ベンチャー/スタートアップ転職におすすめの転職エージェント12選

カテゴリ別のおすすめ転職エージェントランキング

ベンチャー企業やスタートアップへの転職の場合、特に転職エージェントを利用することをおすすめします。

その理由は、まだ知名度は低いけど今後大きく成長する可能性のあるベンチャーやスタートアップといった企業を自力で見つけるのは難しいからです。

また、資金的に余裕のないベンチャー企業は、掲載するだけで費用がかかり、採用できないリスクのある求人サイトではなく、多少高くても確実に採用できる人材紹介(転職エージェント)を利用する可能性が高いからです。

エージェント サイト 求人数 非公開求人数 対象エリア 対象年齢層 対象年収 対象職種 対象業界 スカウト 直接面談 履歴書添削 面接対策 面談日程調整 給与交渉
1位 doda 71,559 35,646 全国 20~40代 全年収クラス対応 営業
販売・サービス
企画・管理職、事務
小売・外食
IT・通信関連
メディア
金融
2位 リクルート
エージェント
107,818 137,991 全国 20~50代 全年収クラス対応 営業
ITエンジニア
事務
電気・機械・科学エンジニア
IT・通信関連
医薬
機械・輸送機器
※全業種実績有
3位 JAC
リクルートメント
8,923 13,385 全国 30~40代 年収600万円以上 技術系
営業
管理部門
ITエンジニア
IT・通信関連
ヘルスケア
4位 マイナビ
エージェント
22,557 90,228 全国 20~30代 全年収クラス対応 営業
企画・管理職
販売・サービス
電気・機械・科学エンジニア
サービス業
メーカー
IT・通信関連
流通・小売
5位 ビズリーチ 148,323 非公開 全国 20~50代 年収600万円以上 不明 不明
6位 ランスタッド 8,000 6,400 グローバル 20~50代 年収400万円以上 ITエンジニア
営業
事務・管理職
ヘルスケア
マーケティング・企画
不明
7位 キャリア
カーバー
75,256 非公開 全国 30~50代 年収800万円以上 不明 不明
8位 type転職
エージェント
8,400 13,300 全国 20~30代 全年収クラス対応 営業
ITエンジニア
企画・管理職
販売・サービス
IT・通信関連
販売・サービス
メーカー
金融
9位 ハタラクティブ 非公開 非公開 関東、大阪、名古屋、福岡、その他 20代 全年収クラス対応 ITエンジニア
接客・販売
営業
製造エンジニア
メーカー
人材紹介・派遣、IT・通信関連
理容・美容
10位 DYM就職 非公開 非公開 全国 10~20代 ニート・フリーターでもOK 不明 不明
11位 ワークポート 26,500 18,550 全国 20~30代 全年収クラス対応 不明 不明
12位 パソナ
キャリア
35,089 非公開 全国 30~60代 全年収クラス対応 技術系
営業
管理部門
ITエンジニア
IT・通信関連
医療関連
流通・小売、電気・電子半導体

今でこそ転職先として人気を集めるベンチャー企業ですが、無数にあるベンチャーの中から、優良な企業と巡り合うのは簡単ではありません。中には設立間もないがゆえに、普通の探し方ではたどり着けない企業もあります。

そんなベンチャー企業への転職を成功させるには、やはり転職エージェントの存在は欠かせません。また、転職エージェントの中でもベンチャー企業への転職に強みを持つ企業とそうでない企業が存在します。

本記事では、ベンチャー転職を成功させるために、どんな転職エージェントが適しているのか、またその見極め方と、そもそもベンチャー企業への転職のメリットとデメリットをご紹介します。

ベンチャーに強いエージェントの見極め方

ベンチャー企業に強い転職エージェントとはどういう特徴があるのか?またそれはどのように見極めるのかをご紹介します。

経営者と直接つながっているか?

お金も人も少ないベンチャー企業にとっては、優秀な人材の確保は何よりも重要な経営課題です。またその採用の成否を左右するといっても過言ではないのが、転職エージェントの存在です。

ベンチャー企業では、人数が少なく、人事機能が確立していないことも多いので、社長自らがエージェントとコミュニケーションをとって採用活動を進めることが多くあります。

つまり、その企業から信頼されているエージェントといのは、社長と直接のパイプを持っていることは珍しくありません。逆にいうと、ベンチャーの経営層と直接コミュニケーションをとることができないエージェントというのは、あまり信頼されていない可能性が高いのです。

経営者と直接つながっているエージェントであれば、

  • 経営者との直接面談の機会が得やすくなる
  • 信頼するエージェントが紹介した転職者であれば経営者のモチベーションも高い
  • 経営者の考え方やパーソナリティなどの情報も事前にもらえる
  • 給与交渉なども経営者と直接行えるので、希望が通りやすい

などのメリットがあります

見極め方はシンプルで、その企業の社長がどんな人なのかを質問したときに、ありきたりな回答しかない場合はあまり深い関係とは言えません。逆に、社長の以外な一面や、具体的なエピソードなどが出てくる場合は関係性が深いと判断してよいでしょう。

スタートアップまでカバーしているか?

ベンチャー企業といっても、数人規模から数百人規模まで様々あります。

規模が大きくなればなるほど、その企業の求人というのは希少性が薄くなり、どのエージェントでも取り扱うようになるのですが、スタートアップと言われる数人から数十人規模で、設立間もなく、規模の小さい会社となると、転職エージェントとしてもその企業を発見することが難しく、求人の希少性が高まります。

重要なのは、規模の小さいスタートアップ企業の求人まで多く取り揃えている転職エージェントを利用することです。

規模が小さいからよいというわけではないのですが、逆に規模が大きいからよいということもなく、小規模でも優秀な経営者が将来性のある事業を運営している企業はたくさんあります。

重要なのは、規模に関係なく、

  • 今後大きく成長する優良な企業と出会うこと
  • 自分に合った企業と出会うこと
  • それらの企業の求人に一つでも多く触れて選択肢の幅を広げること

がベンチャー転職成功の秘訣です。そのためには、見つけにくいスタートアップまできちんと網羅しているエージェントを利用することは重要です。

見極め方として、エージェントに登録して紹介される求人表を比較すると、どこも同じ企業の同じ案件を案内してくることが多いのですが、あえてスタートアップの企業をリクエストしたときに、他のエージェントとかぶらない案件をどれだけ紹介してくれるかで、スタートアップへのコネクションがあるのかを確認できます。

その企業の内情を把握しているか?

転職エージェントを利用すると、各企業ごとの求人表という、企業の概要や募集する求人の詳細が記載された情報をもらうことになります。

これには転職する上で必要最低限の情報が記載されているのですが、これだけで企業を判断するというのはあまり現実的ではありません。

転職エージェントを利用する大きな理由として、この求人表には記載されていない情報(企業の内部情報や、公にはできない機密情報、またエージェント自身がその企業の中で経営者や従業員と接したり、社内を見ることで分かる雰囲気といった訂正的な情報)がどれだけ得れるかというのがポイントです。

エージェントに「この会社はどんな会社ですか?」、「この企業の経営者はどんな方ですか?」という質問をしたときに、求人表に書いてあることを読み上げるだけだったり、経営者の年齢やネット検索で得れる情報しかもらえない場合は、その企業の内情を把握しているとは言えません。

また、仮に情報を持っていても、企業にとって都合のよい情報しか出してくれず、ネガティブな情報は教えてくれないケースもあります。

ベンチャー企業も経営者も、よい面と悪い面は半々です。良い面しかないということはあり得ません。

選ぶべきエージェントというのは、企業の内情を深く把握していて、それらを客観的な視点でポジティブ面も、ネガティブ面も教えてくれます。

ベンチャーへ転職するメリット

ベンチャー企業への転職を考えているということは、すでにベンチャーへの魅力を感じていると思いますが、スタートアップから100名強まで様々なベンチャー企業での勤務経験がある筆者の目線でそのメリットをご紹介します。

キャリアアップが早い

ベンチャー企業の傾向として、従業員の年齢が若いことが挙げられます。20代が多くて30代となるとベテランの域に達することも珍しくありません。

これが大手になると、30代でもまだまだ若手。40代で中堅となり、50代でやっと幹部ということになります。

この違いは大きく、ベンチャーであれば20代で課長、20代後半では部長クラス。30代前半で執行役員クラスまで上り詰めることも決して珍しいことではありません。

どんな会社であっても、管理職として部下を率いた経験というのは人材の市場価値として高くなります。また、部署やプロジェクトを任されるということは、それに見合った大きな取引や売り上げを作り出すことになりますので、年間数千万円~億単位の事業を担ったとなればさらに評価は上がります。

この評価は、もし次にまた転職することになったときに大きなアドバンテージとなります。若さ経験を兼ね備えた人材というのは希少であり、その実績を積むにはベンチャーは非常に有利な環境と言えます。

幅広いスキルが身につく

ベンチャー企業の特徴として、少人数であることから、大手企業であれば一人一役のところが、ベンチャーでは一人二役・三役をこなすことも少なくありません。当然やってる最中は大変ですが、これによって幅広いスキルを身に着けることになります。

例えば、営業をしながら、マーケティングもやって、商品開発も同時に担うというケースもあります。

このメリットは、例えば一人一役の大手企業であれば、一役を一人前にこなすようになるまで3年とすると、3役を極めるまでに9年かかりますが、同時並行で3役こなすベンチャーでは3年で複数のスキルを身に着けることが可能になります。

その結果どうなるかというと、例えば3役を経験する中で自分の興味や、強みが発揮できるのがマーケティングだと気づいた場合に、ベンチャーであれば4年目からはマーケティングに集中することで自分にあった働き方をさらに極めることができます。

もしくは、さらに4役5役と幅を広げて、どんな職種でもこなせるマルチ人材になることもできますし、幅広い経験を武器に、より高い役職に挑戦する機会も格段に増えます。

現時点で特に自分の強みがない、また何をしたいかが定まっていないという方は、ベンチャー企業のこのような環境で、まずは自分のできることの幅をとにかく広げることで、自分自身のキャリアの方向性やチャンスの可能性を広げることができると思います。

ストックオプション(SO)

経験やキャリアに関するメリットをご紹介してきましたが、ベンチャーの最大の魅力と言っても過言ではないのが、このストックオプションです。

ストックオプションとは、自分の会社の株をあらかじめ定められた金額で購入できる権利のことです。ストックオプションを一から説明するとかなり長くなるので、メリット部分だけを簡単に説明します。

まだ株式上場前のベンチャーに入社して、ストックオプションの権利をもらえるとします。その後何年かして会社が上場した場合、ストックオプションの権利を行使すると、付与されたストックオプションの数にもよりますが、数百万円~数千万円、時には億に達する金額分の株式を取得することができます。

もちろん、上場しているのでこの株式は売却することが可能ですので、その時の株価で1000万円分の株式を売却すれば、実際の現金1000万円を手にすることが可能です(正確には、株式の売却で得た収入には20%程度の税金が発生するので、800万円程度が手元に残ることになります)。

どらくらいのストックオプションをもらえるかというのは、どれくらい早期にその会社に入社しているかや、役職のレベルによっても異なることが多いようですが、ベンチャー企業へ転職する人の中には、ストックオプションを目的として転職する人もいます。例えば、入社してストックオプションをもらい、3年後に見事会社が上場した場合、3年間で給与や賞与として得た収入以上に、ストックオプションからの収入を得るということも決して珍しくはありません。

また、管理職や役員としてベンチャーに転職する場合は、入社の段階で給与交渉とは別にストックオプションがそれくらいもらえるかということも交渉内容に含まれる場合もあります。

ベンチャー転職のデメリット

ベンチャー企業へ転職するメリットをご紹介してきましたが、当然メリットだけではなくデメリットも存在します。

メリットとデメリット、双方をきちんと理解した上での転職をおすすめします。

給与が安い

ベンチャー企業の場合、大手と比較すると給与は低くなりがちです。その理由としては、

  • まだ企業として売り上げや利益が少なく、単純に人件費に避けるお金が少ない
  • 赤字経営の場合が多く、事業が黒字化するまでは節約が必要
  • 会社としてキャッシュ(現預金)が少ないので、何かのきっかけで事業がうまくいかなくなった時のために、固定費を低く抑える必要がある

シンプルに言えば、そんなにお金がないので、高年収は期待できないことが多いということです。

また、ベンチャーの特徴として、評価制度が整っていないというケースも多くあります。具体的に「どれくらいの成果を上げたら、どれくらい給与が上がる」という明確な基準がないのです。

その結果、自分自身は高い成果を上げたので、給与が大きく上がると思っていても、それほど給与が上がらなかったというケースもあり得ます(要するに、創業社長をはじめとする経営幹部のさじ加減で決決まることがほとんどです)。

また、能力が認められて役職が上がった場合でも、その役職に対する報酬が定まっていない場合は、給与は据え置き、もしくは微々たる昇給というケースもあり得ます。

会社が成長して、売り上げや利益が大きくなれば、当然給与が上がっていくことは期待できますし、評価基準が整ってくるとどれくらいの成果を出したらどれくらい給与が上がるということが明確になっていくと思います。

ベンチャーの特徴としては、このように給与面が少し低い代わりに、前述したストックオプションや、キャリアアップの速さなどのメリットがあると考えるとよいかもしれません。

経営者との相性が重要

社員数が数十人~100名規模の会社であれば、大手とは異なり、経営層や社長との距離も近くなります。

日々会議などで直接会話することもありますし、社員の頑張りや、失敗などを経営層は直接目にすることになりますし、社員全員の評価を社長が最終決定するというケースも珍しくありません。

これがポジティブに働く場合もあるのですが、経営層や社長との相性が悪いと、あまり評価されないというケースもあります。

時には、それほど成果を出していない社員であっても、社長に気に入られているから高い評価や、様々なチャンスが巡ってくる場合もあれば、相性が悪く、社長に嫌われてしまうと不遇の目にあうことも起こりえます(大企業でもありますけどね)。

これは相性の問題もありますし、経営者がフェアな考え方で、きちんと成果や努力を認めてくれる場合は、距離の近さがポジティブに働きますが、そうでない場合は、社長の好き嫌いのみで判断されてしまう場合もあります。

会社が成長しないケースも

ベンチャー企業の場合、現状維持という選択肢はほぼ無く、会社が成長して当たり前ですし、もし成長できない場合は、最悪倒産というケースもあり得ます。

会社が成長できないと、下記含め、様々な悪循環が生じます。

  • 売上/利益が伸びず、経営状態が悪いままなので給与が上がらない、もしくは下がる
  • お金が無いので人を増やすことができず、忙しいのに人が増やせない
  • 人が増えないと、役職者の枠が増えないのでキャリアアップができない
  • 会社に見切りをつけた社員達が退職していく
  • 社内の雰囲気が悪くなったり、全体的にやる気がなくなる(モチベーション低下)

一定規模までは成長したベンチャーの成長がとまってしまうケースなどはよくあるパターンですが、こうなると社員としても将来が見えなくなってストレスがたまったり、前述したストックオプションやキャリアアップというベンチャー特有のメリットもなくなる。

残るのは忙しい日々と安い給料のみという最悪のケースもあり得ます。

こうなってしまうと、解決策としてはまた別の会社に転職することしか解決策がなくなります。

 

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