被リンク営業のやり方5ステップ!メール例文と注意点を解説

被リンク営業とは、自社の調査・解説・サービスなどを関連するサイトの運営者に知らせ、参考情報として紹介やリンク掲載を検討してもらう取り組みです。大切なのは、リンク数を増やすことだけでなく、相手の記事を読む人にとって、紹介する理由がある情報を届けることです。

この記事では、提案先の選び方、連絡の手順、使い方を調整できるメール例文、効果測定を解説します。あわせて、リンク購入や過剰な相互リンクなど、避けるべき施策をGoogleの公式情報に基づいて整理します。

Torikoshi-Ryo

記事の監修者

鳥越 凌

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andmedia(株)代表取締役

成果報酬思考のSEOマーケター

SEOに9年(1万時間以上)捧げたマーケター。アフィリエイトサイト・事業会社での経験を元に本質的なSEO支援を行う。オウンドメディアのSEO集客とCVR改善が得意です。

被リンク営業の目的とSEOにおける位置付け

Googleは、ページ間のリンクを理解する仕組みを検索ランキングに利用しています。ただし、リンクの本数だけで検索順位が決まるわけではなく、被リンク営業をすれば順位が上がるという保証もありません。

情報が有用でも、関係する編集者や企業に知られていなければ紹介される機会は限られます。そこで、自社が公開した一次情報や実務資料を必要とする相手に届ける活動が役立ちます。検索流入への影響に加え、掲載先からの訪問や認知の拡大も目的として考えましょう。

「Googleが被リンク営業を推奨している」「どのサイトでも営業が必須」とまではいえません。まず検索する人の疑問に答えるページを整え、その内容を知らせる活動として位置付けることが重要です。

参照:Google検索のリンク分析システム

依頼前に確認したいリンク施策の注意点

Googleは、ランキング操作を主目的にリンクを作る行為をリンクスパムとして扱っています。たとえば、順位を上げる目的でリンクを売買する、過剰に交換する、自動プログラムでリンクを作る行為などです。

避けたい提案 情報提供として見直す方向
リンクを返すことを条件に、紹介記事を量産する その媒体の読者に必要な情報かを判断し、掲載を相手に委ねる
商品や謝礼の提供と引き換えに、順位評価を渡すリンクを要求する 広告・スポンサーとしての関係を明確にし、適切な属性を付ける
指定キーワードのアンカーテキストやdofollowを必須にする 内容に合う表現とリンク属性の判断を掲載側に委ねる
関連性のないサイトへ同じ文面を大量に送る 記事を読み、提案する理由がある相手に絞る

通常の取引先紹介や共同イベントの案内などで互いにリンクすることと、ランキング操作を目的とした過剰な交換は同じではありません。「相互リンクならすべて安全」「関連業種なら必ず問題ない」と一律に判断しないでください。

広告やスポンサーリンクには、Googleが推奨するrel=”sponsored”などを使います。nofollowも認められています。掲載側に属性の削除を迫るような依頼は避けましょう。

参照:Googleのリンクスパムポリシー、外部リンクの属性の指定方法

提案先と良質な被リンクを判断する4つの観点

1.テーマと読者に関連性があるか

自社と同じ業界かどうかだけでなく、実際に掲載を想定する記事の文脈を確認します。たとえば採用に関する調査なら、採用担当者向けの記事に参考資料として案内する理由があります。一方、無関係な記事へ会社のトップページを追加しても、読者の疑問には答えられません。

2.運営者と記事の内容を確認できるか

会社情報、著者、記事の日付、出典、ほかの記事を確認します。外部サイトへのリンクだけが並ぶページや、無関係なテーマが混在するサイトは、掲載の意義を慎重に考えてください。

AhrefsのDRなどは、調査ツールが独自に算出する指標です。Googleの評価点や、掲載すれば順位が上がることの証明ではありません。数値だけで営業先を選ばず、記事の実態と読者との接点を確認しましょう。

参照:AhrefsのDomain Ratingの説明

3.紹介する内容とリンク先が一致しているか

調査結果の出典なら調査ページ、手順の補足なら該当する解説ページへ案内します。トップページへのリンクだけを求めるより、読者が必要な情報へ直接移動できることが大切です。

アンカーテキストはリンク先の内容が分かる表現にします。社名、資料名、記事名などを文脈に合わせて使い、狙うキーワードの完全一致を無理に指定する必要はありません。

参照:Googleのリンクに関するベストプラクティス

4.リンク属性だけで価値を決めていないか

「dofollow」は一般にnofollowなどで修飾されていないリンクを指す呼び方で、専用の属性を追加する必要はありません。Googleはnofollowなどの属性をヒントとして扱うと説明しています。

そのため、「nofollowならSEOも集客も無意味」「dofollowなら必ず評価される」とは判断できません。nofollowでも読者がリンクをクリックして訪問する可能性はあります。掲載文脈、流入、問い合わせなども含めて評価してください。

参照:nofollowの扱いに関するGoogleの説明

被リンク営業の進め方5ステップ

1.紹介してもらう情報を準備する

独自調査、業務で使えるテンプレート、比較に役立つデータ、専門家への取材など、相手が参考資料として使える情報を用意します。調査なら対象者、人数、実施日、方法、質問内容、集計の条件を明示し、結果からいえないことを断定しないようにしましょう。

先に営業文を大量に作るのではなく、「この情報を追加すると、相手の読者の何が分かるか」を説明できる状態にします。

2.記事単位で候補を探し、リスト化する

関連するテーマの記事や、既に自社の情報を紹介しているページを探します。被リンク分析ツールも調査の補助になりますが、競合にリンクしているという理由だけで依頼先に加えないでください。対象ページを読んでから判断します。

管理項目 記録する内容
媒体・記事 サイト名、対象URL、記事のテーマ、確認日
提案する理由 補足できる情報、読者への利点、自社の資料URL
連絡先 編集部・広報などの公開窓口、営業受付の方針
対応状況 未連絡、連絡済み、返信、辞退、掲載、連絡停止
掲載確認 掲載URL、日付、リンク先、属性、内容の正確性

3.相手の記事に合わせた短い提案を作る

連絡する理由、対象の記事、提供できる情報、資料の所在を簡潔にまとめます。「SEO評価を高め合いたい」という自社側の都合だけでなく、読者にとっての用途を伝えてください。読んでいない記事を褒めたり、調査人数や実績を誇張したりしないことも重要です。

4.適切な窓口へ連絡し、相手の判断を尊重する

情報提供を受け付ける編集部や広報窓口など、内容に合う連絡先を使います。顧客サポート、採用応募、緊急連絡のフォームを流用しないようにしてください。営業を受け付けない旨が示されている場合は、その方針に従います。

断られた相手や連絡停止を求めた相手には、以後の送信を止めます。返信がないことを理由に、短期間でメール、電話、SNSへ繰り返し接触しないよう、履歴を共有しましょう。

5.掲載後の内容と成果を確認する

紹介されたら、リンクが開くか、引用した数字や説明が正しいかを確認します。誤りがある場合は該当箇所と根拠を伝え、修正を相談してください。掲載へのお礼と、データ更新時の情報提供は、継続的な関係づくりにもつながります。

被リンク営業で使えるメール例文2つ

以下は本記事で作成した文面の例です。実際に確認した記事と、提供できる事実に合わせて書き換えてください。掲載やリンク属性を条件にせず、編集方針に沿って判断してもらう構成にしています。

一次情報を参考資料として案内する例

件名:〇〇に関する記事への参考資料のご案内

〇〇編集部 ご担当者様
株式会社〇〇の△△と申します。
貴媒体の「記事名」を拝見し、〇〇の説明に関連する調査資料をご案内したくご連絡しました。
弊社では、〇年〇月に〇〇を対象とした調査を実施し、結果と調査条件を次のページで公開しています。
資料URL:〇〇
補足できる点:〇〇の実態を確認できるデータを掲載しています。
記事の更新や今後の企画で参考になるようでしたら、ご検討いただけますと幸いです。調査条件に関するご質問にもお答えします。掲載の可否や表現は、貴媒体の編集方針にお任せいたします。
会社名・氏名・問い合わせ先

既存の紹介記事へ出典URLを案内する例

件名:「記事名」でご紹介いただいた資料の出典について

〇〇編集部 ご担当者様
株式会社〇〇の△△です。貴媒体で弊社の「資料名」をご紹介いただき、ありがとうございます。
対象記事:〇〇
記事中の〇〇に関する元データは、以下のページで公開しています。
出典URL:〇〇
読者の方が調査条件や詳細を確認できるよう、必要でしたら出典としてご利用ください。
追加で必要な情報があればお知らせください。
会社名・氏名・問い合わせ先

リンク切れを伝える場合も、実際に確認した対象URLと該当箇所を示します。元の情報を代替できないページを、リンク獲得だけのために提案するのは避けましょう。

営業とあわせて取り組める情報発信

調査結果や取材情報を公開する

独自の調査や取材は、他媒体が根拠を確認できる一次情報になります。数字だけでなく調査方法や限界を明記し、参照しやすいURLで公開してください。プレスリリースを配信する場合も、転載数とSEO上の効果を同一視せず、どこにどのような形で掲載されたかを確認します。

andmediaでは、アンケート調査やプレスリリース制作・配信を支援する「アンドプレス」を提供しています。支援範囲はサービスページをご確認ください。

アンドプレスの詳細はこちら

事業に関係するイベントや地域活動へ参加する

共同セミナー、業界の勉強会、地域の取り組みなどで、活動内容や登壇者の情報が紹介される場合があります。リンク取得だけを目的に無関係な活動へ参加するのではなく、顧客や地域との接点になるかを判断しましょう。紹介やリンクの掲載は、主催者・媒体の方針によります。

被リンク営業の効果測定と外注時の確認項目

見る項目 確認する目的
返信・掲載の状況 提案する情報と相手の関心が合っているか
参照元サイト・掲載ページ 関連する文脈で紹介されているか
参照元からの訪問・問い合わせ 読者との接点や事業上の成果につながったか
対象ページの検索実績 一定期間で表示・クリックにどんな変化があるか
制作・連絡にかかった工数 継続する施策として見合っているか

Search Consoleの「リンク」レポートでも外部リンクを確認できます。ただし、すべてのリンクを網羅する一覧ではなく、現在は削除されたリンクが含まれることもあります。掲載ページを直接確認し、分析ツールの検出数と一致しなくても直ちに問題とは判断しないでください。

検索順位はコンテンツ更新や競合の変化などでも動くため、掲載の前後で順位が上がっただけで、リンク単独の効果と断定はできません。

外注する場合は、営業先の選定方法、実際の提案文、金銭や相互リンクの条件、報告する掲載URL、断られた相手への対応を確認します。「何本保証」「DRが何点上がる」だけでなく、どういう情報がどこへ掲載されるのかを説明できる会社を選びましょう。

参照:Search Consoleのリンクレポート

まとめ:紹介する理由のある情報を、必要な相手に届ける

被リンク営業では、提供する情報、掲載先の読者、記事の文脈が合っていることが重要です。参考になる資料を作り、相手に合わせた提案を行い、掲載後は内容と流入を確認しましょう。

被リンクの基礎や獲得方法を広く確認したい方は、被リンクのSEO効果と増やし方も参考にしてください。

旧記事に掲載していた関連動画を見る

動画は旧記事掲載時の内容です。現在のリンク属性や施策の判断については、本文中のGoogle公式資料もあわせてご確認ください。


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