プログラミングの習得期間(習得時間)はどれくらい?現役エンジニアが解説【学習手順付き】

「プログラミングを勉強しようと思っているけど、プログラミング言語を習得するまでにどれくらい学習時間がかかるんだろう?プログラミングの習得期間について知りたい。」

 

今回はこういった疑問に答えていきます。

 

結論としては、プログラミング習得は大体「800時間」が必要とされています

 

ただし、どの程度のレベルまで到達したいかでこの習得時間は減ったりしますので、今回はその詳細について紹介していきます。

 

僕の経歴

これを書いている僕は現在フリーランスエンジニアとして、活動しています。元々はプログラミング未経験でして、プログラミングスクールを使ってスキル学び、現在に至るという感じです。

 

これまでの自分自身の経験や、周囲でプログラミングを勉強している人の事例も多く知っているので、どれくらいで習得できるか、肌感覚として理解しています。

 

本記事を読めば、プログラミング初心者が疑問を抱きがちな「プログラミングの習得期間」についてわかるようになります。5分ほどで読めますので続きをどうぞ。

 

まずはどのレベルでプログラミングを習得したいか決めること

そもそもですが、プログラミング習得ということ自体が、「どの程度のレベルであれば習得」と言えるのかが曖昧です。ですのでまずはじめにやるべきことは、どのレベルまでプログラミングを習得したいか決めることです。

 

一番わかりやすいのは「目的」を決めることです。プログラミングを習得してどうなりたいか、それをイメージして決めることです。目的ですが、例えば以下のようなものがありますね。

 

目的の例

  • 自分でWebサービスを作りたい
  • フリーランスエンジニアとして独立して食べていけるようになりたい
  • まずはエンジニアにキャリアチェンジしたい

 

こういったものです。上記はいずれも必要なスキルに差があります。例えば、サービス開発ができるレベルと、エンジニアとして就職できるレベルは違うわけです。ですからまずは、プログラミングを習得してどうなりたいのか、それを決めましょう。それによって必要な期間も変わります。

 

まずは、1人でサービス開発したり、多少複雑なことを1人で解決できるレベルを「プログラミングを習得した」こととし、プログラミングの習得期間について解説していきます。

 

プログラミング習得期間(習得時間)の目安は「800時間」

  • プログラミング習得はだいたい「800時間」が目安

 

冒頭の通り、これが結論となります。なぜなら僕自身も、プログラミングで質の伴ったアプリケーション開発をしたり、複雑なことを解決できるまでが大体800時間くらいでしたし、ほかのエンジニアを見てもそうだからです。

 

とはいえ、800時間といってもイメージがつきにくいと思いますので、実際どれくらい期間がかかるか出してみました。

 

1日何時間プログラミングを勉強するべきか(800時間の場合)

  • 1日1時間の勉強 = 800日(約2年2ヶ月)
  • 1日3時間の勉強 = 266日(約9ヶ月)
  • 1日6時間の勉強 = 133日(約4ヶ月)
  • 1日8時間の勉強 = 100日(約3ヶ月)

 

このような期間となります。短期集中でやれば約3ヶ月、毎日コツコツだと2年近くかかります。

 

いま仕事がない学生やフリーターの方であれば、短期集中で3ヶ月でも習得できるかと思います。一方で、社会人として働きながらだと、長めに想定学習期間を確保する必要があります。

 

エンジニア就職なら「200時間」の勉強時間でも可能

一方、「エンジニアとして就職/転職するレベル」くらいなら、200時間でも転職できます。

 

正直、サービス開発をバリバリ自分でこなすより、エンジニア転職する方が、難易度はずっと低いんですよね。

 

例えば、最近のプログラミングスクールの学習コースはだいたい1ヶ月から3ヶ月のコースがほとんどですが、多くのスクールがだいたい200時間を必要学習時間として設定しています。

 

例えば僕が受講したスクールはTechAcademy (テックアカデミー)でしたが、ここもだいたい200時間でした。200時間勉強し、その後の就職サポートに移る人が多かったです。

 

もちろん、最初から優良企業へ転職を目指すなら、400〜600時間くらい学習しておくと良いです。ですが、開発経験を積める一般企業へ転職するなら200時間くらいでも、集中してやれば可能です。

 

このように、多くのプログラミングスクールは就職レベルの1つの目安として、200時間を設定しています。200時間やれば就職くらいはできるレベルになるとわかっているからこそ、そういうスクールが多いんですね。じゃあ実際200時間だと、どのくらいの期間がかかるかというと、下記のようになります。

 

1日何時間プログラミングを勉強するべきか(200時間の場合)

  • 1日1時間の勉強 = 200日(約6ヶ月)
  • 1日3時間の勉強 = 266日(約2ヶ月)
  • 1日6時間の勉強 = 133日(約1ヶ月)
  • 1日8時間の勉強 = 100日(約1ヶ月未満)

 

このように、長くても半年、本当に短ければ1ヶ月でもエンジニア就職することができます。期間は先ほどより大幅に短くなりましたね。これなら、社会人として仕事を続けながらでもできるかと思います。これはエンジニアへのキャリアチェンジを検討している人にとっては朗報かなと思います。

 

エンジニアになって実務を積むことがスキル習得への最短の道

プログラミングを早く習得したいなら、エンジニアとして実務経験を積むことが一番の近道です。

 

なぜなら、エンジニアとして活躍するためのスキルは、エンジニアになる前に身に付くものではなく、エンジニアになってから身につくものだからです。

 

結局、プログラミングって、何時間も机上で勉強するより、一刻も早く現場に入り、実践で揉まれた方が早く身につくんですよね。僕もプログラミングを最初はスクールを使って勉強しましたが、本当にスキルが身についたのはエンジニアとして仕事をし出してからでした。

 

だから僕がお伝えしたいことは1つでして、プログラミング学習は半年〜1年もかけることなく、半年以下、できれば数ヵ月で学び、早くエンジニアとして実務経験を積みにいこうということです。

 

僕自身の経験や、周囲の人を見ていても、圧倒的スピードで成長していく人は、例外なく現場に早く飛び込んでいます。

 

スポーツも同じでして、基礎練習は確かに大事ですが、基礎だけしていても試合で勝てるようにはなりません。実戦で必要なことは実戦で学べますから、まずは実戦できる場所に飛び込みましょう。結局実践を積むことが、一番成長するからです。

 

これらを踏まえて、最短でプログラミングを習得するなら、次の方法がベストです。

 

プログラミングスキルを最短で習得する方法

  1. 就職支援付きのプログラミングスクールを使う
  2. 1ヶ月〜3ヶ月でプログラミング習得・エンジニア転職をする
  3. エンジニアとして実務経験を1〜2年ほど積む

 

これが最短でプログラミングスキルを習得する方法です。

 

まず、就職支援付きのプログラミングスクールを使います。就職支援付きスクールとは、プログラミング学習とエンジニア転職サポートがセットになったスクールです。

 

こういったスクールを使うと、完全未経験の初心者でも、プログラミングの勉強ができ、かつエンジニア転職のサポートを受けることができます。

 

プログラミングスクールの期間は1〜3ヶ月が平均

スクールはだいたい1ヶ月〜3ヶ月ほどの受講期間でして、だいたいの人がこの期間でプログラミングを習得し、エンジニア転職を実現します。

 

200時間くらいでも良いですが、400〜600時間くらいを3ヶ月集中してやれば、良い転職も十分実現できます。

 

エンジニアになればあとは実務経験を積んでいきます。1年ほど実務を積めばかなりスキルは身につきますし、2年ほど実務を積めばフリーランスエンジニアとして独立することも現実的です。

 

この3つのステップを踏めば、最短でプログラミングを習得し、フリーランスとして活躍することも現実的かなと。フリーランスエンジニアになれば20代で年収1,000万円もザラにいますし、相当コスパは良いですよ。

 

普通の会社員が年収1,000万円を実現するなら、20年、30年働いても届かないことが多いですから。その点エンジニアなら、それをたった数年でも実現できます。

 

誇張ではなく、本当に実現している人は多いです。僕の友人フリーランスもだいたいそれくらい稼いでいますし、ほかのどの職種と比べても、習得に費やす時間と、得られる成果のコスパは桁外れに良いと思います。

 

注意:プログラミング独学の場合、学習時間は余計に多くかかる

なお、プログラミングの独学はあまりおすすめしていません。理由はシンプルで、挫折しやすい上に、時間も労力もかかるからです。

 

エンジニア就職に必要な200時間という学習時間も、正しい方法でやってこその200時間です。独学で行い、勉強方法を間違えてしまった場合は、200時間で終わらず、300時間、400時間とかかってしまうものです。

 

独学についての詳しいことはプログラミングを独学して就職ってできるもの?【現役転職エージェントが解説】で書いていますので参考にどうぞ。

 

まとめ

というわけで、プログラミングを習得したいなら、数ヶ月短期集中でプログラミング学習し、エンジニアの世界に飛び込みましょう。エンジニアとして実務を経験する中で、スキルはいくらでも身についていきます。

 

今回話で挙げたプログラミングスクールについては、現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクール12社【徹底比較】の記事でまとめています。プログラミングスクールには良いスクールもあれば良くないスクールもありますから、実際に受けた人で、かつエンジニアの人の意見は参考になると思います。

 

また、中にはエンジニア転職はまだ考えていないけど、プログラミングを学んでみたいという方もいるはず。その場合は就職支援なしのプログラミングスクールをまずは1ヶ月受けてみると良いですよ。

 

僕が受けたTechAcademyは1ヶ月の学習コースがありまして、オンラインで受講できます。1ヶ月でもオリジナルサービス開発まで体験できるので、受けてみると良いですよ。

 

TechAcademyはオンラインで受けられる1週間の無料体験もあるので、まずはそこからトライするのもOKです。公式サイトには「無料体験説明会動画」もあるので、そちらも併せてチェックすると、よりイメージが湧くと思います。

>>TechAcademy1週間無料体験

 

今回は以上です。

 

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