転職エージェントの賢い使い方をプロが解説【成功を手繰り寄せる秘訣】

どうも。フリーランスエンジニアしながら転職エージェントなど、複数の事業をやっているYutoです。

 

さて、当ブログでは「IT業界の働き方」や「プログラミング」について主に書いていますが、最近以下のような質問をいただきました。

 

こんにちは。未経験からエンジニア転職を目指しているんですが、転職支援のついたプログラミングスクール経由で転職するか、それとも一般の転職エージェントで転職するか、どちらにするか迷っています。個人的には転職エージェント経由で転職しようかと思っているですが、転職エージェントの賢い使い方とかありますか?

 

ご質問ありがとうございます。そもそもですが、未経験からエンジニア転職を目指すなら、以下記事の通り、転職支援付きプログラミングスクールを使った方が転職しやすい確固たる事実は存在します。

 

プログラミングスクールを使えば就職・転職できるのか?【実例付きで解説】

 

とはいえ、転職エージェント経由で転職されている方も多く存在しますし、ご質問の「転職エージェントの賢い使い方」に関して、「転職成功確率をあげる賢い使い方」も存在します。

 

そこで本記事では、転職成功を近づける「転職エージェントの賢い使い方」に関して、わかりやすく解説しています。

 

今回の内容はIT転職に限らず、あらゆる業界において役立つコツです。ですので、転職を検討している方は目を通してみていただけると得るものがあるかと思います。

 

そもそも転職エージェントの仕組みって?

そもそも転職エージェントの仕組みって?

 

転職初心者の方向けに、まずは簡単に転職エージェントの仕組みについて簡単にご紹介しますね。

 

【図解】転職エージェントの仕組み

転職サイトと転職エージェントの仕組み

 

転職エージェントの仕組みを図解してみましたが、上記の通りです。

 

転職エージェントの最大の特徴は、「コンサルタント」が担当として付き、あなたと企業の間に入ってくれることです

 

間に入ってくれ、以下のことを「あなたの代わり」になり、コンサルタントが全部やってくれます。

 

転職エージェントが代行してくれること

  • 求人紹介
  • 履歴書・職務経歴書の書き方
  • 企業との面接日程調整
  • 面接対策
  • 年収交渉

 

これらのことを、全部代わりにやってくれるのが転職エージェントです、至れり尽くせりですね。

 

「一体いくら取られるんだ?」と思うかもしれませんが、驚きなのは、転職エージェントの場合、これらのことを全部「無料」でやってくれるんですよね。

 

なんで無料なの?

あなたの採用が決定したタイミングで、採用企業から転職エージェントに対して「紹介料」が支払われるからです。

 

この紹介料が、相場でなんと年収の約30%です。例えばあなたが年収450万円で転職した場合、約150万円が転職エージェントの儲けになるんですよね。「こんなにもらってるの??」と思うかもしれませんが、転職エージェントって利益率が良いんですよね。

 

ちなみにプチ情報ですが、業界トップクラスの転職エージェントとなると、この紹介料のパーセンテージが50%を超えるところもあります。

 

そういったエージェントは大手ではなく少数精鋭、高年収のカスタマーを対象に事業を行なっているので、一人決まるだけで・・・どのくらいの収入になるかはご想像にお任せします。笑

 

あなたの転職成功は転職エージェントにも利益になる

と、少し話がそれましたが、すでに勘づいているかもしれませんが、裏を返せば、転職が決定しなければ、転職エージェントの儲けは0円ということです。

 

つまり、転職エージェントとすれば、あなたが転職成功することを願わざるを得ない立場なんですよね。あなたの転職が、彼らにとっても利益になりますからね。要は「Win-Winになれる関係」ということです。

 

ですので基本的に、転職エージェントは何も言わずとも必死にあなたに尽くしてくれます。

 

中には良くない転職エージェントも存在する

しかし、中には、利用者の意向を考えず、「転職できそうな求人」を紹介してくるダメな転職エージェントも、残念ながらいます。

 

転職エージェントに限らずですが、どの業界にも、お客様志向でない、自分志向の人間はいるものですよね。まあ人間ですから致し方なしです。

 

とはいえ、そういう人の言いなりになっていては良い転職なんて絶対できないですから、自分でちゃんと「リスクヘッジ」することが必要です。

 

どうやってリスクヘッジすればいい?

それに対するリスクヘッジとしては、転職エージェントを複数併用することですね。転職エージェントを併用し、「こういう求人をこっちのエージェントから紹介されているんだけど、どう思いますか?」と他のコンサルタントに聞いてみてください。

 

シンプルですが、これをするだけでも、変な求人をつかまされる確率は減りますし、自己防衛手段として有効です。

 

一番ダメなのは、1つの転職エージェントだけ登録し、その人がいうことを盲目的に信じることです。

 

確かに彼らは転職のプロですが、心の中は100%読み取れません。彼らも営業目標を持っているので、月末だから何とか決定を決めたいと思い、無理に入社を勧めてくることが前述通りありますから、視野広く、冷静に考えることが大事です。

 

そんな時、複数の転職エージェントと付き合いがあれば、客観的に判断できる材料ができます。

 

大人ですから、失敗しても誰も責任を取ってくれません。失敗しないためにも、リスクヘッジできることはちゃんとやっておくことが大切ですね。

 

転職サイトと転職エージェントは全く違うサービスです

転職サイトと転職エージェントは全く違うサービスです

 

初めて転職を検討し始めた人にありがちな勘違いですが、転職サイトと転職エージェントは全く違うサービスです。

 

転職サイトが転職エージェントと違う最大のポイントは、転職サイトは間に「人が入らない」という点です。

 

先ほどの転職エージェントの図解と、転職サイトの図解を比較して見てみましょう。

 

【図解】転職サイトの仕組み

転職サイトと転職エージェントの仕組み

 

【図解】転職エージェントの仕組み【再掲】

転職サイトと転職エージェントの仕組み

 

こんなイメージです。転職サイトの場合、あなたと企業の間にいるのが、人ではなく「Webサイト」です。

 

転職サイトのメリット・デメリット

転職サイトの場合、自分で好きな求人に応募し、スピード感を持って転職活動ができる点は利点です。

 

ですが、コンサルタントという”フィルター”がないので、企業の内情がわからないまま、誤ってブラック企業に入社してしまう、なんてこともあり得る方法です。

 

そういった失敗を防ぐために、Vorkersなど口コミサイトが役立ちますが、それでも情報には限界があります。

 

ですから、個人的にはちゃんと「人」を介して、求人のフィルタリングができる転職エージェントの利用がおすすめですね。

 

特に転職に慣れていない初心者の場合、「未経験者歓迎」の本当の意図なども知らないでしょう。知識が足りていないうちは、無闇に自分一人で行動することは避けた方が無難です。

 

IT転職サイトの「未経験歓迎」の本当の意味とは【意図を読み取ろう】

 

【プロ直伝】転職エージェントの賢い使い方や付き合い方

【プロ直伝】転職エージェントの賢い使い方

 

転職エージェントや転職サイトで知っておきたい情報を解説してきましたが、ここからはプロ直伝、転職エージェントの賢い使い方を解説します。

 

1. 転職サイトで見つけた求人に、転職エージェント経由で応募する

一つはこの方法です。なぜこの方法が良いかというと、転職サイト経由より、転職エージェント経由の方が、選考通過率が上がるからです。

 

なんで転職エージェント経由は選考通過率が上がるのか?

転職エージェント(担当コンサルタント)が、企業に対してあなたを推薦してくれるからです。

 

これは知られざる事実ですが、転職エージェントには「推薦状」というものがあります。この推薦状をコンサルタントから企業に提出してもらうことで、選考通過率を上げることができるんですよね。

 

当然、どんな企業に対しても有効なわけではありません。ですが、転職エージェント(コンサルタント)によって得意な業界、得意な企業というものは往往にしてあります。

 

事例:サイバーエージェントに入社したい場合

例えばあなたがサイバーエージェントに入りたいなら、サーバーエージェントの現場責任者や人事とコネクションのある転職エージェントを利用することが、結論からいうと、転職成功の一番の近道です。

 

どこの企業に強みがあるかという情報は、特に中小やベンチャーの転職エージェントは公開しています。「当社で過去に転職実績の多い企業は◯◯社、△△社、・・・」といった感じです。

 

最初はどの企業に入りたいかイメージが湧いていないと思うので、転職エージェントを通じて広く求人を見てみることがおすすめです。

 

ですがある程度方向性が決まったら、行きたい業界や企業に強い転職エージェントを探し、そのエージェント経由で応募することが転職成功を近づけます。

 

2. 転職エージェントには複数登録をする

もう一つは転職エージェントに複数登録することです。良い転職をするなら、当然ながら選択肢が多ければ多いほど良いです。選択肢がなければ確率は0%ですが、選択肢さえ手元になれば、0%ではないですからね。

 

じゃあどうやって選択肢を増やせばいいかと言うと、可能な限り転職エージェントに多く登録することです。

 

前述通り、転職エージェントによっても得意業界、得意企業がありますし、変なコンサルタントに当たってしまった場合のリスクヘッジにもなります。

 

転職エージェントごとに費用がかかるのであれば、無闇に登録することは必要ないですが、転職エージェントは無料です。客観的に考えればわかることですが、どう考えても使い倒さないと勿体無いんですよ。

 

唯一、登録することだけは面倒かもしれませんが、あなたの人生がかかっていることです。5分程度の作業をためらって、その先10年、20年、本来実現できた明るい未来を手にできないことはあまりに悲しいことじゃないですか。

 

本当に手間をかける価値があるところなので、会社の仕事を少しサボってでも、ここは面倒くさがらず行動するべきです。

 

参考:僕が使ってよかった転職エージェント

前述通り、転職エージェントは質が良いところもあれば、残念ながらあまり評判の良くないところもあります。

 

なので、僕が実際に使ってよかった転職エージェントも紹介しておきますね。

 

おすすめの転職エージェント

  1. doda【圧倒的な求人数/IT転職にも強い】
  2. レバテックキャリア【エンジニアやクリエイター特化の転職エージェント】
  3. ビズリーチ【超優良転職サービス/キャリアアップ志向の方向き】

 

上記の通りです。

 

このブログはIT転職に興味を持っている方がほとんどなのでIT寄りのチョイスですが、基本上記でOKです。

 

キャリアアップ志向の方は、ビズリーチが良いです。これはIT業界に限らず、コンサル、商社、メーカーなど、あらゆる業界に共通します。外資系も然りです。

 

ビズリーチは大枠は転職サイトに分類されるんですが、ビズリーチにはベンチャー/中小の転職エージェントが多数利用しており、登録すれば彼らからスカウトが来ます。

 

ビズリーチでコンタクトの取れる転職エージェントには優秀な方が多いので、複数の優良転職エージェントに一度にコンタクトするなら、真っ先に利用を検討すると良いです。前述したような、特定業界・特定企業に強い転職エージェントも、ビズリーチ経由なら多く出会えます。

 

なお、上記の中でビズリーチだけは有料(月額2,980円/月)です。ですが、ビズリーチは求人の質がとにかく高く、年収100万円アップするような求人も多くあります。

 

キャリアアップ志向があるなら、一番良い転職ができる可能性が高いサービスなので、利用を検討してみると良いです。

 

なお、IT業界に強い転職エージェント・転職サイトについては、【IT転職】転職で本当に役立った転職サイトと転職エージェント【30社以上の中から厳選】でも厳選して紹介しています。

 

IT業界はいま売り手市場で未経験でもチャレンジできますし、収入も良いですから、こちらも参考にどうぞ。

 

【2022】ITエンジニア転職で本当に役立った転職サイトと転職エージェント

 

まとめ

転職エージェント 賢い使い方

 

色々述べていましたが、転職エージェントのメリットやデメリットを整理して並べると以下の通りです。

 

転職エージェントのメリット

  • 無料で利用できる
  • 面倒な転職活動の手配を全部代行してもらえる
  • コンサルタントを介することで、自分に合った求人に絞って紹介してもらえる
  • コンサルタントの推薦状で、選考を有利に進めることができる

 

転職エージェントのデメリット

  • あなたの意向に沿っていない「転職しやすいだけの求人」が紹介される→対策:複数の転職エージェントの併用

 

メリットは存分に享受し、デメリットについてはしっかり対策をすれば、転職エージェントは転職成功を手繰り寄せるための有効な手段になります。

 

これだけのサポートを無料で受けることができるので、とことん使い倒すくらいの気持ちが良いです。

 

以上、転職エージェントの賢い使い方を解説してきました。良い転職ができるよう、祈っています!

 

人気記事【IT転職】転職で本当に役立った転職サイトと転職エージェント【30社以上の中から厳選】

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。