょう。

手数料が安い業者を選ぶ

手数料の安さで選ぶことも重要なポイントです。

基本的に手数料は、以下の要素で決まります。

  • 売掛債権の金額
  • 契約方式
  • 売掛先の信用力
  • 過去の取引履歴など

ファクタリングの手数料は業者によって異なり、3%〜18%前後が相場ですが、中には20%以上の法外な手数料を取る業者もいるため注意してください。

金額が安ければ手数料の差はそこまで大きくなりませんが、もし5,000万円の売掛金を買い取りしてもらう場合は、手数料5%と15%では500万円もの差が生まれます。

コストを抑えて利用したい場合は、手数料が安い業者を選びましょう。

オンライン完結できるかを確認する

オンライン完結できるかの確認も必ず行いましょう。

オンラインで契約できるファクタリングには、以下のメリットがあります。

  • 入金スピードが速い傾向にある
  • 書類の郵送の手間がなく、郵送費を削減できる
  • 対面での面談が必要なく、手間と時間がかからない
  • 手数料が安い傾向にある

基本的にオンライン完結での契約をアピールしている業者は、入金スピードが速く、手数料も安い傾向にあります。手数料が安い理由は、店舗を必要とせずその店舗で働く従業員も必要なくなり、賃料と人件費が抑えられてその分手数料を安くできると考えられます。

このように多くのメリットがあるため、オンライン完結のファクタリングかどうか確認しましょう。

相見積もりを取る

相見積もりを取ることによって、より良い条件のファクタリング会社を選べます。

ファクタリング会社は、100社以上存在すると言われています。その中から自社に最適なファクタリング会社を1社目で見つけるのは容易ではありません。

相見積もりを取って、数社の手数料や入金速度などを比較することで、少しでも安く利用できるでしょう。

相見積もりは、悪質な業者を回避するためにも有効です。

償還請求権の有無を確認する

償還請求権の有無の確認は必須です。

償還請求権付きの契約はリコースファクタリングと呼ばれ、万が一売掛先の倒産などによって売掛金の回収が困難になった場合に、買い戻す義務が発生します。

償還請求権がある契約は、法律上は「貸付け」になるため、金融機関や貸金業者でなければ取り扱いできません。

銀行や貸金業者登録を行っていない業者のファクタリングで償還請求権付き契約となっている場合は、違法業者である可能性が高いため注意しましょう。

基本的には、ノンリコース契約の業者を選んでおけば問題ありません。倒産リスクにも備えられるメリットもあります。

信頼性や豊富な取引実績があるかを確認する

信頼性や豊富な取引実績の有無も重要なポイントです。

ファクタリング会社は、違法業者や悪徳業者が存在し、金融庁から「ヤミ金融業者に注意してください」という旨の発信もされているほどです。

参照:ファクタリングの利用に関する注意喚起|金融庁

ファクタリング会社を装って高金利の貸付けを行う業者がいるため、手数料として多額の資金を支払ってしまうと、かえって資金繰りを悪化させることにつながる恐れがあります。

そういった悪質な業者に騙されないように取引実績や口コミなどを確認して信頼できる業者か判断しましょう。

利用可能額の上限を確認する

法人の場合、売掛債権の金額が大きくなるケースも考えられるため、利用可能額の上限を確認しておくことが大切です。

ファクタリング会社によって利用可能額の上限は異なり、数億円規模にも対応している業者も存在します。

数百万円までの小口専門のサービスもあるため、大口の売掛債権の売却を検討している場合は注意しましょう。

事前に上限金額を確認し、目的に合ったファクタリング会社を選べるように準備することが重要です。

ファクタリングを法人が利用するメリット

 

ファクタリングを法人が利用するメリットはさまざまありますが、主に以下の6つが挙げられます。

  1. 業績が悪くても資金調達できる
  2. 最短即日で資金調達できる
  3. 売掛先の倒産リスクを防止できる
  4. 売掛先に知られずに資金調達できる
  5. 資金繰りを改善できる
  6. 事業発展がしやすい

業績が悪くても資金調達できる

ファクタリングは融資とは違うため、業績が悪くても資金調達できる点がメリットです。

融資では自社の財務状況を見て審査を行いますが、ファクタリングは自社の財務状況は審査項目に含まず、売掛先の信用力を見て審査します。

ファクタリング会社が重要視するのは、売掛金を回収できるかという点であり、自社の財務状況は関係ないためです。

そのため、赤字決算などを理由に審査を断られてしまった場合でも、ファクタリングなら資金調達ができる可能性があります。

最短即日で資金調達できる

ファクタリングは最短即日で資金調達できます。

中には、AIの審査を導入し、数時間から数十分で入金まで完了するようなスピード重視のファクタリング会社もあります。

通常、売掛金の入金は数週間から数ヶ月待つことになり、資金繰りが上手くいってない場合は運転資金が不足するという事態も起こりえます。

銀行融資は、審査の際に必要書類が多く手続きがやや煩雑な面があり、入金までのスピードも数週間ほどかかるため急を要する資金調達には向いていません。

ファクタリングは最短即日で売掛金を現金化できるため、資金ショートを回避できる点が利用するメリットの一つです。

売掛先の倒産リスクを防止できる

ファクタリングを利用すれば、売掛先が倒産して売掛金を回収できないといったリスクを防止できます。

もし売掛金の回収前に売掛先が倒産してしまえば、支払いがされず資金を回収できなくなる恐れがあります。

ノンリコース契約のファクタリングなら、売掛先が倒産してもその責任を利用者が負う必要はありません。

売掛金の未回収リスクを防止したいなら、ファクタリングを利用しましょう。

売掛先に知られずに資金調達できる

2社間ファクタリングの契約なら、売掛先に知られずに資金調達できます。

2社間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社の2社で契約する方式のことで、売掛先への通知や登記がありません。

ファクタリングを利用することが売掛先に知られると、資金難に陥っていると思われるなどその後の取引に影響を及ぼす恐れがあります。

取引先に資金面で困っていることを知られたくない場合は、2社間ファクタリングができる業者を選びましょう。

資金繰りを改善できる

ファクタリングを利用することによって、資金繰りを改善できます。

通常、支払いまで1ヶ月〜数ヶ月以上かかるような売掛債権でも、ファクタリングを利用すれば最短即日で現金化できるようになるため、キャッシュフローの改善が可能です。

また、融資とは違って賃借対照表で借入金を増やさずに済むことから、財務内容を悪化させずに資金調達ができるという点でもメリットとなります。

事業発展がしやすい

売掛債権を早期に現金化させることで、事業発展のために投資していきやすいというメリットもあります。

ファクタリングで資金調達ができれば、本来売掛債権のままではできなかったことができるようになります。事業発展の好機に設備投資や仕入れをして、事業規模を拡大させられるでしょう。

手持ちの資金を増やしておけば、事業発展もしやすくなります。

ファクタリングを法人が利用するデメリット

ファクタリングには、メリットだけではなくデメリットもあります。法人が利用する際のデメリットは以下の5点です。

  1. 融資と比較して手数料が高い
  2. 売掛金の範囲内でしか資金調達できない
  3. 売掛先の信用度が審査基準になる
  4. 長期的な資金獲得の手段には向いていない
  5. 銀行融資に影響を及ぼす恐れがある

融資と比較して手数料が高い

融資を利用する際の金利と比較すると、ファクタリングは手数料が高いです。

ファクタリングは利用時に手数料がかかり、額面金額から買取手数料を差し引いて支払います。

緊急時の資金調達方法として利用する使い方が一般的で、長期的に利用し続けると利益が目減りしていってしまいます。

資金繰りを悪化させる原因になる可能性もあるため、計画的に利用しましょう。

売掛金の範囲内でしか資金調達できない

ファクタリングは売掛債権を売却して早期に現金化させる資金調達方法のため、売掛金の範囲内でしか資金調達できません。

売掛金を超える資金が必要な場合は、融資やクラウドファンディングなどの方法での資金調達を検討する必要があります。

売掛先の信用度が審査基準になる

ファクタリングの審査基準は売掛先の信用度のため、売掛先次第では審査に落ちる可能性もあります。

売掛先に信用度がないと判断されれば、ファクタリング会社は未回収リスクを回避するために契約も見送られるでしょう。

長期的な資金獲得の手段には向いていない

ファクタリングは、長期的な資金獲得の手段には向いていません。

あくまでも、売掛債権を買い取ってもらい、予定より早く売掛金を現金化するための手段です。設備投資など長期にわたって返済する必要がある際の資金調達としては不向きです。

銀行融資に影響を及ぼす恐れがある

ファクタリングは融資ではないため、基本的に銀行融資に影響を及ぼすこともありません。しかし、銀行や貸金業者によるファクタリングでは、融資に悪影響になる可能性があります。

銀行や貸金業者のファクタリングサービスの場合、「貸付け(売掛債権担保融資)」として扱われることがあり、信用情報に登録されて銀行に情報が共有される場合があるため注意が必要です。

法人がファクタリングを利用する場合の審査項目

最後に、法人がファクタリングを利用する場合の審査項目についてご紹介します。
ファクタリングを利用する際は、主に以下の4点で審査されます。

  1. 法人設立日
  2. 売掛先の信用力
  3. 売掛債権の有無
  4. 売掛債権の支払期日

法人設立日

法人設立日を審査項目に含んでいるファクタリング会社の場合、設立から日が浅い場合は審査に通らない可能性があります。

業者によっては、立ち上げ直後でも利用できるサービスを提供していることもあるため、各社のホームページを確認したり直接問い合わせするなどして確認しましょう。

売掛先の信用力

売掛先の信用力は、ファクタリングの審査項目の中で最も重要な部分です。

ファクタリング会社は売掛金を回収できるかという点を重視して審査を行います。
大手企業や上場企業は信用度が高く審査を通りやすいですが、そうでない売掛先では信用度が落ちてしまいます。

資金繰りなどから支払い能力を直接確認されるわけではありません。

しかし、帝国データバンクや東京商工リサーチといったデータベースで与信調査をリサーチして判断されるケースが多いです。

売掛債権の有無

売掛債権の有無も審査項目となります。

売掛債権がなければ、買い取りはできません。加えて、架空の売掛債権であった場合は詐欺行為とみなされます。

売掛債権が実在するものか、取引自体が発生しているものかなどを証明できなければ審査には通らないでしょう。

また、一度ファクタリングした売掛債権を、他のファクタリング会社で再度使用するのは二重譲渡となるため注意が必要です。

売掛債権の支払期日

売掛債権の支払期日が長いと審査に通りにくく、短いほど通りやすくなります。

回収サイトが長い売掛債権は、ファクタリング会社としては未回収リスクが高くなるため、支払期日までの期間が短い売掛債権を買取する傾向にあります。

支払期日が90日を超えるような売掛債権は、売却が難しいことは把握しておきましょう。

まとめ:法人向けのファクタリングを有効活用して資金調達しよう

ファクタリングは急を要する資金調達方法として優秀ですが、メリットだけではなくデメリットも存在することには注意しましょう。

特に、ヤミ金融業者など悪質なファクタリング業者に引っかからないように、慎重に業者選びを行う必要があります。

また、個人事業主向けのサービスもあるので、対象事業者を確認することも重要です。

法人向けのファクタリングを有効活用し、上手に資金調達しましょう。