どうも。フリーランスエンジニアのYutoです。
さて、僕は社会人になってからプログラミングを学び、エンジニアになった遅咲きエンジニアなんですが、今はフリーランスエンジニアとして働いています。
独立してからは収入は会社員時代から数倍以上になり、一方働く時間は圧倒的に減りました。独立当時は不安もかなり大きかったですが、今となっては、独立した当時の自分の決断を本当に褒めたいです。
さて、僕も当時気になっていたことは、「フリーランスエンジニアの現実ってどうなの?」「そもそもIT業界の実態ってどんな感じ?」ということでした。
そこで本記事では、IT業界やフリーランスエンジニアの実態や現実について、現役フリーランスの僕が解説をしていきます。
少しボリュームが多いです。ですが、フリーランスエンジニアのリアルな実態について書いています。
独立を検討されているなら、ぜひ一度目を通してみてください。
Contents
フリーランスエンジニアの実態(現実)について
まずはフリーランスエンジニアの実態について、IT業界の現実も交えながら、解説していきます。
業界は”仕事余り”の状態
まずは以下をご覧ください。
上記は2030年までの「IT人材の不足」に関するデータです。これを見ると、
- 2018年時点:約22万人の不足
このように、2018年時点で、すでにIT人材が不足しているのが、業界の実態なんですよね。
つまり、業界はとにかく人手不足で、仕事余りの状態ということです。
ITの需要はうなぎ上り。一方人材は不足中
上記の通りでして、
- ITの案件→増加中↗️
- ITの人材→減少中↘️
IT業界は、今こういう状態なんですよね。
時代が味方し、能力が高くなくても仕事を見つけやすい
そのため、今はエンジニアやプログラマーの実務経験が1〜2年くらいあれば、独立して仕事を請けることは十分可能となっています。
例えば僕の場合、未経験からプログラミングを学んで、そのままフリーランスになったんですよね。友人の会社の仕事を請けてスキルアップしていき、段々と単価を上げていきました。
こんな僕ですら、独立して生きていけています。普通に実務経験が2年くらいあれば、今の市況感なら、独立して食べていくことは十分可能なんですよね。
仕事の見つけ方
フリーランスエンジニアの仕事の見つけ方はいくつかありますが、結論、一番簡単で、誰でもできるのはフリーランスエンジニア専門エージェントを活用する方法ですね。
フリーランス専門エージェントとは?
図解すると、上記の通りです。一言で言えば、エージェントは「営業代行」です。あなたの代わりに企業に営業をかけ、仕事を取ってきてくれるのがエージェントなんですよね。
エージェントの儲けの仕組み
エージェントのビジネスモデルは「手数料」です。
例えば、あなたが仕事の紹介を請け、実際に仕事をしたとします。仕事をしたら報酬が入りますが、この報酬の約10〜15%くらいが手数料となり、エージェントの取り分になるんですよね。
そのため、エージェントの利用は無料ですることができます。実際に仕事を請けてから、取り分の一部をエージェントに渡すだけなので、損することがない仕組みなんですよね。
エージェントに手数料を払っても超高給!
ここで「10〜15%って、そこそこ取り分多くない??」と思うかもしれませんが、結論、圧倒的にお得です。
というのも、手数料を引かれたとしても、月収60万円以上くらいは現実的に稼げてしまうからです。
上記は「フリーランスエンジニアの月単価」のデータです。
約7割以上の人は、なんと月収60万円以上稼いでいるのが実態なんですよね。手数料を引かれたとしても、これだけの収入になります。
会社員の方が搾取されている現実
フリーランスエンジニアの立場から言うと、搾取されているのは明らかに「会社員」なんですよね。
サラリーマンエンジニアだと、20代であれば月収20万円台の人がほとんどですよね。
それでも、フリーランスエンジニアになれば、上記の通り、約7割の人は月収60万円以上は稼げてしまうんですよね。月収40万円以上であれば、ほぼ全員です。
例えば、僕の知人にも多くの20代フリーランスエンジニアがいます。彼らの大半は月収60万円以上、特にWeb系の20代フリーランスエンジニアは、中には年収1,000万円を超えている人もいるほどなんですよね。
それもこれも、前述通り「IT業界が人手不足だから」です。
本当に稼ぎやすいので、収入が少なくて悩んでいるエンジニアにとっては、今は独立する絶好のチャンスだと思いますね。
その他仕事の探し方に関して
一番メジャーな仕事の探し方はエージェントを活用する方法ですが、その他、仕事の探し方についてはフリーランスエンジニアの仕事の探し方【モテるエンジニアの秘訣とは】の記事を参考にどうぞ。
働き方
- 常駐型
- 非常駐型
フリーランスエンジニアには、大きく上記2つの働き方があります。
常駐型とは?
依頼元の企業に赴き、その企業内で働くスタイルです。案件数としては、後述する非常駐型と比べ、常駐型の方が圧倒的に多いですね。
この常駐型の働き方の場合、会社員とあまり変わらない働き方のスタイルになります。そしてこの場合、会社員と変わらない働き方をしながらも、収入を激増させることもできます。
例えば僕の友人に、会社員エンジニアとして月30万円台を稼いでいた30代前半のSEがいますが、彼は非常駐型のフリーランスエンジニアになっただけで、年収1,000万円を超えましたよ。
このように、働き方を会社員(雇用)からフリーランス(契約)に変えるだけで、実際やることはあまり変わらなくても、収入を激増させることができます。
非常駐型とは?
こちらはオフィスに通う必要のない働き方です。前述通り、案件数としては常駐型よりまだまだ少ないです。ですが、最近は非常駐型の案件が、特にWeb系案件で増えてきていますね。
実は僕は、現在この非常駐型で働いています。非常駐型だとオフィスに通う必要がないので、僕は自宅や近所のカフェから仕事をしています。控えめにいっても、圧倒的に働きやすいワークスタイルですよ。
こんな自由な働き方も、フリーランスエンジニアになることで、実現することができるんですよね。
独立しやすい地域
結論、東京含む関東圏が一番独立はしやすいです。
なぜなら、ITの仕事が東京に集中しているからです。
東京は案件豊富で、かつ高収入
ITの聖地は現時点では東京です。
東京に案件も集中していますし、月100万円を超えるような案件は、東京に存在しますね。
ですので、関東圏に住んでいるエンジニアは、必然的に独立はしやすいです。僕も東京に住んでいたので、それが独立の後押しをしたことは間違いないですね。
次点は大阪や名古屋
上記の通りで、次に独立しやすいのは大阪や名古屋ですね。最近は大阪や名古屋でも、案件紹介をしてくれるエージェントが徐々に増えてきているからです。
とはいえ、やはり東京と比較すると収入水準は下がります。具体的に言うと、東京と比較すると、だいたい月10万円くらい、単価が下がる印象ですね。
それでも、月収50万円以上くらいは実現できますから、これらの地域の方も、どんどん独立を検討すべきだと僕は思います。
また、最近は福岡も案件が増えてきています。独立しやすいエリアはだんだんと広がっていますから、以下のエージェントでぜひ自分の地域をチェックしてみてください。
フリーランスエンジニアになって良かったこと
ここからは、僕がフリーランスエンジニアになってよかったことを挙げていきます。
収入が激増した
上記の通りで、まず収入が圧倒的に増えたことがよかったですね。
冒頭の通り、僕の場合は、会社員当時と比較して、収入は数倍以上になりました。
これは僕が特別なのではなく、誰でも実現できます。実際僕のように、収入を激増させているエンジニアは本当に多いですよ。
なお、フリーランスエンジニアの具体的な報酬については、現役フリーランスエンジニアが単価の相場や平均年収を紹介【単価UPのコツも解説】で解説しています。こちらも参考にどうぞ。
休みが増えた
最近は週3〜4日くらいのペースで仕事をしています。そのため、休みは圧倒的に増えましたね。
休みが増えたので、例えば平日空いているときに、家族と外出することもできるようになりました。
会社員の時は土日休みでしたが、どこに行っても混雑していることが嫌でしたね。
その点今は平日も休めるので、控えめにいっても、幸福度がグッと上がりました。
1日あたり働く時間が少なくなった
また、1日あたり働く時間も減りましたね。
会社員の時は、毎日10時間以上労働をしていました。
でも今は、1日8時間働く日はほとんどなくなりましたね。
人生の時間は限られています。僕は人生=仕事と考えることはできないタイプだったので、時間にゆとりがあるいまの生活は、生きている実感を強く感じれるようになりました。
通勤する必要がなくなった
前述通り、僕は非常駐型で仕事をしています。そのため、オフィスに通勤する必要がなくなったことがよかったことですね。
会社員の時は、毎日満員電車に乗って東京へ通勤をしていました。ですが、東京の電車は本当にきついですよね。。思い出すだけで辛いです。。
通勤がなくなるだけでも、人生の幸福度は圧倒的に上がりました。
ストレスが激減した
収入が増え、休みが増え、働く時間や通勤が減ったことで、ストレスは激減しましたね。
会社員として働いていた時は、人間関係などでストレスを少なからず抱えていました。組織で生きることって、何かと周囲に気を使うことが多いですからね。。
その点フリーランスエンジニアであれば、仮に嫌な案件があったとしても、断って次に行く身軽さがあります。心のゆとりが圧倒的に違うので、独立して本当によかったと感じています。
スキルが身についたこと
会社員エンジニアだと仕事は選べないですが、フリーランスエンジニアであれば、自分が伸ばしたい領域の仕事を選んで請けることができます。
「このスキルを伸ばしたい」となったら、その案件を実際に請けることで、お金をもらいながらスキルアップしていけます。
これも、フリーランスエンジニアならではの良さだと思いますね。
将来の不安が消えた
これは予想外だったのですが、フリーランスになったことで、将来の不安は消えました。
収入が増えて貯金が増えたこともあるでしょうし、あとは何より、一人で生きていける自信がついたことが大きいですね。
エンジニアは本来手に職があるので、独立はしやすい仕事です。ですが、独立経験がないと、本当に自分が独立してやっていけるか、わからないと思うんですよね。
それでも、一度独立経験を積むと、「本当に個人で生きていけるんだ」という実感が湧きます。僕は実際に独立してからその実感を感じることができ、結果自信がつきましたね。
逆に独立して少し後悔していること
フリーランスエンジニアになって後悔していることはあまりないのが実態なのですが、独立して僕がデメリットに感じていることも挙げていきますね。
お金を借りづらくなった
これはデメリットと感じています。
日本の場合、公務員や大手企業の会社員が、一番お金が借りやすいです。なぜなら、信用があるからです。
一方、フリーランスや中小企業の社長は、お金を借りにくいんですよね。なぜなら、信用が低いからです。
フリーランスの信用の低さを一番顕著に感じるのは、家を借りる時ですね。
会社員の時は、家は簡単に借りられるものだと思っていました。ですがそれって、毎月の安定収入がある会社員だから、借りられていただけなんですよね。
毎月の収入が不安定とみなされるフリーランスや経営者の場合、日本では信用力が低いです。そのため、いくら収入が高くても、審査に通らないことは多かったんですよね。
幸い、僕の妻が会社員として働いているので審査の力になりますが、もし妻が仕事を辞めてしまうと、その点は少し不安ですね。
また、クレジットカードも独立すると作りづらくなるので、独立する前に作っておくことがオススメです。僕も独立前に作っておきましたが、絶対にやっておくべきことですね。
確定申告をしなければいけなくなった
会社員だと確定申告は会社が全部やってくれますが、フリーランスは自分で確定申告をする必要があります。これが最初は少し面倒でしたね。
とはいえ、慣れてくれば簡単にできるので、大変なのは最初だけでした。
確定申告するなら会計ソフトが手軽で簡単!
なぜなら、最近は確定申告を手軽に行うための「会計ソフト」があるからです。こういった会計ソフトを使えば、誰でも簡単に確定申告できるんですよね。
僕はfreeeという会計ソフトを使っています。初心者でも手軽に使えるソフトなので、はじめて独立を検討するエンジニアにピッタリだと思います。
その他フリーランスエンジニアになるメリット・デメリット
その他、フリーランスエンジニアのメリット・デメリットについては、フリーランスエンジニアのメリット・デメリットを現役フリーランスが語ってみたでも書いています。こちらも参考にどうぞ。
独立する前に不安に思っていたこと
独立の不安って、いくら調べて準備しても、やっぱり感じるものだと思います。僕も独立する時は、結局最後まで不安を取ることはできませんでした。
ですので、「僕が独立前に不安に感じていたこと」も、具体的に挙げていきますね。
独立して仕事が取れるか不安だった
一番不安だったのはやはりこれです。当時は人脈もそこまでなかったですし、「独立して本当に仕事が取れるのかな・・」という不安がありました。
ですが結論、不安は杞憂に終わりましたね。なぜなら前述通り、最近はIT業界は仕事余りの状態だったからです。
例えば、前述したフリーランスエンジニア専門エージェントを使えば、仕事を請けることができます。クラウドソーシングのクラウドワークスなどもありますし、仕事探しに困ることは、正直ほぼなかったですね。
しかも、人手不足の傾向は、今後2030年に向けてさらに顕著になると予想されます。なので今後しばらくも、仕事を取れない不安は感じることはないかと思います。
そもそもスキルがないと独立は厳しいんじゃないかと不安だった
「独立するには高いスキルが必要なんじゃないか」と思っていましたが、結論、こちらも心配は杞憂でしたね。
フリーランスエンジニアは、普通の実務経験さえあればなれるんですよね。この点については、フリーランスエンジニアに必要なスキルは2つだけ【万能である必要なし】で解説をしています。
独立して失敗したら取り返しがつかないんじゃないかと不安だった
「独立=片道切符」だと思っていたんですよね。
でも実際のところ、独立した後に「やっぱりフリーランスは自分に合わないや」と、会社員エンジニアに戻る人も多いことを知ったんですよね。
エンジニアは手に職があるので、一度会社員をやめて独立しても、再就職しやすいです。なので、全然片道切符ではなく、いつでも戻ることができるんですよね。
僕も仮にフリーランスで食べていけなくなったら、【IT転職】転職で本当に役立った転職サイトと転職エージェント【30社以上の中から厳選】で紹介しているような転職エージェントを利用し、会社員エンジニアに戻ろうと思います。
フリーランスは収入が良いので、その頃には十分な資産もできているでしょう。将来に対する不安はなくなりましたね。
まとめ
本記事で伝えたかったことをまとめます。
- IT業界は圧倒的に仕事余り。そのため、フリーランスとして独立しやすい
- 独立はメリット・デメリット両方あるが、メリットが圧倒的に勝る
- 仮に独立して失敗しても、手に職があるエンジニアならいくらでもやり直せる
上記の通りです。
前述通り、フリーランスエンジニアは稼げる、時間が増える、スキルアップできる、ストレス減る、という風にメリットが本当に多いです。
20代で年収1,000万円を稼いで30代で早めにリタイアし、あとは世界を旅しながら、リモートで生活費を稼ぐなんで生き方もできるんですよね。
僕もそうでしたが、独立することに不安を感じることは当然です。ですが本記事の通り、独立したら不安はほぼ消えたので、まずは独立を検討してみることが良いですね。
なお、フリーランスエンジニア専門エージェントを利用すれば、独立した後に実現できる想定年収を知ることもできます。自分の可能性を知ることができるので、独立を迷っている方もまず相談してみると良いですよ。相談は無料なので、リスクもありません。
以上、フリーランスエンジニアの実態や現実について、現役フリーランスの立場で答えていきました。
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