- ITエンジニア転職をしようか悩んでいるんだけど、転職にベストなタイミングはいつなんだろう?転職ってめんどうだし、失敗するのも怖いし、どうしようか悩むなぁ。
今回はこういった疑問に答えていきます。「未経験からITエンジニア転職したい人」「すでにIT業界にいる人」このどちらにも当てはまる内容です。
これを書いている僕は現在エンジニアとして働きながら、IT向けの転職エージェント事業も行っています。IT業界にどっぷり浸かっている立場でして、IT業界の働き方事情についてはかなり詳しい部類です。
本記事を読めば、IT業界でいつ転職すべきかがわかるようになります。直視しないといけない悲しい現実もあります。3分ほどで読める文量ですので、続きをどうぞ。
ITエンジニア転職のベストなタイミングは存在しない
結論、ITエンジニア転職のベストなタイミングは存在しません。なぜなら、その人のこれまでの経歴や持っているスキル、市場環境によってベストなタイミングは変わるからです。
これをわかりやすく理解するためには、
- 未経験からIT業界に入りたい人
- すでにIT業界にいる人
この2つに切り分けて考えると良いです。
未経験からIT業界に入りたい人
結論、いますぐにでも行動を起こすべきです。なぜなら、未経験転職の場合、「年齢」が最も重要な要素となるからです。
IT転職に限った話ではありませんが、未経験の仕事に転職する場合、年齢が若いほと有利になります。これは疑いようもない事実でして、実際、僕のクライアントのIT企業も、基本的に同じ能力の方が2人いれば、若い方を採用しています。
最近だと、未経験からITエンジニア転職する人が増えていますね。就職支援付きのプログラミングスクールも増えており、学歴なしスキルなし経験なしの未経験者であっても、こういったスクールを使いさえすれば、エンジニア転職できてしまうのが現状です。
3ヶ月あれば、プログラミングを学んでITエンジニア転職までできてしまいます。そのステップは【3ヶ月でできる】プログラミング学習の始め方【完全ガイド】で全てまとめているので、エンジニア転職に興味がある方だけ覗いてみて下さい。
すでにIT業界にいる人
これはスキルや経験次第です。一番考えるべきは、今の仕事を通じてスキルアップできるか、市場価値が上がるか、という観点です。
スキルアップについては、いまの会社でやっていることが会社の外に出ても使えるスキルであれば、もう少し頑張っても良いと思います。エンジニアであれば、将来的に独立するスキルが身につくような環境であれば、そこで頑張ってスキルを身につけてから辞めることもアリな選択肢です。
一方、会社の外に一歩出たら使えないスキルしか身につかない環境なら、今すぐにでも外へ視野を向けることをおすすめします。IT業界って個人で稼ぐ力は身につきやすい業界ですが、会社によっては全く外で役に立たない仕事しかできないところも残念ながらあります。その場合、外に視野を向けることはとても重要でして、すぐにでも行動を起こすべきかなと思います。
また、市場価値という観点では、残念ながらIT業界の特にエンジニアの方は、自分の市場価値を正しく理解していないことがほとんどです。僕が見ている限りだと、会社に安く買い叩かれているエンジニアは世の中に山ほどいますし、市場価値さえ理解すれば、もっと人生の幅は広がると思うんですよね。
自分の市場価値を正しく知るためには、一番良いのは転職エージェントに教えてもらうことです。
例えば【IT転職】転職で本当に役立った転職サイトと転職エージェント【30社以上の中から厳選】でまとめている転職エージェントは本当に質が高いエージェントなので、ここで無料相談してみることが良いですね。
市場価値は絶対に自分一人では判断できない項目なので、転職エージェントを利用して正しく把握することが大事です。
時期だけ見ると今はIT転職の絶好のタイミング
個々人の事情によってベストなタイミングは変わりますが、
IT業界を取り巻くマーケット環境だけを見れば、今はベストなタイミングです。なぜなら、IT業界全体が人手不足だからです。
IT業界の人手不足の状況については未経験からの「IT転職の難易度と攻略法」について【プロが教える】の記事で以下のようにまとめていますので、引用しますね。
特にIT業界はこの傾向が顕著です。
根拠は転職の求人倍率を見れば一目でわかります。以下が実際の求人倍率のデータです↓
これを見ると、「IT・通信業界」の倍率は5.96倍です。全業種の平均倍率が2.4倍でして、IT業界の倍率はあらゆる業種の中でも最も高い部類です。IT業界では前述通り転職希望者と求人数が釣り合っていないので、その実態を表す求人倍率も高くなっています。
このように、多くのIT企業は人材難の状態です。ポテンシャル人材の若手自体が取れていない企業がすごく多いので、その分中途の未経験者でも、ポテンシャル人材としてIT転職しやすくなっているのは確かな事実です。
ちなみに僕が採用を手伝っているIT企業さんもまさにこの状況でして、「新卒取れない+若手取れない+経験者も取れない」のトリプルパンチのため、最近は中途採用で未経験者を取っていたりします。
こういう動きをしているIT企業はいまとても多いので、未経験からIT転職を検討している人には間違いなく追い風な状況ですね。
このように、IT業界は他の業界と比較しても人材不足が深刻化しています。特にITエンジニアの人手不足は顕著です。
だからこそ、僕たち求職者からすれば、IT転職はしやすくなっています。
実際、未経験からITエンジニアとして転職するのに3ヶ月あればできますからね。すでにIT業界にいる人なら、年収100万円アップでも実現できますよ。それほど今はマーケット的にはチャンスでして、マーケット観点のタイミングとしてはベストです。
細かい時期は気にしなくていい
大枠は上記の通りですが、細かい時期はそこまで気にする必要はありません。1年を見渡すと、年明け1月〜3月までは求人数が増えたり、9月ごろにも求人数は増えますが、それと同時に応募者も増えるので、難易度はそこまで大きく変わりません。
転職の場合、どの時期に行動したとしても、良い求人は必ずあります。それ以上に年齢を重ねることの方がリスクです。
細かいことを気にしすぎて、大枠を見落とさないようにすることが必要ですね。「次のボーナス出るまで待っておこう」を繰り返していると、あっという間に年齢を重ねてしまいます。
悲報:結局行動できない人はチャンスを掴めない
これは悲報ですが、結局行動できない人はチャンスを掴めないまま、この先10年、20年と生きていくことになります。
ここまで読んできても、多くの人は「今はIT業界は人手不足だから、転職するには良いタイミングなのか〜」で終わります。
でも、きついようですが、これでは人生なんて一向に変わっていきません。
今の人生の延長線上に理想の未来があるなら、そのままで良いと思います。でも「このままじゃ嫌だ」とそう思うなら、やっぱり行動を起こさない限りは、人生なんて何も好転していきません。
昔の日本は良かったですよね。ただ会社に勤め上げるだけで、役職も給料も上がり、定年になったら年金で生活ができましたから。戦後の日本は大変だったとはいえ、それでも良い時代だったと思います。
でも、今はもう違います。年功序列は昭和の遺産ですし、いま20代、30代の人は年金だってもらえないでしょう。少子高齢化で若い世代の負担は増え続けるばかりで、税金や社会保障費はさらに上がっていくでしょう。そうすると、手取り収入は今後、いまよりもっと少なくなります。
悲しい現実ですが、そんな時代に、僕らは生きています。何も行動せずボーッとしていても豊かになれる時代は終わりました。自分の人生を生きたいなら、まずはそのことを自覚し、その上で自分の意思で道を決め、自分で自分の人生を作っていくことが必要です。
転職活動は今すぐにでも進めておくべき
すぐに転職はしないにしても、転職活動自体はいますぐにでも進めておくべきです。なぜかというと、転職活動をしていないと、良い波が来たとしても、一向にその波に乗ることさえもできないからです。
一つ質問ですが、あなたはどんな企業に転職できそうか、転職先でどれくらいの年収をもらえそうか、客観的な事実をもとに把握できていますか?おそらく、できていないかなと思います。
把握できていない理由は一つでして、転職活動をしていないからです。転職活動を通じて転職エージェントと話をしていれば、どんな企業に転職できそうか、どれくらいの年収をもらえそうか、そういった情報を知ることができます。これこそが、市場価値です。
転職活動をしていないと、年齢だけ重ねて自分の可能性を自ら潰し、気づいたらどこにも行き先がなくなっておしまいです。そうしたら、嫌でも今の会社にずっとしがみ付いていかないといけないですし、そもそも今の会社がずっと残り続ける保証だってどこにもありません。40歳になった時に会社が潰れるかもしれません。40歳になって路頭に迷うことだって、これからの時代なら普通に起こり得ます。
追い込まれる状況になってから人生を後悔する人がいますが、個人的には、追い込まれる状況を作ってしまった自分に全ての原因があると思っています。追い込まれたくないなら、今行動を起こしておく必要があります。
まずあなたがやるべきことは、転職活動をして市場価値を正しく把握することと、実際に自分がトライできそうな求人を手元に仕入れ、チャンスを伺うことですね。そのために、まずは転職エージェントを活用しましょう。
以下の記事でおすすめの転職エージェントをまとめているので、本当に人生を変えたい方だけ、行動を起こしてみてください。人生を変えるつもりがないなら、そっとページを閉じて、将来のことは忘れて、いまを存分に楽しみましょう。人によっては、そういう生き方もアリかなと思います。各々、自分の納得いく選択をしていくことが大事です。
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