プログラミングスクールは無駄、意味ない、やめとけは本当か?【失敗談も解説】

どうも。フリーランスエンジニアのYutoです。最近以下の問い合わせをいただきました。

 

初めまして。私は25歳の男性で、現在は飲食店のスタッフをしています。

 

エンジニアになりたく、そのために勉強しようと思っていますが、プログラミングスクールを受講するかどうか悩んでいます。ネットを見ていると、「プログラミングスクールでお金をドブに捨てた」とか、「プログラミングスクールは無駄。意味ないからやめとけ」という意見に加え、「スクールは闇」という極端な意見までありますよね。

 

Yutoさんのブログを読んでいると、プログラミングスクール利用を推奨しているかと思いますが、プログラミングスクールは必要でしょうか? それとも不要でしょうか?

 

ご質問ありがとうございます。

 

結論から言うと、僕はプログラミングスクールは無駄どころか、意味があると確信しています。

 

そう考える根拠は、下記の通りです。

  • 僕自身がプログラミングスクールで学び、スキルを得て、エンジニアになったから
  • プログラミングスクール経由でエンジニアとして羽ばたく多くの初心者の姿をこの目で見てきたから

 

なので本記事では、プログラミングスクールの意味や必要性に関して、深掘りをしていきます。

 

一方で、プログラミングスクールを受講して結果的に無駄にされる方がいることも事実です。

 

それは取り組み方活用方法に問題があるからで、今回は「プログラミングスクールを受講して無駄になってしまう事例」もご紹介します。反面教師にしていただきたいからです。

 

僕の経歴

現在フリーランスエンジニアとして働きつつ、転職エージェントの仕事もしています。そのため、エンジニアを目指す方はもちろん、エンジニアを採用するIT/Web企業の経営者や人事部長とも、日々接点を持っています。

 

そのような背景があるので、IT/Web業界や、プログラミングの内情については、理解している立場です。そのため、記事の内容は信頼性は高い方かと自負しています。

 

本記事を読めば、プログラミングスクールを受講するかどうか、悩みは解決できます。よろしければ続きをどうぞ。

 

プログラミングスクールは「無駄」「意味ない」「不要」の主張が間違っている理由

プログラミングスクールは無駄、意味ないの主張が間違っている理由

 

  • プログラミングスクールは「受ける人」によって学習効果が変わるものだから

 

「プログラミングスクールは必要ない」

「プログラミングスクールは無意味」

 

この主張は、大半が「自分だけの経験則」から解を出しているんです。

 

【前提】スクールは100人受講して、100人できるものではない

上記の通り、そもそもプログラミングスクールは100人受けて、100人全員ができるようにはならないものです。

 

なぜなら、人によってプログラミングを学ぶ目的も違えば、モチベーションにも差があり、更には学習に使える時間も変わるからです。

 

ですから、ある人にとっては「プログラミングスクールは意味ない」になりますし、ある人にとっては「プログラミングスクールは意味ある」になるんですよね。

 

ですから、プログラミングスクールが無駄、意味ないという主張は、極論であり、間違っていることになります。ケースバイケースなのです。

 

プログラミングスクールが「意味あるものになる人」と「無駄になる人の違い」とは【失敗談も紹介】

プログラミングスクールが「意味あるものになる人」と「無駄になる人の違い」

 

では、

  1. プログラミングスクールが意味あるものになる人
  2. プログラミングスクールが無駄になる人

 

この両者の違いはどんなものがあるのか、それぞれ解説します。

 

プログラミングスクールが意味あるものになる人

代表的な特徴は、モチベーション高く、勉強時間も自主的に取る人の場合です。

 

上記の方であれば、よほど質の低いプログラミングスクールを選ばない限り、エンジニアとして就職、転職できるスキルは十分身につきます。

 

なぜなら、プログラミングを学ぶための意欲やスタンスが備わっているからです。

 

プログラミングは最初こそ難しいですが、慣れてくればなんてことはありません。早慶上智レベルの頭はいらず、名も知れていない大学、もっといえば「高卒」でも、プログラミングは十分習得できるんです。そもそもエンジニアとして成功するスキルと、難関大学に入るためのスキルは別ですし。

 

なので、一番大事なのはやはり「スタンス」です。勉強する目的、モチベーション、これらが固まっていればOK。あとはプログラミングスクールを受講しつつ、自主的に勉強を続けていけば、スキルは身につきますよ。

 

ですから、こういったスタンスを持った方にとっては、プログラミングスクールは「意味あるもの」になります。

 

プログラミングスクールが無駄になる人

代表的な特徴は、モチベーションに波があり、「スクールを受講さえすれば何とかなる」と思っている人の場合です。

 

上記パターンの場合、僕が見てきた限りでは、途中で挫折する人が多かったです。

 

避けるべきメンタリティーとしては、「プログラミングスクールを受講さえすれば何とかなるだろう」という他責思考ですね。

 

厳しい現実を伝えておくと、プログラミングスクールを受講「さえ」すれば、スキルは勝手に身につくものではないです。

 

なぜなら、プログラミングスキルは、プログラミングスクールという環境を利用しつつ、自主的に学習を進めていくからこそ、身につくものだからです。

 

自主的に勉強することなく、なんとなく講師の言うことを聞き、特に予習も復習も質問もせずにカリキュラムをこなしていたら、プログラミングスキルの習得は困難になります。

 

このように、勉強する目的があいまいで、モチベーション高く取り組めない場合は、途中で挫折してしまい、スキルは身につかないで終わるケースもあります。

 

ですから、こういった方にとっては、プログラミングスクールは「意味ないもの」になります。

 

プログラミングスクールが意味あるか、それとも無駄になるかは本人次第

つまり、スクールが意味あるか、意味ないかは、本人次第なんです。

 

プログラミングスクールを受講さえすればスキルが身につくだろうと思っている人は挫折しますし、一方、プログラミングスクールを利用して自主的に勉強できる方であれば、問題なく習得できます。

 

例えば僕がプログラミングスクール を受講したときは、明確な「学ぶ目的」がありました。

 

僕の場合、「手に職を身につけて個人で稼ぐスキルを手に入れ、収入源を増やすことで、人生の自由度を高めたい」と思ったことがプログラミングを学んだ目的の一つです。

 

勉強する目的が強固だったので、スクール受講中にモチベーションが下がることもなく、学習を継続することができました。

 

だからこそ、「自分はモチベーション高く勉強できるか自信がない…」あなたがそういう状態であれば、まずはプログラミングを学ぶ目的や目標を設定することをお勧めします。

 

目的・目標設定の具体的な方法は「プログラミングのモチベーションを自然にアップさせる方法【目標設定と環境作りが大事】」の記事でまとめています」

 

10人全員本気で取り組めば、10人とも習得は可能

前述通り、プログラミングは100人受講して、100人がスキル習得できるものではないです。なぜなら、100人全員が学ぶ目的が明確で、モチベーションが高いかというと、決してそうではないからです。

 

ですが裏を返せば、10人が本気で取り組めば、10人全員プログラミングスキルを習得し、エンジニアになることも可能なんですよね。

 

ここまで読んで、プログラミングスクールは意味ない、無意味、お金をドブに捨てるという主張が間違いであることはわかったかなと思います。

 

もちろん、実際にスクール受講を無駄にしたり、お金をドブに捨てる人も存在します。ですが、それは当の本人の問題である可能性の方が高いです(もしそうでないなら、本当に質の良くないスクールに当たってしまったかと…。)

 

なので、「プログラミングスクールを受けても無駄かもしれない」と思うなら、まずは利用を検討してみると良いですよ。僕がエンジニアになれたのは紛れもなく「プログラミングスクール 」のおかげでしたから。

 

そして、僕のような人、世の中にたくさんいますよ。

 

一部のプログラミングスクールに存在する闇とは

プログラミングスクールの闇とは

 

一方で、プログラミングスクールの一部には、質が良くないスクールが存在することも事実です。

  • 受講料を支払っても十分な学習を受けられなかった
  • 全く元が取れなかった

 

など、十分な効果が得られなかった原因が、どう考えても本人の問題ではないことも、一部のスクールではありますが、存在します。

 

どんなサービスにも、質の悪いものは存在する

ただ、これはある意味仕方ない問題でもあります。

 

なぜなら、どんな分野であれ、質が高いサービスがあれば、逆に質が粗悪なサービスもあるからです。

 

例えば、競合サービスに勝つために、自社のサービスの「値段」を下げれば、その分かけられる「コスト」は下がり、サービスの品質も下がる。こういうことは往々にしてあります。

 

転職エージェントだって、不動産会社だって、飲食店だって、美容院だって全部そうです。全てのサービスが、揃って質が高い、そういう市場は存在しません。

 

対処法は「質の高いスクールを選ぶこと」に注力する

そういった「変えられない事情」に対して、あなたや僕ができる「対処法」はとてもシンプルです。

 

それは質の高いサービス(スクール)を選ぶことです。サービスの質が低いのであれば、そういったサービスを選ばなければ良いだけなんですよね。

 

プログラミングスクールの場合、良質なスクールを選べば、使った費用以上の効果が望めます。ですから、そういったサービスを選べば良いです。

 

とはいえ、初心者だとどこのスクールが良いかはわからないはず。

 

なので「ここであれば間違いない」というスクールは「おすすめプログラミングスクール11選【徹底比較】」の記事でまとめているので参考にしてみてください。

 

「プログラミングスクールの当たり外れを心配したくない」

「失敗しない、後悔しないスクールを選びたい」

 

そういった場合は、この中から選べば間違いありません。

 

【2022年度版】おすすめプログラミングスクール18選。180件の口コミを徹底比較した結果はコレ!

 

プログラミングスクールを受講する意味や必要性とは【もう一段深く考える】

プログラミングスクールを受講する意味や必要性とは

 

プログラミングスクールが受ける人や、選ぶスクールによって効果が変わることはわかった。でもプログラミングスクールを利用すると、具体的に何がどう変わるの?

 

ここまで読んできて、このような疑問もお持ちかもしれません。

 

この疑問に対して追加で深掘りをしていくと、

  1. スピード
  2. 継続性

 

この3つの観点で、良質なプログラミングスクールを受講すると、大きなメリットがあるんですよね。

 

具体的に説明します。

 

プログラミングスクールを利用するメリット

  • 質    ⇨ プロのエンジニアから実践スキルを過不足なく学べる
  • スピード ⇨ 最短最速でスキル習得が可能
  • 継続性  ⇨ 途中で挫折、失敗しにくい

 

上記の通り、これらがプログラミングスクールを受講する意義です。

 

どんなこともそうですが、「すでにそれをできる人」から学ぶことが、上達の近道です。つまり、車輪の再発明を避けて、成功者から学ぶということです

 

プログラミングの場合、先は「エンジニア」ですよね。プログラミングスクールの場合、プロのエンジニアから、過不足なく、実践スキルを学べることが特に大きいですね。質問もし放題です。これが「質」の部分です。

 

また、実践で必要なスキルを理解しているエンジニアから学べる分、実践で必要なスキルを、無駄なく効率的に学ぶことができます。そのため習得時間は早くなりますし(スピード)、結果として挫折もしにくいです(継続性)。

 

僕がプログラミングスクールで学習したときも、まさに上記で書いたメリットを感じましたね。周囲の受講者もそうでした。

 

実体験からも、プログラミングスクールを活用すると、「質」「スピード」「継続性」の観点で、学習効果は高くなると断言できます。

 

「独学」の場合はどうなの?

プログラミングスクールの対比は「独学」です。独学の場合はどうか見てみましょう。

 

まず独学の場合、現役エンジニアから実践スキルは学べません。また初心者の場合、どこが重要で、どこが重要でないかの差分がわからないため、本来不要なことにも労力を使ってしまいがちです。もちろん、エンジニアに質問もできません。

 

また、不要なことに時間を使うと習得までの「スピード」も落ちますよね。そのため、習得するまでに時間がかかります。

 

加えて上記だと成長速度が早くなく。学習も順調に進んでいかないため、結果として「挫折」にも繋がりやすいです。

 

僕も独学で失敗しました

何を隠そう実は僕も、最初は「独学」でプログラミングを勉強したことがあります。

 

ですが結局のところ、途中で挫折してしまったんです…

 

当時は初心者で、何から手をつければ良いかもわからなかったのです。実際に学び始めてみると、「この勉強を続けて行くと、本当にエンジニアになれるのか…」という不安が当時は強かったですね。

 

例えるなら、光のない洞窟の中を、行き先もわからずひたすら彷徨っている感覚でした。これ、想像以上に辛いですよ。

 

ちなみにこれは僕だけの話でなく、独学で勉強している人の大半が、同じ壁にぶち当たっています。事実、プログラミング独学の挫折率は「約90%」と言われていますからね。

 

もちろん、独学でプログラミングスキルを習得し、エンジニアになっている人も存在します。ただ、それも数としては少数派です。ですから、僕含め普通の凡人であれば、プログラミングスクール受講が無難かなと。

 

少なくとも、実践で必要なスキルを、最短かつ無駄なく学びたい人は「プログラミングスクール一択」だと思いますよ。

 

プログラミングスクールと独学。初心者が本当に選ぶべきはどっち?【結論です】

 

プログラミングスクールには就職、転職サポートもある

加えて、プログラミングスクール経由なら「就職支援」「転職支援」があります。

 

この就職支援を使えば、普通に転職サイト経由で転職するよりも、エンジニアになりやすいんですよね。

 

スクール 経由がエンジニアになりやすい理由を話すと長くなるので省略しますが、詳細を知りたい方は「プログラミングスクールvs転職エージェント、エンジニアになるならどっちを使うべきか?」をどうぞ。

 

このように「就職支援」があることも、プログラミングスクールを受講する大きな意味の一つですね。

 

僕が使ってよかったプログラミングスクール

参考までに、僕が使って良かったスクールを始め、おすすめのスクールは、先ほど紹介した「おすすめプログラミングスクール11選【徹底比較】」の記事でまとめています。

 

世の中にはたくさんのプログラミングスクールがありますが、「これら11社なら間違いない」というスクールを僕の経験から選びました。

 

ここまで読んできて「プログラミングスクールの受講を前向きに考えられそうかな」という状態なら、参考にしてみていただければ幸いです。

 

まとめ:「プログラミングスクールはやめとけ」は間違い。有効活用しよう

まとめ:プログラミングスクールは「不要」じゃない。有効活用しよう

 

記事の内容をまとめます。

  • プログラミングスクールが意味あるか/ないかは受講者次第
  • 一部サービス品質の低いスクールもあるので、良質なスクールを選ぶべき
  • 良質なプログラミングスクールであれば、メリットの方が大きいので有効活用すべき

 

上記の通りです。

 

前述通り、プログラミングスクールを「意味あるもの」「意味ないもの」にするのは、たいていの場合は「自分次第」です。

 

ですが、有効活用すれば、挫折することなく高いレベルを最短で目指せ、かつエンジニア就職まで実現できるのは、良質なプログラミングスクールの大きな魅力です。

 

独学だと挫折しがちなプログラミングだからこそ、プログラミングスクールを有効活用することが、初心者にとっては必要だと僕は思います。

 

プログラミングスクールを受講すれば、今から3ヶ月にエンジニアになることも可能です。実務経験を1〜2年積めばフリーランスエンジニアになり、「年収700〜1000万円」「リモートワーク」「週3勤務」などの働き方を実現することもできます。

 

最後に、そんな理想の未来は、ただボーッと待っていてもやってきません。ですがプログラミングの世界の場合、行動さえ起こせば、理想の未来は掴めるようになっているんですよね。

 

ということで、本記事は以上です。プログラミングを学んだ先に理想の未来は待っていますから。

 

このままページを閉じるのではなく、まずは次の行動を起こしましょう。応援しています!

 

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