オウンドメディアを立ち上げたけど、あまり成果に結びつかずにどうすればいいか悩んでいる方は多いでしょう。
オウンドメディアは、立ち上げてすぐに結果が出るものではありません。それを知らずに短期で見切りをつけてしまう方もいるのではないでしょうか。
開始から数ヶ月間経過しても成果が出ず、モチベーションが保てずに挫折する場合もあるでしょう。
そこでこの記事では、オウンドメディアが継続できない10個の理由と7つの解決策について詳しく紹介します。挫折しないためにもぜひご覧ください。
この記事の内容
オウンドメディアが継続できない10個の理由
まず、オウンドメディアが継続できない10個の理由についてご説明します。
なかなか継続できないと苦労されている方も多いと思われますが、具体的には以下が理由として考えられます。
- 計画を明確に立てられていない
- 目標やゴール設定ができていない
- ペルソナやターゲットが明確でない
- 中長期的な視点を持てていない
- 担当者のマインドセットが整っていない
- 運用体制が構築できていない
- 社内で属人化が起こっている
- コンテンツの投稿や更新ができていない
- 効果測定をしていない
- 成果につながっていない
計画を明確に立てられていない
まず、明確な計画を立てられていない点です。
オウンドメディアを長く運用していくには、立ち上げ時に計画を明確に立てておくことが重要です。曖昧になっていると継続はできません。
オウンドメディアの運用計画には、記事の投稿ペースや担当の振り分け、コンテンツの方向性などが挙げられます。
例えば、以下のような実施計画を立てておくことで、円滑な運用がしやすくなります。
- 記事の更新頻度・月間投稿本数
- コンテンツの企画
- コンテンツの制作スケジュール
- 各コンテンツの担当者と役割分担
- 予算やツールなどのリソース
しっかり計画を立てておけば、もし途中で躓いてしまった際にどこがいけなかったのかを考えやすく改善点が見つかりやすくなります。
目標やゴール設定ができていない
事前の目標・ゴール設定も重要なポイントです。
目標設定が行われていないと、チームとして向かうべき場所が定まらず、モチベーションも維持できません。
目標設定をする際は、KPI・KGIを定めるのがおすすめです。
- KGI(Key Goal Indicator):最終目標
- KPI(Key Performance Indicator):KGIを達成するための中間指標
例えば、KGIを「問い合わせ件数100件」とするなら、KPIはそれを達成するための中間指標として、UU(ユニークユーザー数)やページ遷移率などを設定します。
こうすることで、運用チーム全体で目標達成に向けて何をすべきかが明確になります。動きやすくなるため、達成状況も把握しやすいです。
PDCAサイクルを回すとより効果的に進められます。
ペルソナやターゲットが明確でない
ペルソナやターゲットを明確に定められていないのも、オウンドメディアを継続できない原因です。
ターゲットは想定する顧客のことで、ペルソナはそのターゲットの具体的な人物像のことです。
ターゲット・ペルソナを設定することで、顧客像について共通認識を持てるようになります。コンテンツの方向性もターゲットに合わせて決められるので、ブレが生じにくくなるメリットがあります。
ペルソナを設定する際は、主に以下のような属性などを細かく設定しましょう。
ペルソナの例
- 年齢
- 性別
- 出身地
- 居住地
- 職業
- 学歴
- 家族構成
- 趣味
- 休日の過ごし方
これはあくまで一例ですが、あまりにも細かすぎるペルソナを想定してしまうと、コンテンツの幅を狭めることになる恐れがあります。その点には注意してください。
中長期的な視点を持てていない
オウンドメディアを継続できない理由の一つに、中長期的な視点を持てておらず、見切りをつけるのが早い点も挙げられます。
オウンドメディアは、立ち上げてすぐに結果が出るというものではありません。コンテンツを増やして効果検証を行い、改善を繰り返していくことで次第に成果につながっていきます。
そのため、辛抱強く運用をし続けていかなければ成果には結びつきません。中長期的な視点を持ち、焦らずにじっくりと取り組んでいきましょう。
担当者のマインドセットが整っていない
担当者のマインドセットが整っていないことも、オウンドメディアを継続できない理由の一つです。
考え方や意識が一致していないと、目的に合致したコンテンツが制作できません。成果につながらずに継続する意味があるのかと前向きに検討できなくなります。
ここで大切にしたいのが、「読者にこの価値を提供したい」といった想いをコンテンツにすることです。想いのこもった運用を続けることで、競合他社との差別化につながります。
読者の心に響く記事を投稿し続けましょう。
運用体制が構築できていない
運用体制が構築できていないと、オウンドメディアは継続できません。
オウンドメディアを継続していくには、役割分担と業務フローを整備する必要があります。
経験と知識のある人材をアサインして責任の所在を明確にすると、業務を円滑に進めやすく、品質の高いコンテンツを制作できるでしょう。
しかし、運用体制が整っていないと低品質なコンテンツばかりになってしまい、量も不足する事態にもつながりかねません。
社内の人材だけでは運用体勢を整えられない場合は、外部のライターに執筆を依頼したり、運用代行会社に依頼したりといった対策を検討しましょう。
社内で属人化が起こっている
オウンドメディア運用が属人化してしまうと、当然継続は難しくなります。
属人化が起こっていると、もしその担当者が病気や異動など何らかの事情で外れた時に、同等の品質を担保できません。その後の運用に大きく影響するため、そうした事態は避けるべきです。
属人化を防ぐために、社内での教育体制の整備が求められます。
編集長 | コンテンツ全体の方向性を決め、最終承認まで行う |
---|---|
ライター | KW選定や構成作成、執筆など、記事の企画・制作を行う |
デザイナー | サイトのデザイン・レイアウト作成や、画像作成を行う |
開発者 | サイトのデザイン通りにコーディングを行う 機能追加や改修も担当 |
アナリスト | サイトのアクセス解析を行い、課題の指摘や改善案を提案する |
このように、役割分担をしっかり行い、特定の個人に依存するのではなく組織として取り組むことが重要です。
コンテンツの投稿や更新ができていない
コンテンツの投稿や更新は、オウンドメディアを継続するにあたって重要な要素です。
オウンドメディアを運営するうえで必要なコンテンツの投稿本数は、月に5本以上が目安です。
もちろんこれは業界やサイトの状況などによって異なるため、あくまで目安です。とはいえ、運用リソースなどを考慮して適切な投稿頻度を設定することが大切です。
滞りなくコンテンツの制作から投稿、更新を行うには、スケジュール管理を徹底する必要があります。
制作スケジュールを可視化し、役割分担を明確にしたうえで、企画・執筆・投稿など工程ごとに期日を区切って制作フローを決めて進めていきましょう。
効果測定をしていない
効果測定をしていないと、伸びている実感がない上に今の施策が正しいのかもわからず、継続できなくなります。
PDCAサイクルを回して改善を図らなければ、オウンドメディアも成長していきません。
そんな中コンテンツの制作だけを続けて行っても、コンテンツがどのような成果を生んでいるのか、目標達成できているのかなどがわからなければモチベーションは上がらないでしょう。
また、経営層にオウンドメディアの成果を示さなければ、継続する必要性がないと判断される場合もあります。
効果測定で見るべき指標
- 対策する検索キーワードの順位
- PV数やUU数、SS数
- 流入元、閲覧デバイス
- 資料請求のコンバージョン数や問い合わせ獲得数などのCV数、CVR
- 回遊率、離脱率、滞在時間
これらの指標を測定し、課題や改善点の洗い出しを行うことが重要です。
成果につながっていない
成果につながっていないことで、オウンドメディアを継続できず、中止判断を下されるケースもあります。
元々、中長期的な視点を持って取り組むべきオウンドメディアですが、立ち上げからしばらくたっても大きな成果が表れないこともあるでしょう。
成果が出ていないと継続の判断は難しく、目的を達成できる見込みが持てずに閉鎖するケースも少なくありません。
続かないオウンドメディア運営を継続する7つの解決策
続かないオウンドメディア運営を継続するためには、以下7つの解決策を実施しましょう。
- 計画に基づいてやるべきタスクを明確に言語化する
- タスクを地道に実行する
- 小さな成果をプラスに捉える
- 各担当者の役割と運用フローを整える
- 誰でも一定のクオリティを担保できる状態を作る
- 定期的な効果測定で改善する
- 月次の企画会議で共通認識を擦り合わせる
計画に基づいてやるべきタスクを明確に言語化する
継続するためにはまず計画を立てることから始め、そのプランに基づいてやるべきタスクを明確に言語化していきましょう。
実行すべき施策の内容や量が不明瞭でモチベーションにつながらず、継続できないといった事態に陥る場合が多いため、計画を立てることは重要です。
地道に計画に基づいた施策を実行していくことで、少しずつ成果を積み重ねていくことで、継続しやすくなります。
タスクを地道に実行する
オウンドメディア運用は、タスクを地道に実行し積み重ねていくことが重要です。
一つひとつのタスクをこなし続けることで、少しずつサイトの規模も大きくなっていき、成果に結びついていきます。
記事を1本公開しただけでその記事から成果がどんどん生まれることは稀で、一般的には、必要なコンテンツ数を制作していくことで総合的にGoogleからの評価が高まり、アクセスも増えていくものです。
やるべきことを一つずつこなしていくことを意識しましょう。
小さな成果をプラスに捉える
小さな成果をプラスに捉えることも重要です。
小さな成果しか得られない状況が続くと、「続ける意味があるのか」と感じてしまうかもしれません。
しかし、たった1件でも成果を得られているなら諦めずに継続していく価値はあります。
1件でもコンバージョンを得られたなら、改善すれば数字を伸ばしていけるでしょう。小さな成功体験をもとに、成果を積み重ねていくことが継続のポイントです。
各担当者の役割と運用フローを整える
各担当者の役割と運用フローを整えることで、より継続しやすくなります。
オウンドメディア運用において、最も大切なのはコンテンツ制作です。
企画から公開までの各業務における担当者の役割と運用フローを整備することで、スケジュール通りに継続的な運用ができます。
誰でも一定のクオリティを担保できる状態を作る
オウンドメディアを継続的に運用するには、誰でも一定のクオリティを担保できる状態を作ることが重要です。
自社のスタッフに任せる場合や外部のSEO会社へ委託する場合においても、一定のクオリティを担保できるように整備しましょう。
具体的には、教育や育成体制の構築とマニュアルやテンプレートの作成などが挙げられます。
誰が書いても一定以上の品質を担保した記事を制作するために、ぜひ実施してください。
定期的な効果測定で改善する
定期的に効果測定を実施し、改善を図ることでも継続しやすくなります。
KPI・KGIを設定し、月次や四半期などのタイミングでアクセス数・コンバージョン数などの実績値を振り返るようにしてください。
目標値に達していない場合は原因を分析して改善施策を実行し、目標値を達成できていれば、さらに目標を大きくして成果を伸ばしていきましょう。
定期的にオウンドメディアの状態を確認し、軌道修正や改善を図るなどの取り組みを行うことでオウンドメディアは成長していきます。
月次の企画会議で共通認識を擦り合わせる
オウンドメディアを継続するためには、月次の企画会議で共通認識を擦り合わせることが大切です。
担当者ごとの認識が違っているとオウンドメディアの方向性が定まらず、最悪の場合、内部崩壊につながりかねません。
コンテンツ制作やサイト設計などの部分においても、担当者全員の共通認識を擦り合わせておく必要があります。
月次で企画会議を実施し、全員で同じ方向を向いていけるように認識に齟齬がないかを確認しておきましょう。
オウンドメディアを継続できないなら運用代行がおすすめ
リソース不足やコンテンツの質が低いと感じていて、オウンドメディアを継続できないなら運用代行会社への依頼がおすすめです。
運用代行業者に依頼すれば、コンテンツの制作から効果測定までをお任せでき、業務負担が減るだけでなくオウンドメディア全体の質が向上するメリットも受けられます。
継続が難しい業務をプロに外注する
自社のリソースだけでSEOコンテンツを制作するのが難しいという場合は、オウンドメディアの継続も難しくなってしまうため、プロに外注するのがおすすめです。
キーワードのみ自社で選定して執筆のみの依頼や、戦略部分から運用までの一貫した業務の依頼など、自社ではできない部分を見極めて依頼しましょう。
依頼する範囲が大きくなるほど費用も高くなってしまいますが、プロをうまく活用することで、継続のハードルをグッと下げられます。
継続できる状態・環境を作り出せる
継続できる状態・環境を作り出せるという点においても、運用代行への依頼はメリットが大きいです。
予算を確保してやらざるをえない状況を作り出すことで、必然的に外注の依頼を継続して成果状況の報告を社内で行うという環境を構築できます。
社内で協力体制が整わないなら、業務の大部分を外注してしまうことで継続できない問題は解決できるでしょう。
オウンドメディアの運用代行ならandmedia株式会社
会社名 | and media株式会社 |
---|---|
設立 | 2019年4月15日 |
所在地 | 〒151-0062 東京都渋谷区元代々木町27-14 |
電話番号 | 03-4500-9407 |
URL | https://andmedia.co.jp/ |
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まとめ:オウンドメディアは継続しないと成果は出ない
オウンドメディアは様々な障壁から継続が難しい業務の一つではありますが、継続しなければ成果は生まれません。
短期的な施策では成果には結びつきにくく、中長期的な視点を持って取り組むことが大切です。
正しい方法で運用していけば評価されやすいメディアを形成することは可能なので、運用体制をしっかりと整えて根気よく取り組んでいきましょう。
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