フリーランスエンジニアのYutoです。さて、最近はプログラミングを学ぶ人が増えていますが、中でも「Python」は人気を集めています。
それもそのはず、Pythonは需要が高いため、取得すれば高待遇や自由な働き方がしやすい言語です。その上、将来への見通しも明るいことから、多くの人がPythonを選んでいることは、ある意味必然と言えます。
とはいえ、Python学習できるプログラミングスクールは、世の中たくさん存在することも事実。そのため、どのPythonスクールを選んだらいいか、迷っている方も多いはず。
そこで本記事では、数十社以上あるプログラミングスクールの中で、Python学習で本当に選ぶべきプログラミングスクールを5つ厳選してご紹介します。
僕はフリーランスエンジニアとして活動しつつ、転職エージェントとしても仕事をしています。
エンジニアとしての立場はもちろん、エンジニアを採用する・仕事を発注する企業側の視点も理解しています。そのため、どのようなスキルが市場から求められているか、普通の人よりは正確に理解しているつもりです。
そのような立場から、Python学習で本当に選ぶべきプログラミングスクールを紹介していきます。
Contents
Python(パイソン)学習に向けたプログラミングスクールの選び方
まずはPython学習に向けたプログラミングスクールの選び方を解説します。
- Python特化で学ぶ or Python以外も広く学ぶ
- まずは学習だけ or 就職・転職まで見据えて学習
- オンライン型 or 通学型
Pythonスクールを選ぶ際は、上記3つのチェック項目に沿って、選んでいくことがおすすめです。
それぞれ解説します。
1. Python特化で学ぶ or Python以外も広く学ぶ
プログラミングスクールの中には、
- Pythonを集中的に学べるスクール
- Python以外の分野も総合的に学べるスクール
大きくこの2つがあります。
Python学習を希望する場合、Python特化でAIなどの自動化技術を学びたいか、それともPythonは一部にして、Webアプリ開発なども一緒に学びたいか、このどちらかとなります。
ですから、自分はどちらに当てはまるのか、まず考えることが必要です。
Python特化とPython以外も同時学習、おすすめはどっち?
- Pythonを学んでやりたいことが明確にある⇨Python特化で学ぶべき
- やりたいことはそこまで決まっていない⇨どちらでもOKだが、Pythonが最も気になるならPython特化がおすすめ
結論、上記の通りです。
大前提、プログラミング学習をする際は、一つの言語に絞って学習した方が、上達スピードは早いです。
あれもこれもと手を出すよりは、「コレ」と決めて集中的に学習した方が、スキルは早く身になるんですよね。
ですから基本的には「Python特化で学ぶことがおすすめ」です。特化で学んだ方が、早く結果につながりやすいからです。
一方、Pythonを学んでやりたいことが決まっていなくても、いろんな言語がある中でPythonの優先度が最も高いなら、まずはPython特化で学ぶことをおすすめしています。
多くの言語を同時に学ぶことは一見良さそうには見えるものの、どれも中途半端になるリスクも同時に存在します。
もちろん、器用な方であれば、複数のことを学んでも、それぞれで十分メリットを享受できると思います。ですが僕のように普通の凡人であれば、最初は一つのことに集中した方が効率は良いですね。
このように、基本的にはPython特化スクールで学ぶことがおすすめです。
とはいえ、それでも中には、Webアプリ開発などを広く学びたい方もいると思います。
ですから、本記事では「Python特化で学べるスクール」だけでなく、「Python以外も広く学べるスクール」も、両パターンで良いスクールを紹介します。
2. まずは学習だけ or 就職・転職まで見据えて学習
プログラミングスクールの中には、
- 学習のみで受講できるスクール
- 学習だけでなく、手厚い就職・転職サポートもセットになったスクール
大きくこの2つがあります。
どっちがおすすめ?
- 就職・転職する意思が固まっているなら就職・転職サポート付きスクール
- 就職・転職する意思が固まっていないなら就職・転職サポート無しスクール
選び方はシンプルで、上記でOKです。
すでに就職・転職意思があるなら、就職サポートがついたプログラミングスクールを選ぶと良いですね。手厚い転職支援や転職保証を受けられるため、高確率でエンジニアになれます。
一方、エンジニア就職はまだ考えておらず、まずは学習だけしたい場合は、学習のみのプログラミングスクールを選びましょう。このタイプなら、まず学習から進めることが可能です。
3. オンライン型 or 通学型
最後に受講スタイルですが「オンライン」または「通学」からで選んでいきます。
おすすめはどっち?
結論、どちらでもOKです。なぜなら、オンラインと通学どちらであっても、Pythonの実践スキルは身につくからです。
例えば、最近のオンラインスクールは質が高く、通学型とほぼ変わらないクオリティで学ぶこともできます。
ですから、教室に通うのが面倒だったり、そもそも自宅近くに教室がない場合は、オンラインスクールを選べばOKです。
またオンラインスクールならではのメリットとしては、教室コストがかかっていない分、教室を構えるプログラミングスクールより、受講費用が安いケースが多いです。
ですから、安価に質の高いスクールを選びたいなら、オンラインスクールを選んでおくと、通学型よりは費用を安く抑えられますよ。
一方、家だと学習できないから教室に通いたい、教室に通ってプログラミング仲間を作り、切磋琢磨して頑張りたい、そういう場合は教室型を選ぶと良いですね。これらは教室型ならではのメリットです。
前述通り、どちらであっても、今回紹介する5つのスクールなら、Pythonスキルはしっかり習得できるのでご安心ください。
Python(パイソン)学習で本当に選ぶべきプログラミングスクール5選
Python学習で選ぶべきプログラミングスクールは以下の5つです。
Python学習に強いプログラミングスクール5社
- TechAcademy (Pythonコース)【オンラインスクール最大手で、コスパが抜群に良い代表的スクール】
- Aidemy Premium Plan【Python特化の本格派プログラミングスクール】
- tech boost【Python以外も広く学べ、就職・独立など様々なキャリアを目指せる】
- テックキャンプ プログラミング教養【月額定額制で、Python含めた複数分野が学び放題】
- DIVE INTO CODE【Aidemy同様、Python学習の本格派スクール】
上記の通りです。
前述したPythonスクールを選ぶ3つのポイントに沿って、各スクールの特徴を整理すると、次の通りです。
Python学習に強いプログラミングスクール一覧
Pythonスクール | 何が学べる? | 就職サポートは? | 受講スタイルは? |
TechAcademy (Pythonコース) |
Python特化 | ◎ | オンライン完結 |
Aidemy | Python特化 | ◎ | オンライン完結 |
tech boost | Python以外も学ぶ | ◯ | オンライン or 教室 |
テックキャンプ プログラミング教養 | Python以外も学ぶ | × | オンラインと教室併用 |
DIVE INTO CODE | Python特化 | ◎ | 教室 |
比べると上記の通りです。
ここからは1社ずつ、スクールの特徴を紹介しながら解説しますね。
1. TechAcademy
言語 | PythonコースでPython特化で学べる |
期間 | 最短4週間 |
価格 | Pythonコース:4週間で149,000円(税抜) |
受講スタイル | オンライン |
就職サポート | 就職サポートあり |
TechAcademyは、オンライン完結のプログラミングスクールです。プログラミングスクールの中でもトップクラスの実績を持ち、オンラインスクールでも最大手の1社です。
僕がエンジニアになる際に利用したプログラミングスクールがTechAcademyでした。満足度が高いスクールだったのでおすすめしています。
僕がTechAcademyを受講した時に使っていたカリキュラム
TechAcademyの特徴は、実践で必要なスキルを徹底的に磨けることです。
僕が受講した際にも感じましたが、TechAcademyはとにかく実践型のプログラミングスクールです。
実際に手を動かし、サービスを作りながら学んでいったので、日々の学習を通じて、実践で使えるスキルが自然と身についたことが、受講した印象でした。
またTechAcademyでは、一人ではわからないことも、毎日何度でも使えるテキストチャットや、週2回使えるビデオチャットを通じ、現役エンジニアに質問しながら学習できたことがよかったです。
オンラインで手厚いサポートがあるため、右も左もわからない状態からでも、着実にスキルアップしていけることが特徴ですね。
その上、費用も4〜8週間10万円台と安いことも好印象でした。受けられるサポートの質の高さと、費用を比べた費用対効果で言えば、今回の5つのプログラミングスクールの中でも最も高いのがTechAcademyです。
唯一、教室受講はできないデメリットはあるものの、オンライン完結だからこそ、家賃などのコストがかからない分、費用も安いんですよね。
ですから、オンライン受講に問題がなければ、TechAcademyはデメリットはほぼないと思います。
なお、TechAcademyには20種類以上のコースがありますが、Python学習するならPythonコースを選びましょう。こちらはPython特化で学べるコースです。
TechAcademyは受講検討者向けに、1週間のプログラミング無料体験をやっています。まずはトライしてみると受講イメージが湧いてくると思いますよ。
また、公式サイトには無料説明会動画もあるので、こちらもチェックの上、TechAcademyを受講するかどうか決めることがおすすめです。
体験談はこちら
TechAcademy(テックアカデミー)でエンジニアになれました!【感想や評判を解説】
2. Aidemy Premium Plan
言語 | Aidemy Premium Plan(Python基礎 + AI開発など) |
期間 | 3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月 |
価格 | Aidemy Premium Plan:3ヶ月480,000円(税抜) |
受講スタイル | オンライン型 |
就職サポート | 就職サポートあり |
AidemyはAI分野に特化したPython特化型プログラミングスクールです。Aidemy自体がPython特化型プログラミングスクールなので、Pythonを学ぶなら最適な環境です。
AidemyにはAidemy Premium Planというコースがあります。Aidemy Premium Planでは、
- 機械学習
- ディープラーニング
- データ分析
- AIアプリ開発
といった分野を集中的に学び、Pythonエンジニアに必要なスキルを高いレベルで習得することができます。
事実として、Aidemyは質の高さが評価され、東証一部上場企業をはじめとする多くの企業に対し、AI教育としてプログラム導入している実績もあります。
このように、Python分野における質の高さは、企業はもちろん、現役エンジニアの中でも評判が特に高いスクールです。
Aidemyを検討してみたい場合、次のステップは「オンライン無料相談」です。卒業生のその後のキャリアなども詳しく聞けるので、興味がある場合は、まずは相談してみることをおすすめします。
レビュー記事はこちら
AIを学ぶなら「Aidemy Premium Plan」が最もベストな理由【評判を徹底解説】
3. tech boost
言語 | HTML、CSS、Ruby + 「AI」「ブロックチェーン」「Iot」のいずれか一つ |
期間 | 3ヶ月 |
価格 | 3ヶ月で299,400円(税抜) |
受講スタイル | 教室型 + オンライン両方対応 |
就職サポート | あり |
tech boostはPythonだけでなく、Rubyなどのプログラミング言語も含めて、総合的に学んでいくプログラミングスクールです。
tech boostの特徴は、エンジニアのキャリアをトータルサポートできる学習環境・支援体制を持っていることです。
というのも、プログラミングスクール「tech boost」を運営しているBranding Engineerという会社は、自社で転職エージェントサービス「TechStars」や、フリーランスエンジニア向けエージェントサービス「Midworks」を運営しているからです。
つまり、tech boostは、
- 未経験からプログラミング学習を教えることができる
- 転職先を引っ張ってこれる力がある
- 独立に向けた支援もできる
というように、未経験からフリーランスエンジニアとして羽ばたくまでの一連のプロセスを支援できる体制があります。これは他のスクールにはない、tech boostならではの強みです。
一方、Pythonを学ぶ観点で言うと、tech boostはPython特化スクールではないため、Pythonを徹底的に磨くことには不向きな点はデメリットですね。
ですが、Python含めたプログラミングの広いスキルを身につけ、市場価値の高いエンジニアになれることは、tech boostの魅力だと感じます。
卒業生の就職先やキャリアについては、tech boostも無料説明会で聞くことができます。気になる場合は参加してみることが良いでしょう。
レビュー記事はこちら
tech boost(テックブースト)のリアルな評判や口コミ【現役エンジニアが徹底解説】
4. テックキャンプ プログラミング教養
言語 | Webアプリケーション(Ruby)、AI、VR、オリジナルアプリ、デザイン、Iphoneアプリの6コースが学び放題 |
期間 | 最短4週間 |
価格 | 入会金198,000円+月額19,800円(税抜き) *月額費用は初月無料 |
受講スタイル | 教室型(東京、大阪、名古屋に教室あり) |
備考 | 就職支援なし |
テックキャンプ プログラミング教養は多くの初心者から選ばれている、代表的なプログラミングスクールの一つです。テックキャンプは僕も過去に受講したことがあります。
テックキャンプを受講した際に利用していたカリキュラム
テックキャンプを受講した感想としては、カリキュラムが初心者向きで、とてもわかりやすかったことが印象的でした。ストレスなく学習できたことが、受講して良かったことですね。
一方、テックキャンプにはPython特化で学べる専門コースは存在しておらず、Pythonだけでなく、RubyなどのWeb系プログラミングやWebデザインが「月額定額制で学び放題」となっていることが最大の特徴です。
がっつりPythonを学ぶことは不向きであるものの、広くいろんな分野を学びつつ、その一つでPythonを学びたい場合、テックキャンプは合っていますね。
Python特化で学ぶのではなく、Pythonを学びつつ他の言語も広く学んでみたい場合は、テックキャンプ プログラミング教養を検討してみることが良いと思いますよ。
テックキャンプのプログラミング教養ではオンラインで相談できる「無料カウンセリング」、Web制作なども体験できる「無料体験会」があります。
どちらも無料ですし、Python以外のことも勉強できてむしろ損は一切ありません。言語はそれぞれ違っても共通する本質の部分を学べることは結果としてかなり力になります。
いきなり体験会はちょっとなぁという方には「無料カウンセリング」、とりあえずプログラミングがどんなものかを知りたければ「無料体験会」をお勧めします。
体験談はこちら
テックキャンプを20代後半の初心者が受けた感想【評判や効果】
5. DIVE INTO CODE
言語 | Python(機械学習エンジニアコース) |
期間 | 4ヶ月 |
価格 | 入会金:200,000円(税抜)+受講料:798,000円(税抜) |
受講スタイル | 機械学習エンジニアコースは教室型のみ(東京の渋谷) |
備考 | 就職サポートあり |
DIVE INTO CODEは、Python学習に特化した機械学習エンジニアコースがあります。
Python特化で4ヶ月間、集中的に学ぶことが特徴です。とにかくPython/AI分野に特化しているので、前述したAidemy Premium Planと近いですね。
一方、費用面でいうと、入会金20万円に加えて、受講料が80万円弱と、費用が高いことがデメリットです。
とはいえ、DIVE INTO CODEは未経験からPythonエンジニアになるフルサポートを受けることができるので、エンジニアになってしまえば元はすぐに取れますよ。
Pythonを本気で学んで、市場価値の高いエンジニアになりたい方は、DIVE INTO CODEを検討してみると良いですね。
どうしても迷ったらどのPythonスクールを選んだらいい?
オンラインで安く、良質なPython学習がしたい | オンライン最大手で費用対効果抜群の「TechAcademy(Pythonコース)」 |
Pythonに強い本格派スクールで学びたい | Python学習でトップクラスの「Aidemy Premium Plan」 |
転職や独立など、複数のキャリアの選択肢を得たい | エンジニアのキャリアのトータルサポートに強い「tech boost」 |
Pythonだけでなく、他の言語も広く学びたい | 定額学び放題の「テックキャンプ プログラミング教養」 |
お金は惜しまず、フルサポートを徹底的に受けたい | 4ヶ月のフルサポート付き「DIVE INTO CODE」 |
個人的には、上記の選び方がおすすめです。
中でも迷ったら、現役エンジニアからオンラインで学べるTechAcademy Pythonコースか、AI特化で質の高い学習ができるAidemyがおすすめです。
どちらも評判が良く、質も確かなスクールです。費用感でもコスパが良い2社なので、迷ったらこの2つで良いと思いますよ。
とはいえ、プログラミングスクールは人によって合う・合わないもありますので、できれば1社ではなく2社は、無料体験や説明会を試してみてから、本受講するスクールを決めることがおすすめです。
今回紹介した5つのプログラミングスクールはどれも間違いないスクールですが、自身の目で比較しながら検討することで、スクール選びで失敗する可能性は極限まで減らすことができますよ。
まとめ
いまエンジニアは圧倒的に人手不足です。その中でもPython領域は、人材がかなり不足していることが実情です。
そのような状況ですから、今回紹介したようなPythonプログラミングスクールで学習すれば、これまでの学歴や経歴関係なく、スキルを習得し、Pythonエンジニアになることが可能です。
Pythonプログラミングスクールで技術を身につければ、数ヶ月後にはエンジニアとして企業へ就職・転職し、2年後にはフリーランス独立することも現実的に目指せます。
エンジニアの世界はフリーランスになると収入が一気に上がるので、月収60万円以上は十分可能できますよ。
また、リモートワークや週3勤務といった働き方も、PC1台でどこでも仕事ができるエンジニアなら、特に実現しやすいです。
Pythonは現時点での需要はもちろん、将来性も高いので、学ぶ言語として間違いない選択の一つです。
一度身につければこの先の人生がグッと楽になるスキルだからこそ、このタイミングで学んでおくと、未来の自分にとって間違いなくプラスになると思いますよ。
今回ご紹介したPythonプログラミングスクール【公式サイトへ飛びます】
- TechAcademy(Pythonコース)【オンラインスクール最大手で、コスパが抜群に良い代表的スクール】
- Aidemy Premium Plan【Python特化の本格派プログラミングスクール】
- tech boost【Python以外も広く学べ、就職・独立など様々なキャリアを目指せる】
- テックキャンプ プログラミング教養【月額定額制で、Python含めた複数分野が学び放題】
- DIVE INTO CODE【Aidemy同様、Python学習の本格派スクール】
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