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失敗しない転職エージェントの選び方9つのポイント
転職と言えば人生の大きな転機ですので、失敗したくないと誰しも思いますよね。
転職エージェントは無料で利用でき、求職者と企業をつなげてくれるとても心強い存在です。
そんな転職エージェントですが、多くの企業があり、どこに相談すればよいのか迷う事も多いでしょう。
この記事では失敗しない転職エージェントの選び方について、9つのポイントを紹介しています。それでは一つ一つみていきましょう。
1. キャリアコンサルタントのスキルを見極める
まず重要なのが、転職エージェントで働くキャリアコンサルタントのスキルを見極める事です。
自分が希望する企業に転職するには自身の努力ももちろん必要ですが、やはりそれを手助けしてくれるキャリアコンサルタントの力も大きいです。
なぜなら、キャリアコンサルタントは自身の特徴や要望を基に企業を紹介してくれたり、自身と企業を繋ぎ、また時には面接や履歴書の相談をしてくれたりと、まさに転職を全力でサポートしてくれる存在だからです。
そんなキャリアコンサルタントのスキルが低いと、転職の成功可否にも暗雲が立ち込める可能性があります。
具体的にどんなキャリアコンサルタントがNGかというと、例えば若すぎて明らかに経験不足だったりすると厳しいでしょう。
キャリアコンサルタントの仕事は自身と企業を繋ぐ事ですが、自分の希望と企業の要望を結びつけるのにはそれなりの経験やスキルが必要ですし、時には企業と交渉する事もあります。
若すぎて経験不足だと、なかなか自分が思うような企業に転職する可能性が低くなってしまいます。
さらに登録者や企業は千差万別で登録者に応じたきめ細やかな対応が必要ですが、経験がないと対応が難しくなったりします。
また、メールなどで連絡をしても返信が遅いコンサルタントもNGと言えます。
転職活動では、様々な情報をスピーディーに集め、整理し、判断する事が必要です。なぜなら、今日ある求人は明日には無くなってしまうかもしれないからです。メールをしてもレスポンスが遅いと、転職の機会を逃してしまう可能性があります。
スピード感が重要なキャリアコンサルタントの仕事にも関わらず、メールの返信が遅いという事は、場合によっては致命傷になります。
2. 他社にはない非公開求人はあるか?
続いての判断要素は他社にはない非公開求人があるかどうかです。
当然、非公開求人の数が多い方が選ぶべき転職エージェントという事になります。
そもそも、転職エージェントを利用するメリットの一つにハローワークなどの一般的な場所に公開していない非公開の求人についても扱っている点があります。
言うまでもなく、扱っている求人は多い方が選択肢が広がりますし、仮に応募した企業に入社できなかったとしても、求人さえあればまた同じような企業に対して挑戦することが出来ます。
また、非公開の求人を多く扱っているという事は、それだけ企業から信用されているという事を意味します。
なぜ信用されているかというと、それは今までに優秀な人材を企業に紹介して実績があるからです。
過去の実績として企業から信用されているという点は自分が転職する際にも大きなメリットとなるでしょう。
このように、非公開求人の数が多いという事はその転職エージェントが実績のある信頼でき、また選択肢が広がるという点から、転職エージェントを選ぶ際の基準の一つとなります。
また、ベンチャーやスタートアップといった小規模企業の非公開求人がある転職エージェントもおすすめです。ベンチャーやスタートアップは立ち上げたばかりで将来性に期待が持てる企業です。
また、仕事の裁量が自身に大きく任されている場合が多い、挑戦しがいがあるといったメリットがあります。
転職を検討する場合には大企業だけではなく、自身の性質を考慮した上でベンチャーやスタートアップも視野に入れ、小規模企業の非公開求人がある転職エージェントも検討してみましょう。
3. 企業のことを理解できてるか?
続いてのポイントは転職エージェントが紹介してくれる企業について、転職エージェント自体がどれだけ理解しているかどうかです。
ネットで検索しても出てこない情報や求人票にも記載がない、一般的には知りえない情報を教えてくれたらとても参考になりますし、心強いですよね。
転職においては、やはり情報を得るという事が非常に重要です。特に転職エージェントとしては求職者を企業に紹介するにあたり、仮に上手くいってもすぐに辞められると長期的な信用を企業と築くことができません。
求職者と企業とのミスマッチを防ぐためには、求職者としっかりと面談などをして特徴を把握すると同時に、企業の情報も不可欠です。
企業の情報がないと求職者と合っているかどうか判断できませんし、求職者からしても希望する企業かどうかを色々な情報に基づいて選択していくからです。
そうやってミスマッチを防いで、求職者と企業両方の信用を得続けることで、転職エージェントは業界での信用を獲得でき、企業からも「この転職エージェントの紹介する人なら間違いがないな」と思われるようになります。
企業の事を理解しているとはどういうことかというと、具体的には、その企業の社長や役員にどんな人がいて、どういう考えを持っているのか説明してくれたり、社内の社風や勤める社員についても教えてくれると言う事がまず挙げられます。経営層の考えや社風というのは働くうえでも大きな影響がありますので、そういった情報を得た上で、転職先として大丈夫かどうかを検討する事は重要です。
もちろん、雰囲気的なもの以外に、より詳細な業務内容や福利厚生、残業の有無といった働くうえでの基本的な要素についても理解していて求職者に説明しできるような転職エージェントは優秀で頼りになるといえるでしょう。
4. 企業に対する交渉力があるか?
企業に対する交渉力があるかどうかも転職エージェントを選ぶ際の大きなポイントです。
転職エージェントは、求職者に変わって企業に対して様々な調整や交渉を行います。その際に交渉力が無いとなかなかこちらの希望するような企業や条件のもと転職する事はできません。
交渉の内容は多岐に渡りますが、まず第一にはこちらから企業に対して質問や確認を依頼したときにきちんと回答を貰ってくれるかどうかが重要です。
何回言ってもはぐらかされてばかりだと、きちんと自分の意図を理解し、寄り添ってくれた上で企業に対して調整してくれているとはいえないでしょう。
また、例えば選考結果などの重要な事柄について、こちらの希望の期限までに回答を貰ってくれるかどうかもポイントです。
求職者からすると限られた時間の中で効率よく転職活動を行う必要がありますが、その中で希望する日程に従ってくれるように交渉ができる転職エージェントは頼りになりますよね。
他にも、給与等の雇用条件に関してこちらの要望に沿うように交渉してくれるかどうかもよく見極めが必要です。
もちろん、求職者側のわがままと言えるような内容や、常識を外れているようなものは別にして、ある程度はこちらが希望する条件に沿って交渉してほしいところです。
100%全ての希望が受け入れられることは困難かもしれませんが、それでも一旦は求職者側の気持ちに立ってもらったうえで、企業と交渉し、求職者と企業との最大公約数を模索していってくれるような転職エージェントを選びましょう。
5. その求人に対する応募状況を教えてくれるか?
自分が希望する求人に対する応募状況を教えてくれるかどうかも重要です。魅力的な求人に対しては、やはり自分だけでなく多くの候補者が存在します。
その中でどれくらいの求人数に対して応募者がどれくらいいて、競争率や自分の立ち位置、合格の可能性などは知りたい情報です。
なぜなら、明らかに他の応募者のスペックが高く、到底自分では入社できない場合にその企業だけに専念するのは時間と労力の面でかなりリスキーと言えるからです。
自分を客観視して市場価値を測ることは容易ではありません。
自信過剰となって無理な応募を繰り返したり、逆に過小評価過ぎて待遇が悪い会社にばかり目が行ってしまう事もあります。
そうならない為にも、自分が希望する企業に応募しているのはどれくらいのレベルの人なのか、客観的に見て自分は応募者の中でどれくらいの位置にいるのかを判断すると同時に、教えてくれる転職エージェントを選びましょう。
また、仮に自分が他の応募者と比較すると不利という場合でも、他の応募者と差別化してなんとか合格できるようにアドバイスしてくれるような転職エージェントがおすすめです。
企業からすると、当然スペックの高い人材をできるだけ確保したいという思惑がありますが、一方で多種多様な能力を持った人材が欲しいという側面もあります。
様々な予期せぬ事態に対応する為には、同じ考えや能力の人だけでは行き詰ることもありますし、会社というのは色々な考えを持つ人が必要だからです。
自分のアピールポイントをしっかりと活かしてくれるような転職エージェントを選びましょう。
6. 中長期の転職もサポートしてくれるか?
転職活動はその後の人生を左右する非常に重要なものですので、あまり最初から短期集中と決めつけずにある程度中長期的にしたいものです。
その為、転職エージェントを選ぶ際には中長期的な転職活動でもしっかりとサポートしてくれる企業を選びたいものです。
しかし残念ながら転職エージェントによっては転職時期を無理に早めようとしてきたりします。その理由は転職エージェントが利益を得る仕組みにあります。
基本的には、求職者は転職エージェントを無料で利用できます。転職エージェントはたいていの場合は企業に人材を紹介し、入社が確定した時点で成功報酬という形でその企業からお金を得るのです。
その為、転職エージェントによってはとにかく早く入社をさせて利益を得ようとするインセンティヴが働きます。
しかし、本当に優秀な転職エージェントは短期的利益にとらわれず、しっかりと求職者の希望に沿った転職期間に対応してくれます。
やはり求職者の事を面談や聞き取りなどで深く知り、様々なサポートをした上で希望する企業をマッチアップし、また企業と交渉をしていくというのはある程度の期間が必要です。
もちろん、こちらから一刻でも早く転職をしたいという希望がある場合には、早急に入社できる様に対応して貰いたいところでしょう。
ただ、そうではないのに、例えば根拠もなく今決めないと求人の数が少なくなるなどの圧力をかけてくるような転職エージェントは控えたいものです。
ちなみに、急ぎの転職ではない事を伝えたとしても、ほったらかしではなく、きちんと定期的に求人紹介の連絡をくれるかどうかもポイントの一つです。
求職者の希望に応じつつも、常に情報を提供する事で機会を逃さないようにすることが出来る転職エージェントがおすすめです。
7. 条件面以外の要望をきちんと理解してくれるか?
転職エージェントは企業を紹介するうえで、まずは求職者の事ををきちんと理解しなければなりません。
求職者としては条件面以外の要望をきちんと理解してくれているかを見極めていきましょう。
実際に転職エージェントの中には今までの経歴や転職を希望する業界等の簡単なヒアリングだけをして企業を紹介する場合があります。
極端な話、条件だけなら自分だけでもAIでも企業を探すことができます。
転職エージェントの魅力としては自分の能力を120%活かせる企業を紹介してくれたり、親身なって将来を考えてくれることで自分でも見落としていた可能性を見つけてくれることにあります。
それでは具体的にどういった事を理解してくれる転職エージェントがおすすめかというと、まず今回の転職に至った背景をきちんと聞いてくれるという点が挙げられます。
なぜなら、求職者の背景や転職を志した経緯を知ることで、次のステップを提示する事ができるからです。
背景を理解しようとせずに、単に条件の良さそうな企業を紹介するだけでは転職しても満足いく結果が得られない可能性があります。
例えば、育児に充てる時間が確保できなかったために転職しようとしたのに、残業が多い企業を紹介されると困りますよね。
また、合わせて今回の転職で何を実現したいかを聞いてくれる転職エージェントを選びましょう。
転職に至った背景を理解した上で、転職後に求職者が望む姿をしっかりと理解し、実現しようとする転職エージェントが望ましいです。
さらに、転職後の事も視野に入れてくれるとなおよいです。転職後にどんなキャリアを歩みたいかをしっかりと求職者にヒアリングする事で、企業とのミスマッチを減らすことができます。
転職は人生の大きな契機ですので、直近の事だけではなく将来的な姿について自分で考えることはもちろん、一緒になってキャリア形成を描いてくれる転職エージェントがよいでしょう。
8. 厳選した求人を紹介してくれるか?
続いてのポイントは厳選した求人を紹介してくれるかどうかです。
転職エージェントを利用するメリットの一つに、自分に合う企業を客観的に紹介してくれる点にあります。
むやみやたらと大量の求人を紹介されると、そのメリットがなくなってしまうと言えます。
また、大量の求人を見せられても全てに応募して面接を受けることは時間の制約上ほぼ不可能ですので、結局求職者側でそこから数社に絞る必要性が出てきてしまいます。
合わせて、求人の数は適正だとしても、紹介された求人が自分の要望とマッチしたものになっているかどうかも重要です。
例えば、土日休みを希望しているのに休みが不定期だったり、金融業に転職したいのにメーカーばかり紹介されても困りますよね。
求職者のニーズに寄り添った企業を紹介してくれる転職エージェントが信頼できるはずです。
また、時には自身が希望する企業から求人が出ていないこともあります。
そういう時に、ただ求人がないという報告をするだけではなくダメ元でもいいので企業の人事に採用の予定がないか確認してくれるような転職エージェントもあります。
企業としてもいち早く人材を求めている時に転職エージェントからいい人材がいると連絡が入ると、様々な手間をかけて広く募集するよりも、まずはその転職エージェントと話を進めてみようという気になるかもしれません。
自分ではなかなか企業に直接応募が無いかの確認はできないでしょうから、このような転職エージェントはとてもおすすめと言えます。
9. 面談後に感想を聞いてくれるか?
最後のポイントは企業との面談後に転職エージェントがその感想を聞いてくれるかどうかです。
転職エージェントの仕事では企業を紹介するだけではなく、求職者と企業を結び付けて双方に満足してもらう事が求められます。
企業を紹介して、面談をしたとしても結果が出るまで放置ではいけません。
求職者に対して都度きめ細やかな配慮や対応をする事が必要ですが、その一環として、企業との面談後に転職エージェントのキャリアコンサルタントの方からメールではなく電話などの直接的なコミュニケーションを取ってくれるかどうかは重要です。
鉄は熱いうちに打てと言いますが、やはり面談直後の記憶が新しいうちに面談のやり取りを思い起こし、反省点やうまく言った点を振り返ることはたとえ今回が上手くいかなかったとしても次につながります。
もちろん、今回の企業で次の選考に進む際にも必ず役に立ちます。また、面談で企業に伝えきれなかったことがないか確認のうえ、もしあれば企業に対して伝えてくれる転職エージェントもおすすめです。
面談は時間が限られていますし、また緊張して伝えたいことを伝えきれない場合もあるでしょう。
そのような時、中々自分が直接企業に内容を伝えることは難しいですが、転職エージェントであればしてくれる事もあります。
もちろん、場合によってはそういう事をあえてしない方がよい時もありますが、そこはプロである転職エージェントと十分相談のうえ、対応を決めましょう。
おすすめの転職エージェント12選
エージェント | サイト | 求人数 | 非公開求人数 | 対象エリア | 対象年齢層 | 対象年収 | 対象職種 | 対象業界 | スカウト | 直接面談 | 履歴書添削 | 面接対策 | 面談日程調整 | 給与交渉 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | doda | サイトへ |
71,559 | 35,646 | 全国 | 20~40代 | 全年収クラス対応 | 営業 販売・サービス 企画・管理職、事務 |
小売・外食 IT・通信関連 メディア 金融 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
2位 | リクルート エージェント |
サイトへ | 107,818 | 137,991 | 全国 | 20~50代 | 全年収クラス対応 | 営業 ITエンジニア 事務 電気・機械・科学エンジニア |
IT・通信関連 医薬 機械・輸送機器 ※全業種実績有 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
3位 | JAC リクルートメント |
サイトへ | 8,923 | 13,385 | 全国 | 30~40代 | 年収600万円以上 | 技術系 営業 管理部門 ITエンジニア |
IT・通信関連 ヘルスケア |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
4位 | マイナビ エージェント |
サイトへ
※マイナビのプロモーションを含みます |
22,557 | 90,228 | 全国 | 20~30代 | 全年収クラス対応 | 営業 企画・管理職 販売・サービス 電気・機械・科学エンジニア |
サービス業 メーカー IT・通信関連 流通・小売 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
5位 | ビズリーチ | サイトへ | 148,323 | 非公開 | 全国 | 20~50代 | 年収600万円以上 | 不明 | 不明 | ○ | △ | – | ○ | – | ○ |
6位 | ランスタッド | サイトへ | 8,000 | 6,400 | グローバル | 20~50代 | 年収400万円以上 | ITエンジニア 営業 事務・管理職 ヘルスケア マーケティング・企画 |
不明 | ○ | ○ | – | ○ | ○ | |
7位 | キャリア カーバー |
サイトへ | 75,256 | 非公開 | 全国 | 30~50代 | 年収800万円以上 | 不明 | 不明 | ○ | △ | – | ○ | – | ○ |
8位 | type転職 エージェント |
サイトへ | 8,400 | 13,300 | 全国 | 20~30代 | 全年収クラス対応 | 営業 ITエンジニア 企画・管理職 販売・サービス |
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9位 | ハタラクティブ | サイトへ |
非公開 | 非公開 | 関東、大阪、名古屋、福岡、その他 | 20代 | 全年収クラス対応 | ITエンジニア 接客・販売 営業 製造エンジニア |
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10位 | DYM就職 | サイトへ | 非公開 | 非公開 | 全国 | 10~20代 | ニート・フリーターでもOK | 不明 | 不明 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
11位 | ワークポート | サイトへ | 26,500 | 18,550 | 全国 | 20~30代 | 全年収クラス対応 | 不明 | 不明 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
12位 | パソナ キャリア |
サイトへ | 35,089 | 非公開 | 全国 | 30~60代 | 全年収クラス対応 | 技術系 営業 管理部門 ITエンジニア |
IT・通信関連 医療関連 流通・小売、電気・電子半導体 |
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