チャットボットとは、「チャット」と「ボット」という2つの言葉を組み合わせた言葉で、ユーザーからの問いかけに対して自動で返答するプログラムです。業務効率化からマーケティングまで、さまざまな目的で導入する会社が増えています。しかしツールによって特徴が大きく異なるため、「どれを選べばいいのか分からない」と悩む人も少なくありません。
この記事では、チャットボットツールの選び方や、おすすめのツール16選について紹介します。チャットボットツールの導入で悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
チャットボットの選び方

チャットボットを選ぶときは、次の5つが大切です。
- 導入の目的に合わせて選ぶ
- AI搭載の有無を確認する
- 機能性を比較して選ぶ
- 導入社数や実績を参考にする
- 費用対効果を考えながら選ぶ
ツールによって特徴が異なるため、選び方を間違えると期待していた効果が得られない可能性もあるでしょう。それぞれのポイントについて解説します。
導入の目的に合わせて選ぶ
「チャットボットを導入することで、どのような目的を達成したいのか」についてよく考えてから選ぶことが重要です。カスタマーサポートに適したもの、社内ヘルプデスクに使えるもの、マーケティング支援に役立つものなど、ツールによって特徴が異なります。
すでに円滑な業務体制が取れているところにツールを導入すると、効果がないばかりか業務効率が悪くなる可能性もあるため注意しなければなりません。チャットボットを選ぶ際は、そのツールがどのような特徴を持っているか必ずチェックするようにしてください。
AI搭載の有無を確認する
チャットボットには、AI型とシナリオ型の2種類があります。AIを搭載したチャットボットは、過去に蓄積された膨大なデータを解析して、最適な答えをユーザーに返すというのが最大の特徴です。一方でシナリオ型の場合は、チャットボットが提示した選択肢のなかからユーザーが選択し、その選択に合わせて次の選択肢を提示するという流れを繰り返します。
AI搭載のほうが高性能ではあるものの、料金は高くなりがちです。シナリオ型の場合は登録したシナリオ以外の回答はできませんが、シンプルな操作性とコストの低さが魅力です。AI搭載の有無によって使い勝手が変わるため、自社の目的に合うほうを選びましょう。
機能性を比較して選ぶ
チャットボットツールによって「何ができて、何ができないか」が異なります。特に分析機能はツールによる差が顕著にあらわれやすく、顧客ごとの特性を詳細に取得できるもの、条件にもとづいてセグメント分けできるものなどさまざまです。
チャットボットを導入する際は、「自社に足りない要素」と「ツールごとの強み」をよく理解した上で最適なものを選びましょう。
導入社数や実績を参考にする
ツール選びで悩んだときは、導入社数や過去の実績なども参考にすると良いでしょう。一口にツールといっても何十種類も存在するため、なかには特徴が似通ったものも少なくありません。
導入社数や過去の実績は、信頼性の証ともいえる指標です。多くの企業に利用されているということは、それだけ便利なツールであると考えることもできるでしょう。
費用対効果を考えながら選ぶ
チャットボットツールを導入するためには、数万円から数十万円単位のお金が必要になります。月額数千円で提供しているサービスもありますが、それはあくまで個人向けで、企業で使うとなると物足りなさを感じてしまうでしょう。
ツールによっては複数の料金プランを用意していたり、無料お試し期間を設けていたりするものも少なくありません。それぞれの費用対効果も検討しつつ、最適なツールを選ぶことが大切です。
チャットボットツールのおすすめ16選

おすすめのチャットボットツールについて紹介します。今回紹介するのは以下の16種類です。
- GENIEE CHAT
- チャットプラス
- OfficeBot
- hachidori
- COTOHA Chat&FAQ
- Tebot
- Cross Talk
- AnyChat
- Kasanare
- AIさくらさん
- triplaチャットボット
- KARAKURI CHATbot
- LogicalMind TALK
- チャットディーラー
- RICOH Chatbot Service
- CAT.AI マルチAIエージェント for Voice
ツールごとに機能性や料金プランはさまざまです。じっくり比較して、自社に最適なチャットボットを選んでください。
GENIEE CHAT

| 運営会社 | 株式会社ジーニー |
| 料金プラン | チャットEFOプラン:成果報酬型 リマケLINEプラン:成果報酬型 かご落ちメールプラン:成果報酬型 |
| 機能 | オペレータ-チャット シナリオキャンバス カスタマー管理 チャットボット EFO(フォーム最適化) アンノウンカスタマー一覧 ボット表示の条件分け 話しかけ機能 |
| 設置場所 | Webサイト LINE など |
| AI搭載有無 | – |
訪れたユーザーの行動をすべて可視化することで、一人ひとりに合わせたオンライン接客ができるチャットボットです。ユーザーの行動を細かく分析することで、CVRの向上や問い合わせ件数の削減のためのヒントが見えてきます。
成果報酬型の料金プランであるため、導入初期で売り上げがたっていない時期でもコスト面の負担を軽くすることができます。コスパ良くオンライン集客したい人におすすめです。
チャットプラス

| 運営会社 | チャットプラス株式会社 |
| 料金プラン(税込) | ミニマム:月額1,650円 ビジネスライト:月額10,780円 プレミアム:月額30,800円 AIライト:月額55,000円 オートAI:月額78,650円〜 AIチャットボット:月額165,000円 |
| 機能 | AI会話機能 シナリオ設定 Q&A予測表示 ウィンドウデザイン Excelで管理 レポート・データ分析 ファイル添付機能 有人チャット 回答支援・簡易入力 外部サービス連携 API連携 IPアクセス制限 |
| 設置場所 | Webサイト ECショップ など |
| AI搭載有無 | ○(※オートAIプラン以上) |
豊富な料金プランが用意されており、自社のニーズに合わせて柔軟に選べるチャットボットです。サポート体制も充実しており、はじめてのチャットボット導入でも安心できるでしょう。
上位のプランになるほど機能が充実していきます。まずはお試しで月額1,980円のミニマムプランをはじめてみるのも選択肢の1つです。
OfficeBot

| 運営会社 | ネオス株式会社 |
| 料金プラン | 初期費用350,000円 月額費用150,000円 |
| 機能 | FAQ学習AI ドキュメント学習AI |
| 設置場所 | Webサイト LINE Microsoft Teams Slack など |
| AI搭載有無 | ○ |
独自AIを活用した社内向けのチャットボットです。大量の社内ドキュメントを読み込んだり、過去のFAQから学習したりするため、使えば使うほど精度が高まっていきます。
初期費用がかかるものの、社内の業務効率化を図りたい人にはぴったりのツールです。Microsoft TeamsやSlackといったチャットツールとの連携もできるので、幅広い場面で活躍してくれるでしょう。
hachidori

| 運営会社 | 株式会社エフ・コード |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能 | ポップアップ型WEB接客 LINE通知メッセージ 友だち登録経路分析 セグメント配信 セグメントリッチメニュー キャンペーン |
| 設置場所 | Webサイト LINE など |
| AI搭載有無 | – |
LINEを活用したマーケティング活動に特化したチャットボットです。導入経路分析からユーザーごとの特徴を把握し、一人ひとりに合う情報を配信できる点が最大の魅力といえます。
友だち追加経路分析やセグメント配信といった複雑な分析もできるため、必要な人に必要な情報を届けることができます。キャンペーン機能も使えるので、定期的に活用するとユーザー満足度も高まるでしょう。
COTOHA Chat&FAQ

| 運営会社 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
| 料金プラン(税込) | レギュラープラン 初期費用:3,300,000円 月額費用:214,500円〜(~20,000セッション/月) |
| 機能 | ドキュメント回答 マルチリンガル オペレーターチャット Teamsアダプター お問い合わせ内容の自動集計・分析・グラフ化 |
| 設置場所 | Webサイト Microsoft Teams など |
| AI搭載有無 | ○ |
ドキュメント回答機能や、13言語へリアルタイム翻訳機能など、オペレーション業務効率化に役立つチャットボットです。お問い合わせ数を集計して内容ごとにランキング化したり、未解決のお問い合わせ内容をクラスタリングする機能も搭載しており、FAQ改善効果が期待できます。
他のチャットボットツールと比較すると導入する費用は高めですが、ハイレベルな機能を使うことができます。多言語対応もしているので、国際的なビジネスを展開したい人にもおすすめです。
Tebot

| 運営会社 | 株式会社アノテテ |
| 料金プラン | 月額費用:45,000円 |
| 機能 | 高性能AI 回答サジェスト シナリオ登録 有人チャット切り換え カテゴリ管理 Q&A対話登録 フォーム挿入や画像添付 高度な分析・QA解析 外部ツール連携 |
| 設置場所 | Webサイト など |
| AI搭載有無 | ○ |
チャットボットの基本的な機能は網羅しつつ、低コストで導入できるのが魅力です。シンプルで使いやすく、導入から最短20分で運用を開始できるという手軽さも見逃せません。
高性能になればなるほど操作が複雑になるチャットボットですが、Tebotは直感的に操作しやすいデザインとなっています。「チャットボットを導入しても使いこなせるかどうか不安」という人でも、安心して活用できるでしょう。
Cross Talk

| 運営会社 | 株式会社フリップデスク |
| 料金プラン | 初期費用:50,000円 月額費用:39,800円 |
| 機能 | ターゲティング条件 取得データの活用 言い回しや表記ゆれ対応 有人チャット連携 シンプルでわかりやすいUI/UX 安心のセキュリティ運用基盤 |
| 設置場所 | Webサイト ECショップ など |
| AI搭載有無 | – |
ECショップの売上アップを目指す人向けのチャットボットです。直感的に理解しやすい管理画面と運用コストの低さから、初心者にもおすすめのチャットボットツールといえるでしょう。
ECショップに商品を並べているだけでは、見込み客を取りこぼしてしまう場面も多々あります。チャットボットが購入を悩んでいる人の背中を押してあげることで、売上アップが期待できます。
AnyChat

| 運営会社 | AnyMind Group株式会社 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能 | 購入や発送をトリガーにしたステップ配信 新商品・再入荷のお知らせ 1対1カスタマーサポート カート落ちのお知らせ ECサイトの顧客データと連携 Shopifyサイト構築サポート |
| 設置場所 | ECショップ LINE など |
| AI搭載有無 | – |
LINEを活用したカスタマーサポートやCVR向上が期待できるチャットボットです。ライトプランは月額5,000円で15,000通、スタンダードプランは月額15,000円で45,000通までメッセージを送信できます。
AI搭載チャットボットと比べると、月額費用が安い点が魅力です。小規模のビジネスを手掛けている人におすすめのツールといえるでしょう。
Kasanare

| 運営会社 | カサナレ株式会社 |
| 料金プラン | 初期費用:1,000,000円 月額費用:80,000円+API費用 |
| 機能 | リードジェネレーション オートマチックセールス カスタマーサクセス マーケティング分析 Webコンシェルジュ コミュニティアプローチ |
| 設置場所 | Webサイト など |
| AI搭載有無 | ○ |
自社専用のChatGPTを実装することができるのが最大の特徴です。大規模言語モデルと呼ばれる複雑な機械学習モデルを使用することで、より自然な対話力を実現しています。
集客経路の分析からマーケティング戦略の改善まで、幅広いシーンで活躍するチャットボットです。導入することで、競合他社にはない強みを発揮できるでしょう。
AIさくらさん

| 運営会社 | 株式会社ティファナ・ドットコム |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 機能 | さくらさんの制服を企業の制服にカスタマイズ可能 別のシステムと連携して独自カスタマイズ 他のAIさくらさんシリーズとの連携が可能 ChatGPT搭載 |
| 設置場所 | Webサイト など |
| AI搭載有無 | ○ |
「さくらさん」というキャラクターが魅力的な、デジタルヒューマン型のチャットボットです。最高裁判所や都道府県のホームページなど、公的機関でも広く導入されています。
デジタルヒューマンを活用することで、一般の人からしても馴染みやすいというのが特徴です。年齢や性別を問わず多くの人をターゲットにしたビジネスを展開する際にも活躍してくれるでしょう。
triplaチャットボット

| 運営会社 | tripla株式会社 |
| 料金プラン | 基本料金:月額25,000円 従量課金:月額25,000円 |
| 機能 | AI機械学習 自動メッセージ機能 FAQ入力と修正 デザインを自由にカスタマイズ タイムゾーンの設定 |
| 設置場所 | Webサイト など |
| AI搭載有無 | ○ |
旅行業社の業務効率化を目指して開発されたチャットボットです。LINEやFacebookなどのSNSとの連携も簡単なうえに、多言語に対応している点も旅行業社にとっては欠かせないポイントになります。
AIが搭載されているうえに月額費用も安いというのが注目すべきポイントです。FAQを準備することなくはじめられる手軽さも見逃せません。
KARAKURI CHATbot

| 運営会社 | カラクリ株式会社 |
| 料金プラン | 打ち合わせをしたうえで見積もりを提示 |
| 機能 | 直感的に操作できる管理画面 AIの育成に必要な仕組みで特許取得 導入前後のサポート 柔軟なカスタマイズ |
| 設置場所 | Webサイトなど |
| AI搭載有無 | ○ |
カスタマーサポート領域に特化したチャットボットツールです。ユーザーからのお問い合わせに自動で対応したり、データを整理することでFAQの改善に役立てたりできます。
AIの育成に関する特許を取得しており、他社にはない育成プログラムが最大の特徴です。メルカリやセブンイレブンといった大手企業の導入実績が豊富な点もポイントです。
LogicalMind TALK

| 運営会社 | 株式会社マインドシフト |
| 料金プラン | 料金の詳細についてはお問い合わせが必要 |
| 機能 | 検索処理 辞書作成機能 重要度の補正 |
| 設置場所 | Webサイト ECショップ など |
| AI搭載有無 | ○ |
現在使用中のQ&Aをエクセルファイルにコピーするだけで簡単に使えるため、導入の手間がないというのがメリットです。機械学習への知見が少ない人でも安心して導入することができるでしょう。
必要に応じて、後から文章を学習させることで、FAQの精度をさらに高めることもできます。使えば使うほど、顧客満足度の高いサービスが実現するでしょう。
チャットディーラー

| 運営会社 | 株式会社ラクス |
| 料金プラン | 料金の詳細についてはお問い合わせが必要 |
| 機能 | 社内向け質問テンプレート カスタム質問 CSVインポート登録 HTMLエディタ登録 画像/ファイル添付 シングルサインオン |
| 設置場所 | Webサイト LINE Microsoft Teams など |
| AI搭載有無 | ○ |
社内の業務効率化を目標にして開発されたチャットボットです。ファイルの移動やデータの共有といった業務全般に関わる作業も効率化できます。
レポート機能が充実しているため、従業員のニーズにあわせてPDCAを回しやすい仕組みになっています。従業員が働きやすい職場にしたいと考えている人におすすめのツールです。
RICOH Chatbot Service

| 運営会社 | 株式会社リコー |
| 料金プラン | STARTER:月額19,800円 STANDARD:月額55,000円~ ENTERPRISE:個別見積 |
| 機能 | Excel管理で手間を省力化 辞書型とシナリオ型のハイブリッド 導入前後の手厚いサポート 業種別テンプレート 複数のAPI登録 外部システムとの連携 |
| 設置場所 | Webサイト LINE Microsoft Teams など |
| AI搭載有無 | ○ |
タグを埋め込むだけで簡単に設置できるうえに、データ管理はエクセルで行うため非常に使い勝手の良いチャットボットです。
LINEやMicrosoft Teamsなどさまざまな外部ツールとの連携も可能なので、業種や部署を問わず幅広いシーンで導入可能です。
CAT.AI マルチAIエージェント for Voice

| 運営会社 | 株式会社トゥモロー・ネット |
| 料金プラン | 導入費用・月額費用ともに個別見積 |
| 機能 | 自社開発の音声認識(STT)や自然言語処理(NLP)技術により、利用者が話す/入力する言葉を高精度で理解 |
| 設置場所 | コールセンターや問い合わせ対応窓口、チャット/音声両チャネルを活用できる場面 |
| AI搭載有無 | ○ |
CAT.AI マルチAIエージェント for Voiceは、チャット(テキスト)とボイス(音声)の両チャネルを一つのプラットフォームで提供し、ユーザーとの自然な対話を実現するAIソリューションです。
自社開発の音声認識(STT)や自然言語処理(NLP)技術により、利用者が話す/入力する言葉を高精度で理解し、質問や状況の変化を文脈を維持して応答可能です。
さらに、カメラ撮影によるナンバープレート認識/GPSモードによる位置情報取得などのモードを備えた「マルチモードAI®」も特徴としており、例えばロードサービスの受付など、緊急性・変動対応が求められる場面でも導入実績があります。
運用後も対話ログ解析+品質向上支援により、継続的な改善が可能で、オペレーター負荷削減とCX(顧客体験)向上を両立できる点が大きな強みです。
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まとめ:チャットボットは目的に合わせて選ぼう
チャットボットを選ぶときは、AI搭載の有無や実績などを参考にして、自社の目的に合うツールを選ぶことが大切です。自社に足りない部分を補完できるようなツールを見つけ出せると、業務効率化や売上アップにつながる可能性は大いにあります。
チャットボットを導入する際は、コスト面にも注意しなければなりません。ツールごとに複数の料金プランが用意されている場合も多いので、費用対効果を検討しつつ最適なプランを選びましょう。
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