どうも。フリーランスエンジニアのYutoです。
最近以下の質問をいただきました。
こんにちは。私は3年後にフリーランスエンジニアになりたいと思っている27歳の男です。仕事は営業です。
プログラミングは未経験のため、まずはプログラミングスクールで勉強して、その後実務経験を積むためにエンジニア転職をしようと思います。
そこで質問ですが、未経験からフリーランスエンジニアを目指すに当たり、学ぶと良いプログラミング言語はどれでしょうか?
ご質問ありがとうございます。フリーランスエンジニアになるならどのプログラミング言語がオススメか、という質問ですね。
早速結論ですが、「フリーランスエンジニア独立しやすい言語」という基準で選ぶと以下の3つですね。
フリーランスエンジニアとして独立しやすいプログラミング言語3つ
- Ruby
- PHP
- Java
この3つです。これからフリーランスエンジニアを目指してプログラミング言語を学ぶ場合、この3つから選べば間違いありません。
中でも、リモートワークなど自由度高く働きたいならRubyとPHPの2つです。
Javaは稼げる一方、働き方はサラリーマン的な仕事が多いため、選択肢から外れますね。
この辺りの詳細についても、本記事で解説します。
これを書いている僕はWeb系フリーランスエンジニアとして働きつつ、IT/Web向けの転職エージェントとしても仕事をしています。
エンジニア独立事情については表も裏も把握している立場から、記事を書いていきます。
Contents
フリーランスエンジニアとして独立しやすいプログラミング言語は3つある
- Ruby
- PHP
- Java
冒頭の通り、この3つがフリーランスエンジニアとして活躍しやすいプログラミング言語です。
なぜこの3つが良いかと言うと、理由はシンプルで「案件数が多く、仕事に困りにくいから」です。
この辺りは、「実際に案件数がどれくらいあるか」そのデータを見た方がイメージがつくと思いますので、実際のデータをお見せしますね。
【データあり】プログラミング言語別、フリーランスエンジニアの案件数
上記は、「プログラミング言語別、フリーランスエンジニアの案件数」の割合を示したデータです。
これを見ると、
- Java:全体の29%
- PHP:全体の19.3%
このように、JavaとPHPの2つだけで、全案件の約50%を占めるんですよね。
つまり、世の中のフリーランスエンジニアの案件は、2つに1つはJavaかPHPということです。
Rubyは需要が伸びているのでおすすめ
さて、Rubyはこのデータだと4.4%と少なめに出ていますがなぜおすすめか。
これは上記データが少し前のデータであること、かつ最近はRuby案件がかなり伸びてきているからです。
RubyはWebベンチャーやスタートアップで好まれて利用されており、案件数は現時点でかなり豊富になっています。
その上Rubyは今後も力強く需要が伸びていくことが予想されるため、Java、PHPと並んでRubyも入れています。
フリーランスとして独立するなら、一番大切なことは仕事がある状態を作ること
さて、フリーランスエンジニアとして生計を立てる場合、一番重要なことは「仕事がある状態を作ること」です。
当然ながら仕事がないと、収入はストップします。
ですから、兎にも角にも、まずは仕事がある状態を目指すことが、フリーランスエンジニアに必要なことです。
需要が高い言語を学ぶことが、安定的に仕事を取る一番簡単な方法
では仕事がある状態をいかに作るかというと、一番簡単な方法は「需要があるプログラミング言語を学ぶこと」です。
これも当たり前ですが、「案件数が多く、かつエンジニアの数が足りていない言語」ほど、仕事の引き合いは増えます。
この観点で見ると、RubyもPHPもJavaも、需要は案件数は多い一方、肝心のエンジニアの数は足りていません。
ですから、こういった言語を学ぶことが、フリーランスとして仕事の得やすさに繋がります。
需要のないプログラミング言語を学んでも、仕事がなければ意味ない
一方、少しきつい言い方をすると、需要のないプログラミング言語を学んでも、仕事がなければ意味がないです。
例えばCOBOL。COBOLはフリーランス案件数が残念ながら少ないです。
そのため、COBOLを学んでフリーランスエンジニアとして安定的に仕事を請けられるかというと、RubyやPHPと比較するとハードルは高くなります。
だからこそ、フリーランス案件数の少ないマニアックな言語を選ぶよりは、フリーランスとして需要あるプログラミング言語を選ぶこと。
これが、プログラミング言語を学ぶ初心者には特に重要です。
RubyやPHPを最初に習得し、その後にマイナー言語を学ぶことは良いと思います。要は「順序が大事」ということですね。
「いつでも仕事がある状態を作ること」がフリーランスエンジニアにとっては何より大切だからこそ、最初に学ぶ言語はフリーランス案件が多い言語を選ぶと良いです。
フリーランスエンジニアとして自由度高く働きたいなら【Ruby、PHPがおすすめ】
さて、冒頭でも書きましたが、フリーランスエンジニアとして自由度高く働きたい場合は、3つのプログラミング言語の中でも、RubyとPHPの2つがおすすめです。
なぜなら、リモートワーク案件など自由度の高い案件は、Javaではなく、RubyやPHPなどのWeb系言語に多いからです。
RubyとPHPなどWeb系言語は働き方の自由度が上がりやすい
冒頭の通り、僕はWeb系のフリーランスエンジニアをやっていますが、RubyやPHPは他の言語と比較するとリモートや週3勤務など自由度が高い案件が多めです。
やってみてわかりましたが、リモートワークや週3勤務って、本当に働きやすいんですよね。
リモートワークは日々のストレスを減らすことができる
例えばリモートワーク案件の場合、当然ながら通勤は必要ないです。
僕は自宅や近所の好きなカフェで仕事をすることが多いですが、
- 通勤しなくて良い
- 合わない人と一緒の空間で仕事をしなくて良い
- 自分のお気に入りの空間で働ける
こういったことは、日々のストレスを大きく減らしてくれ、かつ幸福感をもたらしてくれるんだなぁと、僕個人は実感しています。
また、以前サラリーマンとしてオフィスに通勤していた頃はやっぱりいろんなストレスを抱えていたんだなぁと、リモートをやってみて感じます。
サラリーマンとフリーランス。両方経験しているからこそ、フリーランスとしてリモートする良さがわかります。
週3勤務で家族や自分の時間も取りやすい
また週3勤務であれば、自分や家族との時間を多く取ることも実現できます。
僕は上記の通り週3勤務で働いていますが、空いた時間を使って家族と過ごしたり、転職エージェントなど別の仕事もやっています。
こういった働き方も、RubyやPHPなどWeb言語であれば目指せます。
さらに言えば、Web系フリーランスエンジニアは単価が良いため、週3勤務だけでも十分生活できるんですよね。
このようにRubyやPHPはリモートワークや週3勤務案件などもあります。
なので、時間や場所の自由度を高めたい場合は、RubyやPHPが良いですね。
Javaは常駐案件が多い【サラリーマン的な働き方】
一方Javaは、RubyやPHPと異なり、常駐案件の方が多いです。
言ってみればサラリーマン的な働き方ですね。
- 普通に電車で通勤し、
- 半年くらいのプロジェクトに参画する
こういった働き方が、Javaのフリーランスエンジニアには多いですね。
もちろん、Javaを学んでフリーランスエンジニアになれば、収入面はかなり良いのでがっつり稼げます。例えば東京であれば、月単価60万円以上を稼ぐことは十分可能です。
ただその一方、働き方は上記の通りなので、会社員時代とあまり変わらなかったりします。そのため、自由度高く働きたい場合にはJavaは不向きかなと。
とはいえ、Javaは需要面ではトップの言語であることはまぎれもない事実です。
そのため、サラリーマン的にオフィスに通って働く方が合っている場合はJavaも視野に入れて検討すると良いですね。
プログラミング言語を学んでフリーランスとして独立するステップ
基本的には、
- プログラミングスクールで言語を学ぶ
- 一度就職し、実務経験を数年積む
- フリーランスエージェント経由で仕事を紹介してもらい独立する
このステップが最も確実で、再現性の高い方法です。
期間数年でフリーランスエンジニアになるなら、この方法が間違いないやり方です。
例えば「現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクール5社【徹底比較】」で紹介しているような良質なプログラミングスクールを利用すれば、3ヶ月程度でエンジニアになれます。
そこで実務経験を1〜2年積んで独立、というのが、今からフリーランスエンジニアを目指すなら最も良い方法ですね。
就職せずにフリーランスエンジニアを目指すパターンも
また、就職せずに、最初からフリーランスエンジニア独立を目指すパターンもあります。
就職せずにフリーランスになる場合、基本的には単価は低めになるのですが、それでも月30万円くらいは目指していけます。その場合、仕事を得るためにはクラウドソーシングなどを活用することとなります。
ちなみに僕も就職を挟まないパターンでしだが、僕は知人の会社の案件を請けつつステップアップをしていったので、少し特殊かなと思います。
なお、「実務経験を積んで独立場合」と「すぐにフリーランス独立する場合」の2つの詳しいステップについては、「プログラミングスクール卒業後、フリーランスとして独立する2つの方法」で解説しています。気になる方はこちらをどうぞ。
まとめ
最後に、いまエンジニアは圧倒的に人手が不足しています。そのため学歴や経歴関係なしに、どんな方でも、エンジニアになることがいまならできるんですよね。
とはいえ、唯一「年齢」は大きく関わってきます。エンジニアは年齢が若ければ若いほどなりやすく、逆に年齢が上がれば上がるほどなりにくいです。
だからこそ、行動は早ければ早いほど、努力が報われる可能性も高くなります。
人生で一番若い日は「今日」です。1日でも早い行動が、1年後に笑っているためには必要なことかなと思います。
ということで本記事は以上です。いずれにしても、プログラミングを学ばないと先には進まないため、まずはプログラミングを学ぶことからスタートですね。応援しています!
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