Webサイトを立ち上げる際にドメインとSEOの関係が気になる方は多いでしょう。
実は、Webサイトの開設時点でドメインとSEOに深い関係はなく、サイト運営を続けていくとその関係性は強くなります。
本記事では、ドメインとSEOの関係性やドメインパワーを強くする施策・ツールについてお伝えします。
この記事を読みながら、Webサイトのドメインパワーを強化しましょう!
この記事の内容
そもそもドメインとは?
ドメインとは、簡潔に言うと「インターネット上の住所」で、Webサイトがインターネット上のどこにあるのかを示すものです。
そのため、インターネット上に全く同じドメインは存在しません。
弊社コーポレートサイトのURL「https://andmedia.co.jp/」では、「andmedia.co.jp」の部分がドメインにあたります。
ドメインそのものとSEO順位に直接的な関係はない
ドメインそのものとSEO順位に直接的な関係はありません。
Googleウェブマスター向け公式ブログでは次のように記されています。
基本的に、新しい gTLD も他の gTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。
※gTLD:分野別トップレベルドメイン。「.com」や「.net」、「.jp」など。
どんなドメインでもSEO順位には影響しないので、あなたのお好きなドメインを選んでください!
Webサイトの目的にあったドメインを選ぼう
ドメインとSEO順位の関係がないとは言え、ドメイン名は適当につければ良いわけではありません。
ドメイン名はWebサイトの目的に合ったものにすべきです。
例えば、コーポレートサイトなら会社名やサービス名に関連する文字列、ECサイトなら販売する商品に関連する文字列にすると良いでしょう。
地域密着型ビジネスを行う場合は「.tokyo」や「.osaka」・「.nagoya」・「.yokohama」など地域に関連したドメインを使うのもおすすめです。
SEOで評価されるには「ドメインパワー」が重要
SEOで評価されるためには「ドメインパワー」が重要です。
ドメインパワーとはWebサイトの持つ力や強さのことで、強ければ強いほど検索エンジンからの信頼を得ていると言えるからです。
検索エンジンからの信頼度が高いと、新しく公開したページが上位表示されやすくなったり、いち早く検索結果に反映されやすくなったりします。
Webサイト全体のSEO順位を上げるために、ドメインパワーを強化していきましょう。
ドメインパワーを強くする4つの手段
ドメインパワーを強くするためには、以下4つの施策に取り組みましょう。
- 良質なコンテンツを増やす
- 被リンクを獲得する
- 長期でサイト運営を続ける
- 定期的にコンテンツを更新する
1つずつ解説します。
良質なコンテンツを増やす
ドメインパワーを強くするためには良質なコンテンツを増やすことが大切です。
良質なコンテンツとは、ユーザーの悩みをピンポイントで解決するコンテンツのことです。
リフォーム会社の場合は「リフォーム会社の選び方」や「リフォームを安く済ませる方法」などが想定できます。
顧客になり得るユーザーの悩みを洗い出し、それを解決するコンテンツを増やしましょう。
被リンクを獲得する
被リンクを多く獲得しているサイトはドメインパワーが強いです。
被リンクが集まると、自社サイトが役に立つサイトだということを検索エンジンに伝えられるからです。
検索エンジンはユーザーに役立つサイトを上位表示させるようになっています。
外部サイトに引用されるような役立つコンテンツを作り、被リンクを多く獲得しましょう。
長期でサイト運営を続ける
長期的にサイト運営を続けることでドメインパワーは強くなります。
長くサイトを運営すると、運営当初よりも検索エンジンから評価されるコンテンツが増えたり、被リンクが多く集まったりするようになるからです。
評価されるコンテンツや被リンクを積み上げた結果としてドメインパワーが強くなります。
ドメインを取ってからの期間が長いだけでは意味がないので注意してください。
定期的にコンテンツを更新する
定期的にコンテンツを更新し、ドメインパワーを強めましょう。
新しいコンテンツを更新することでコンテンツの全体量が増え、被リンクを獲得したり評価されたりする機会が増えるからです。
ただし、無益なコンテンツを増やしつづけても検索エンジンからの評価は上がりません。
ユーザーにとって役に立つコンテンツを増やしましょう。
ドメインパワーをチェックできるツール
ドメインパワーをチェックするツールは次の3つがおすすめです。
- パワーランクチェックツール
- Ahrefs
- MOZ
それぞれ紹介していきます。
パワーランクチェックツール
パワーランクチェックツールは、1日1回無料でドメインパワーを調査できるなツールです。
自サイトのドメインパワーを見るだけでなく、競合とドメインパワーを比較したり、キーワードごとのドメインパワーの相場を調べたりもできます。
会員登録の必要が無いので気軽に使用できますよ。
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefsは、ドメインパワーの強さを1~100の値でチェックできるツールです。
ドメインパワーのみならず、URLごとのパワーや被リンク数・参照ドメイン数も確認できます。
費用は月額9,900円~と高めですが、キーワード選定やサイト分析にも役立つのでドメインパワーを強くしたい方にはおすすめです。
MOZ(モズ)
MOZは、URLを打ち込むだけでドメインパワーを確認できるツールです。
ドメインパワー以外にもURLごとのパワーや被リンク数がチェックできます。
基本的には無料で使えますが、アメリカのサービスなのですべて英語で操作する必要があります。
使い方を紹介した日本語ブログを参照しながら使ってみてください。
一度決めたドメインを変えるなら注意が必要
一度決めたドメインを変更する際は、SEO順位に影響が出るため注意してください。
SEOに順位を与える影響を最小限に抑えるなら、新ドメインの確保と動作テストをし、旧ドメインから新ドメインへのリダイレクト設定をすると良いです。
工数のかかる作業なので、最初にドメインを決める際は慎重に考えることをおすすめします。
参考:Google検索セントラル URLの変更を伴うサイト移転 概要
ドメインがSEOで評価されるのは時間がかかる
ドメインがSEOで評価されるのは時間がかかるため、短期的に順位が変動することはありません。
いち早く順位を上げようとして、被リンクを購入したり無益なコンテンツを量産したりしては逆効果です。
ドメインが評価されるまでは長期的な視点を持ち、上述した4つの施策を地道にこなしましょう。
参考:Google検索セントラル ウェブマスター向けガイドライン 品質に関するガイドライン
まとめ
本記事ではドメインとSEOの関係について解説してきました。
最初から強いドメインは存在しないので、ドメイン名に関して深く考えても意味がありません。
それよりも、ドメイン取得後の施策をきちんと行いドメインパワーを強くしていきましょう。
この記事がドメインとSEOの関係について知りたい方の参考になれば幸いです。