- フリーランスエンジニアの働き方/生き方に憧れる。未経験からフリーランスエンジニアになるなら、何歳くらいまで目指せるんだろう?「フリーランスエンジニア」と「年齢」の関係について知りたい!
このような疑問に、本記事では答えていきます。
最近増えている「フリーランス」という働き方ですが、フリーランスとして独立する際の大きな不安の一つが「年齢」です。「何歳くらいの人が活躍しているのか」「自分にはまだ独立は早いんじゃないか」、そういう疑問や悩みを抱える方は多いかと思います。僕も昔はそうでした。
そこで本記事では、フリーランスエンジニアの年齢事情を始め、フリーランスエンジニアになる方法、安定的に仕事を獲得する心構えまで、現役フリーランスエンジニアの僕が解説をしていきます。
著者の経歴
これを書いている僕は現在フリーランスエンジニアとして働いている20代です。フリーランスとしてWeb系の仕事を請けながら、個人で事業を複数回しています。フリーランス界隈の実態については知り尽くしている立場なので、僕が知っているフリーランスエンジニアの年齢事情について、今回はご紹介していきますね。
Contents
フリーランスエンジニアの平均年齢について【30代、40代、50代がボリュームゾーン】
まずはフリーランスの平均年齢について。お付き合いのあるエージェントに話を聞いて見たところ、メインの層は30〜50代が多いようです。やはり、未だ20代の若手にとって、独立というのはメジャーな選択肢ではないようですね。
どの業界も共通していますが、独立には「不安」が伴います。フリーランスは会社員と違い、仕事がないと収入はゼロの世界です。だからこそ、実務経験を10年、20年と積み、スキルや人脈を築いた30代、40代以上の方が、自然と独立という道を選ぶことが多いようですね。
20代のフリーランスエンジニアは最近増えてきている
前述通り、まだまだ30代以上にフリーランスが多いことは事実ですが、最近は20代のフリーランスエンジニアも増えているようです。
理由はいくつか考えられますが、そのうちひとつは、フリーランスエンジニアの働き方が、若者を中心に浸透し始めているからかなと。
昨今はTwitterやFacebook、ブログを書くフリーランスエンジニアも増えています。20代でフリーランスエンジニアとして自由に生き、その情報を発信しているインフルエンサーも増えています。彼らが発信する情報に触れ、「自分も!」とプログラミングを学び始める若者が、僕の周囲でも見ていて多いですね。
実際、フリーランスエンジニアになれば、20代でも月収60万円程度は普通に稼げてしまいます。Web系フリーランスなど自由の効きやすいタイプのエンジニアであれば、在宅勤務や週3勤務といった働き方も実現できますよ。
- スケジュールをもっと自分でコントロールしたい(自分が集中できる/生産性が高い時間帯に自分のペースで仕事がしたい)
- 激務でプライベートを犠牲にしてまで仕事をしたくない
- 会社に通うことなく、好きな場所で働きたい
- それでもそこそこ良い収入は稼ぎたい
こういう感情を持っている若者は、今の時代はすごく多いです。
昔は激務でバリバリ働いて年収1,000万円稼ぎ、マイホームや高級車を買うのが、みんなが目指す成功像でした。
でも現代はそういった価値観を持っている若者は減ってきているかなと。激務で年収1,000万円稼いでたくさん消費をするよりも、週3勤務で年収400万円くらい稼ぎたいと思う人の方が、僕の周囲でも数は圧倒的に多くなっています。
そんな若者に、自由なフリーランスエンジニアという働き方は、特に魅力的に映っているのかなと思います。
実務経験数年でもフリーランスエンジニアは目指せる
これすごく見落としがちなのですが、フリーランスエンジニアになるために、10年も経験は必要ありません。
「20代だとフリーランスエンジニアなんて目指せないでしょ」という声が聞こえそうですが、最近はエンジニア不足も味方しているので、実務経験2年程度の20代であっても、フリーランスエンジニアは目指せてしまうんですよね。
実際、僕自身は20代のフリーランスエンジニアですが、実はエンジニアとして企業での就労経験はありません。
僕はプログラミングスクールを使った後にいきなりフリーランスとして仕事を請けたのですが、その時は友人の会社に仕事をもらうことを、戦略として実行しました。
友人であれば頼みやすいですし、結果、そこで経験を積むことができましたね。語れる経験を積めたので、いまでは普通に引き合いをいただくこともできるようになりました。
これは僕の例ですが、たとえ友人に仕事をくれる人がいない場合でも、最近はクラウドワークスやランサーズなど、クラウドソーシング系の案件サイトも増えています。こういったサービスを使えば、副業として小さく仕事を始め、経験を積むことだってできるんですよね。
エンジニアの経験を積み、独立する方法
- 一度エンジニアとして就職して実務経験を1〜2年積む
- クラウドソーシングで経験を積む
- 友人から仕事をもらう
- 副業などで個人事業主として仕事をしながら、顧客数を増やし、自分の力で安定的に仕事が取れるようになったら独立
このように、エンジニアとして経験を積み、フリーランスとして独立するための道はたくさんあります。
一番現実的なのは一旦エンジニアとして就職し、実務経験を数年積む方法です。いずれにしても、どの道であれ、5年、10年もの期間は全く必要ありません。2年ほどしっかり経験を積めば、フリーランスとして独立は極めて現実的なんですよね。
参考未経験から在宅フリーランスエンジニアになる方法を徹底解説
未経験からフリーランスエンジニアを目指せるのは何歳までが限界?
結論、何歳になっても目指せます。ただし、30歳以上になると難易度はかなり上がる印象です。
ここでは20代からと、30代以上からの2パターンに分けて解説します。
20代未経験からフリーランスエンジニアを目指す場合
プログラミング・エンジニアの世界は、20代には特に優しい世界です。
まず20代であれば、就職支援付きのプログラミングスクールを利用できます。就職支援付きプログラミングスクールは、未経験のポテンシャル人材を採用したいIT企業とコネクションを持っていますから、高い就職決定率があります。そのため、エンジニアやプログラマーとしての就職は現実的です。
「就職・転職に強いプログラミングスクール6選【現役エンジニアが徹底比較】」でまとめているような就職・転職に強いスクールを使って転職し、エンジニアとして2年ほど実務経験を積めば、前述通り、数年後にはフリーランスエンジニアとして独立も現実的です。
20代であれば、若さという最大の武器をもとに、このような方法でフリーランスを目指せます。
30歳以上の未経験からフリーランスエンジニアを目指す場合
一方、30歳以上となると、話は難しくなります。
一番難しい点は、大半の就職支援付きプログラミングスクールの受講対象は、30歳未満となっていることですね。30歳以上だと受けられるスクールがかなり減るので、その分選択肢が少なくなります。
30代未経験からプログラマーやエンジニアを目指すことが難しい詳しい理由は「なぜ30代以降未経験からのプログラマー転職は途端に難しくなるのか?」でまとめています。
30代未経験からエンジニアやプログラマーを目指す方法
じゃあ30歳以上だと可能性がないかというとそうではなく「方法」はあります。
一番現実的なのは、30代以上でも受講できるプログラミングスクールを活用することですね。
一番メジャーなところだと、テックキャンプエンジニア転職は30代でも受講できる、数少ない転職支援付きプログラミングスクールですね。
受講者の約24%が30代であり、多くの30代に選ばれています。30歳以上であれば、まずはテックキャンプエンジニア転職で相談してみて、無理なら他の方法を検討することが良いです。
30代からエンジニア・プログラマーを目指す方法については、30代初心者がプログラミングスクール経由で独立・転職する方法【リソースを活用しよう】で詳しくまとめています。こちらも参考に行動を起こしてみてください。
フリーランスエンジニアとして年齢関係なく活躍し続けるには
結論、「顧客の信頼を獲得し続けること」です。
エンジニアに限らずどんな仕事もそうですが、顧客がいるからこそ、仕事は成り立ちます。顧客に価値を提供し続けることで、信頼残高が貯まり、結果として仕事に困らなくなるものです
特に大事なことは、自分が任された仕事を、顧客の期待以上にこなしていくことですね。特にこの期待「以上」というのがポイントです。
期待を超えて仕事をしていくことが、信頼獲得の何よりの方法です。僕も常にこの点は意識していて、相手が期待しているレベルはどの程度を把握し、それを少し越えられるように仕事をやっています。その結果、別の仕事を紹介してもらえたりと、良い循環を生むことができています。
フリーランスエンジニア専門エージェントとコネクションを作っておくこと
フリーランスエンジニア専門のエージェントに複数登録し、担当コンサルタントと良い関係を築いておくことも必要不可欠ですね。
すでにエンジニア経験がある方であれば、PE-BANKやレバテックフリーランスといったエージェントを使えば、フリーランス未経験でもすぐに仕事を獲得することは可能です。
「いきなり独立はまだ考えていない」という方は、こういったエージェントは、独立する前の情報収集で使うこともOKなので、そこから始めてみると良いかなと思います。
将来的に独立を検討しているなら、個人的に一番おすすめなPE-BANKは最初に登録しておき、情報収集から始めてみましょう。
相談するためには無料会員登録はする必要がありますが、独立後にどんな仕事をいくらくらいの年収で受けられそうか教えてくれるので、面倒くさがらずに登録しておくと良いです。公式サイトから数分で無料登録できます。
その上で、最終的には以下の記事で取り上げているようなエージェントには必ず全て登録しておくことが、仕事が途切れないフリーランスになるコツのひとつですね。
参考【フリーランスエンジニア厳選】本当におすすめのエージェント15選
まとめ
冒頭でも書きましたが、残念ながら会社員として頑張っても、ほとんどの人は報われない時代です。10年働いて年収300万円台、20年働いて年収400万円台で終わる人が大半だと思います。
一方、フリーランスエンジニアには実務経験2年程度でもなれますし、フリーランスエンジニアになれば月収60万円(年収720万円)も割と平均的です。
だからこそ、僕は後者の道を選びました。収入は激増しましたし、時間も自由になりました。平日午前は好きなカフェで仕事をし、午後はジムへ行き、夕方早く帰ってきて家族と夕食。こんな生活も実現できるようになりました。
独立に際して唯一の不安だった「仕事獲得」については、最近は前述したフリーランスエンジニア専門エージェントがあるので、独立のリスクも格段に下がりました。エンジニア不足、かつ仕事余りの時代ですし、エージェントに頼めば自分で営業する必要もないですからね。
ということで、フリーランスエンジニアに興味があるなら、年齢関係なく、チャレンジしてみるべきかと思います。それほどフリーランスエンジニアは魅力のある働き方ですし、少なくとも僕は本当に満足しています。
稼げますし、自由ですし、需要のあるスキルも身につく。そんなフリーランスエンジニアの世界に、ぜひ飛び込んできてください。
人気記事現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクール12社【徹底比較】
人気記事【フリーランスエンジニア厳選】本当におすすめのエージェント15選