どうも。フリーランスエンジニア兼転職エージェントのYutoです。
さて、最近以下の質問をいただきました。
初めまして。僕は社会人2年目のIT業界未経験者ですが、IT業界にキャリアチェンジすることに興味があります。中でもインフラエンジニアに興味があるのですが、未経験からインフラエンジニア になることは可能でしょうか?また、インフラエンジニアになるにはどのように行動していけばいいのでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
- 未経験からインフラエンジニアになれるのか
- インフラエンジニアになるための方法
大きくこの2つを知りたいということですね。
前者に対する結論としては、あなたがIT業界未経験であっても、インフラエンジニアになることは可能です。なのでまずはその点をご安心ください。
その上で本記事では、
- 未経験でもインフラエンジニアになれる理由
- インフラエンジニアになるために必要なスキルや資格
- インフラエンジニアになるための最短かつ確実な方法
インフラエンジニアを目指す上で最低限押さえておきたい上記周辺知識と合わせて、最短かつ確実にインフラエンジニアになるための方法を解説していきます。
僕の経歴
現在フリーランスエンジニアとして働きつつ、転職エージェントとしても活動しています。
「エンジニア側の事情」も「企業側の事情」も両方把握している珍しい立場のため、ネットの他の記事よりも、インフラエンジニアの実態をより正確にお伝えできる自負があります。
ということで、本題に入りますね。
Contents
インフラエンジニアの仕事内容【ITインフラの設計、構築、運用、保守の4つ】
インフラエンジニアの仕事は大きく分けると4つで、ITインフラの設計、構築、運用、保守です。
- ITインフラとは何か?
- 設計〜保守の仕事はどんなことをするのか?
この2点に関して、それぞれ簡単に解説しますね。
ITインフラとは?ネットワークやサーバーなど、システムの土台となるもの
ITインフラとは、ネットワークやサーバーなど、システムの土台となるものです。
インフラがないと、システムが作動しませんから。言ってみれば「縁の下の力持ち」のような存在ですね。
すごく簡単にいうと、「システムが問題なく作動するための環境を作り、整えること」が、ざっくりインフラエンジニアの仕事です。
設計〜保守の仕事ってどんなことするの?
では次に、設計〜保守の仕事はどんなことをするか、こちらも完結に、わかりやすく紹介しますね。
設計
まずは設計。これはシンプルで、ITインフラの設計をする仕事です。
例えば、ユーザーがインフラ環境に対して求める条件を聞き、設計方針を固め、仕様書の作成を行う。これが設計の仕事です。
構築
次に、固まった設計方針をもとに、実際に機器に対して設定を行っていく仕事が、構築の仕事です。
運用
そして、実際に構築されたインフラ環境が問題なく稼働するか、システムが停止しないようにする業務が運用となります。いわゆる管理業務です。
保守
最後に保守とは、システムに不具合が起きてしまったときに対応する仕事が保守となります。
運用と保守はこのように分かれていますが、企業によっては運用部門が保守も兼ねていたりするので、区別をつけていない場合もあります。ですが、実はこのような違いがあります。
未経験の場合は「運用」「保守」からキャリアをスタートすることが大半
ちなみに未経験の場合は運用・保守からスタートすることが大半です。
そこから構築や設計にステップアップしていくのが、一般的なインフラエンジニアのキャリアの進み方ですね。
設計:設計方針を固め、仕様書の設計を行う
構築:設計書をもとに機器の設定を行う
運用:システムが問題なく稼働するように整備する
保守:万が一システムに障害が起きてしまった場合に対応する
なぜ未経験でもインフラエンジニアになれるのか?その理由
なぜなら、インフラエンジニアの需要が高い一方、肝心のエンジニアの数が足りていないからです。
これについては、以前「未経験から本当にインフラエンジニアになれるのか?【転職エージェントがリアルを解説】」の記事でも解説しているので、以下引用しますね。
いま、エンジニアの数は本当に不足しています。本当に不足しています。
- 2018年時点:約22万人のエンジニア不足
- 2030年時点:約49万人のエンジニア不足
上記のように、2018年時点で約22万人の不足しています。しかも、解消するどころか、今後さらに不足数が拡大していくことが予想されているんですよね。なんと、2030年で約49万人の不足が見込まれています。
このように、エンジニア不足は止まるどころか、今後さらに拍車をかけて広がっていきます。もちろんこのことは、インフラエンジニアも例外ではありません。
上記の通りです。
だから、未経験でもインフラエンジニア になる門扉は開かれている
そのような状況ですから、今はどこの企業も、インフラエンジニアを増やそうと考えて、実際に行動に移していますね。
僕自身、企業の採用を手伝っているので肌で感じますが、本当にどこの企業もエンジニアが足りていないですよ。
これは中小企業やベンチャー企業、スタートアップだけではありません。名の知れた大手企業の人事責任者でさえ、エンジニアをもっともっと採用したいと言っています。
とはいえ、マーケットにエンジニアの数は少ないです。ですから最近はどこのIT企業も、「未経験者を採用し、自社で教育する方針」に切り替えてきています。
ですから、これからインフラエンジニアを目指す未経験者にとっては、追い風以外の何ものでもない状況なんですよね。
このような理由で、未経験からでもインフラエンジニアになることは可能となっています。
インフラエンジニアになるために必要なスキルや資格とは?
インフラエンジニアは未経験でも目指せるため、必須のスキルや資格はありません。
ですが、以下のスキルや資格を持っていると、就職・転職時に評価につながることが多いです。
評価されやすいスキル
- ITインフラの基礎知識や技術(ネットワークやサーバーなど)
- プログラミングスキル(軽量プログラミング言語など)
評価されやすい資格
- ITパスポート
- CCIE
- LPIC
- Oracle Master
上記の通りです。
いずれも必須ではないものの、持っていると、書類選考や面接時に評価につながるケースが多いため、無理のない範囲で取っておくと良いです。
なお、上記スキルも資格もどちらも効率的に習得できる方法は、この後ご紹介しますね。
未経験からインフラエンジニアになるには?最短かつ確度高い方法は次の2つ
- 就職・転職エージェント経由で就職
- 就職支援付きプログラミングスクールを利用し、資格取得+就職を最短で目指す【こちらがおすすめ!】
結論、未経験からインフラエンジニアになるための方法は、上記2通りです。
書いてある通り、方法としては「2つ目」がおすすめです。1、2どちらも解説しますね。
方法①:就職・転職エージェント経由で就職
まずは、就職・転職エージェント経由で就職・転職する方法ですね。これが一つ目です。
前述通り、最近はインフラエンジニア不足が深刻化しています。そのため、転職エージェントなどを利用すれば、未経験でもインフラエンジニア就職することが可能です。
転職エージェントは大きく2種類ある
- IT特化型の転職エージェント
- 総合型の転職エージェント
大きくこの2つがあります。
このうち、未経験でも転職しやすいのは、「総合型の転職エージェント」です。有名どころだとリクルートやdodaなどですね。
IT特化型のエージェントの場合、経験者エンジニアを採用したい企業が集まっている傾向が強いため、未経験だと苦戦する可能性が高めです。
そのため、転職エージェント経由で転職を目指す場合は、まずはIT業界に特化していない、総合型のエージェントを探し、利用すると良いです。
なお、「どこのエージェントを利用すればいいかわからない…」という場合は、「【IT転職】転職で本当に役立った転職サイトと転職エージェント【30社以上の中から厳選】」で書いてある総合型エージェントを利用すれば、未経験からでも最短でインフラエンジニアになることは可能です。
なお未経験から自分で就職や転職サイト経由で就職を目指す場合、前述通り「資格」があると評価されやすいケースが多いです。
必須ではないですが、先ほど挙げた資格を独学で勉強しておくのも良いと思いますね。
方法②:就職支援付きプログラミングスクールを利用し、資格取得+就職を最短で目指す
もう一つの方法は「就職支援付きのスクールを利用する方法」です。結論、個人的にはこちらの方法がおすすめです。
なぜなら、インフラエンジニアへの就職はもちろんのこと、同時にインフラエンジニアに必要なスキルや資格取得も目指せる方法だからです。
スクールでは、インフラエンジニアに必要なスキルや資格取得のサポートが受けられる
上記の通り、スクールではインフラエンジニアに必要な「スキル」や「資格取得」のサポートを受けることが可能です。
前述通り、インフラエンジニアは資格なし、スキルなしの完全未経験でもなれます。
ところが全くの未経験だと、「資格やスキルを学んでいる未経験者」が候補者として他にいた場合、企業からすると、資格もスキルもない完全未経験の候補者は「見劣りする」んですよね。
裏を返せば、事前に資格やスキルの学習をしておけば、他の「完全未経験」の方に差をつけることができ、結果としてより良い企業に就職することも叶うんですよね。
独学でもスキルや資格取得はできるが..「デメリットあり】
もちろん、独学でも資格やスキルの勉強はできます。ただ、インフラエンジニアの実践学習は「機器に触りながら勉強した方が効率的」であるものの、独学の場合、肝心の機器に触ることはできないんですよね。つまり、非効率な場面が多いです。
その点就職支援型のプログラミングスクールであれば、機器に触りながら実践学習できます。その上、現役エンジニア による徹底サポートのもとで資格取得も目指せます。なおかつ、就職サポートも充実しているため、最短で優良企業への就職を目指することができます。
スクールの場合、「費用」がかかることがデメリットとしてあるものの、最近は「無料」で利用できる優良スクールも出てきています。そのため、使えるお金が限られる方でも、安心して受講できるんですよね。
このような理由から、個人的には「スクール利用」が無難で良いんじゃないかなと思います。実際に僕の周囲でも多くの未経験者がスクール経由で就職してますし、就職後の方にも会ったりしますが、みんな楽しく働いていますよ。
なお、インフラが学べるプログラミングスクールについては、【無料あり】インフラを学べるおすすめITスクール3つ【現役エンジニアが徹底比較】」の記事でまとめています。
「このスクールなら間違いない」、というITインフラが学べるスクールを厳選してご紹介しているので、よければ参考にどうぞ👇
【無料あり】インフラエンジニア を最短で目指せる厳選スクールはこちら👇
まとめ:未経験でもインフラエンジニアになることは可能
述べてきた通り、今はインフラエンジニア全体が不足しているため、未経験でもインフラエンジニアになることは十分可能です。
方法としては「就職・転職エージェント経由」か「ITスクール経由」の大きく2つですが、機器に触れつつ実践学習でき、スキルや資格取得も目指せ、なおかつ最短で優良企業の就職までサポートしてくれる後者の「ITスクール経由」が個人的にはおすすめです。前者の場合、面倒見てくれるのは就職だけですからね。
最後に、エンジニアは手に職のため、一度インフラエンジニアとして就職し、スキルを身につけてしまえば、転職先に困ることはありません。
加えてインフラエンジニアとして実務経験を数年積めば、フリーランスのインフラエンジニアとして独立もできます。
フリーランスのインフラエンジニアであれば、20代で年収800万円以上を稼ぐくらいは割と誰でも目指せるレベルです。同年代の他の仕事の人と比べると、待遇は極めて良くなります。
ということで、本記事は以上ですが、ここまで読んでも行動に移さないと、未来は一向に変わりません。
未経験でも目指せ、仕事に困らない手に職が身につき、尚且つ数年後に年収800万円以上になれるインフラエンジニアとして働く自分を頭の中でイメージしつつ、まずは一歩、行動を起こすことが必要ですね。
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