高卒フリーターからプログラマー就職を目指している方向け。
結論から言うと、高卒フリーターでも、未経験からプログラマー就職は可能です。本記事では、高卒フリーターでもプログラマー就職できる理由と、実際にやるべき手順を解説します。
ただし最初にお伝えしておくと、「適当に転職サイトに登録し、就職しようとしたら難しい」です。
ですが、実際やるべきことは簡単でして、正しい方法でやれば、高い確率で就職までいけると思います。本記事ではその方法をご紹介します。
僕の経歴
現在フリーランスエンジニアとして働きながら、転職エージェントの事業などを複数やっています。転職エージェントとしては、IT企業の採用支援などをやっていることから、フリーターの方の就職サポートも過去にしてきました。
IT業界にどっぷり浸かっている立場から、高卒フリーターのプログラマー就職の勝ち筋をお伝えしていきます。
Contents
未経験の高卒フリーターでもプログラマー就職できる理由
以前にフリーターでもプログラミングを学べば就職できる理由【ただし期間限定】の記事で述べましたが、一言でいうと「IT業界が深刻な人手不足だから」です。
「IT業界全体が売り手市場だから」一言で言えば、これが理由です。
エンジニアやプログラマーなどのIT・通信職の求人倍率は、現在6.14倍です。世の中の全体平均と比べると、
- IT技術:6.14倍
- 全体:2.35倍
このように、IT・通信の求人倍率は圧倒的に高くなっています。IT・通信の場合、1人あたり6.14件の求人があるので、言ってみれば「仕事余りの状態」です。
この仕事余りの状態こそが、今のエンジニア就職市場の事実です。
“経験者が採用できないから、未経験者でも採用される”
こんな状態ですから、エンジニアが欲しい企業としては、全くエンジニア経験者が採用できない状態なんですよね。
だからこそ、最近は採用できない「経験者」ではなく、採用しやすい「未経験者」を採用し、自社で教育する方針に切り替えているIT企業が増えています。
未経験者には、当然ながら「フリーター」も含まれます。ですので、今ならフリーターでもプログラミングを学べば、エンジニアやプログラマーとして就職できるということです。
このように、今はIT業界自体は伸びているにも関わらず、プログラマーが足りていません。ですから、高卒フリーターあっても、今ならプログラマーになることができます。
ただし期間限定
ただし、この状況はあくまで期間限定であることも事実です。「時間は限られている」ということです。
一言で言えば、目指せる時期は、「年齢」と「景気」によって変わります。当然ながら、年齢が上がれば上がるほど、未経験からプログラマーになることは難しくなります。
また、景気が悪くなったら企業は採用コストを縮小するので、真っ先に削られるのは未経験者の採用です。そうなってしまったら、もうフリーターからプログラマーは目指せなくなるかもしれません。
年齢と就職難易度の関係については、詳しくは、先ほど一文を引用をしたフリーターでもプログラミングを学べば就職できる理由【ただし期間限定】をご覧ください。
だからこそ、早めの行動を
この記事で一番伝えたかったことはこれでして、もしプログラマーを目指したいなら、本当に早めに行動を起こしておくべきです。
前述通り、景気の風向きが少しでも変われば、企業は人員を多く抱えようとはしません。なぜなら、景気が悪くなって仕事が減ってしまったら、人件費はコストでしかないですからね。そうならないよう、景気が悪いときは、企業は採用を止めて人件費を抑えるように動きます。
だからこそ、本当に早めの行動が必要です。特に年齢がすでに20代後半になっているような状態であれば、既に時間はかなり迫っています。選択肢は狭まりつつあるので、まずは行動を起こしつつ、考えていくべきかなと思います。
未経験の高卒フリーターがプログラマー就職する方法
- 方法①:プログラミングを独学する→転職サイトやハローワーク経由で就職
- 方法②:プログラミングスクールに通う→転職サイトやハローワーク経由で就職
- 方法③(おすすめ!):就職支援付きのプログラミングスクールに通う→就職サポートを使って就職
高卒フリーターがプログラマー就職するための方法は大きく3つあります。
それぞれ解説していきますね。
方法①:プログラミングを独学する→転職サイトやハローワーク経由で就職
この方法はおすすめではないです。というのも、「独学はかなり難しい」+「この方法で就職するのは難しいから」です。
独学はかなり大変
僕のブログで多々書いていますが、プログラミング独学は時間がかかる上に、挫折者は90%近くと、ほとんどの人が挫折するようになっています。
なので、個人的にはあまりおすすめはしていません。
どうしても独学でやるなら、現役エンジニアが「プログラミング学習サイト」を5つ厳選してみた【ほぼ無料】で紹介しているような学習サイトをまず試してみましょう。ただし、やり切る覚悟は必要です。
転職サイトの特徴:ライバルが強い
- 転職サイトの利用者:ライバルがプログラマー経験者や社会人なので、フリーターには分が悪い
ハローワークの特徴:求人の質は相対的に低め
- 求人の質が高くない(企業にとっては無料で利用できるので、経営的に採用コストを捻出するのが苦しい企業も利用している)
就職については、ざっくりこんなイメージですね。
転職サイトは一度使ってみると良いですよ。ただし、上記の通りライバルが強いので、多くは書類選考時点で落ちることになります。その覚悟があるなら試せばOKですし、耐えられないなら、もっと簡単な方法を選ぶべきです。
唯一おすすめはフリーター向けの就職支援サービス
ライバルが強いのがデメリットなら、ライバルが弱いところを狙いましょう。
フリーター向け就職サービスであれば、就職Shopがおすすめです。リクルートが運営しており、IT求人も多めです。
ハローワークより良い求人が多いので、自分で就職活動をするなら、まずは就職Shopで情報収集してみましょう。
方法②:プログラミングスクールに通う→転職サイトやハローワーク経由で就職
先ほどと違うのは、「独学」→「プログラミングスクール」に変わったことですね。
学習面についてはだいぶ楽になります。ですが、就職の難しさは残ります。いずれにしても転職サイトやハローワークを使う必要があるからです。
もっと簡単に就職を成功させるためには、転職サイトやハローワークではない、別の方法を取る必要があります。
方法③(おすすめ!):就職支援付きのプログラミングスクールに通う→就職サポートを使って就職
そこでおすすめなのは、転職支援がついたプログラミングスクールを使うことです。
転職支援がついたプログラミングスクールを使えば、一般の転職サイトやハローワーク経由ではなく、プログラミングスクールのコネを使って就職することができます。
転職支援つきプログラミングスクールのメリットとデメリットを一覧にすると、以下のような感じです。
就職支援付きプログラミングスクールのメリット
- 就職決定率が90%以上のスクールが多い
- 良質なスクールを選べば、優良企業の就職も十分狙える
就職支援付きプログラミングスクールのデメリット
- 就職意思がないと受けられない
- 30歳以上だと受けられない(一部例外あり)
こんなイメージです。
なので、あなたが20代で、就職の意思があり(具体的な企業は決まってなくてOK)、かつお金がないなら、就職支援付きプログラミングスクールを使うことが一番良い方法ですね。
プログラミングが学べて、就職までできるんですから。使わないのは勿体無いです。
就職支援付きプログラミングスクールを使うと本当に就職できるの?
結論、できます。
この点についてはプログラミングスクールを使えば就職・転職できるのか?【実例付きで解説】で解説しているので参考にどうぞ。
高卒フリーターにおすすめのプログラミングスクール
ではどこがおすすめかというと、結論以下の3つです。
- TechAcademyPro:「費用重視」の方はこちら(転職保証がついたオンラインスクール・月々12,417円から)
- テックキャンプ エンジニア転職:「就職力重視」の方はこちら(フリーターから転職実績多数・月々21,200円から)
- DMM WEBCAMP COMMIT:「バランス重視」の方はこちら(同じくフリーターから転職実績多数・月々15,500円から)
上記の3つが、フリーターからプログラマー就職しやすいスクールです。
迷ったら上記で書いてある通り、費用重視であればTechAcademyPro、就職力重視ならテックキャンプ エンジニア転職、バランス重視ならDMM WEBCAMP COMMITで良いと思います。
いずれも学歴や経歴関係なく、フリーターからプログラマーを目指せるスクールです。
各社とも無料相談をやっているので、詳しいことは相談してみると手軽です。相談時に受講を決める必要はなく、後日決めればOKです。詳しくは公式サイトをどうぞ。
公式サイトはこちら
- TechAcademyPro:「費用重視」の方はこちら
- テックキャンプ エンジニア転職:「就職力重視」の方はこちら
- DMM WEBCAMP COMMIT:「バランス重視」の方はこちら
各スクールの詳細を事前に知りたい場合は「現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクール5社【徹底比較】」で3社の特徴をまとめています。
まとめ:高卒フリーターでもプログラマーになれる
述べてきた通り、フリーターであっても、今ならプログラマー就職することができます。
ただし前述通り、この状況は期間限定であることも事実です。景気の風向きが少しでも変われば、企業は採用を止めて、人件費を抑えるように動きます。そうなってしまったら、もうプログラマーを目指すことは難しくなるでしょう。
フリーターから現実的に目指せる仕事は飲食店スタッフ、ドライバー、倉庫スタッフ、工事現場や建設現場の作業スタッフがメインです。でも、どの仕事も肉体労働ですし、残業も多いので、大変ですよね。大変なわりにスキルが身につくわけでもありませんし、外国人労働者に仕事を取られつつあるので、将来性も残念ながらありません。
一方プログラマーなら、どこでも食べていける手に職が身につきます。就職して2年ほどしっかり実務経験を積めば、独立してフリーランスを目指すこともできます。最近のフリーランスエンジニアは20代でも年収1,000万円を実現している人は多くいる世界です。
そんな世界も、今なら目指せます。
だからこそ、本当に早めの行動が必要です。未経験からプログラマーを目指す人が増えてきたので、すでに選択肢は狭まりつつあります。
一歩でなくても良いので、まずは半歩、行動を起こしましょう。
ご紹介したフリーター向け就職サービス
- 就職Shop:リクルートが運営しているフリーター向け就職サービス
ご紹介した就職支援付きプログラミングスクール
- TechAcademyPro:「費用重視」の方はこちら(転職保証がついたオンラインスクール・月々12,417円から)
- テックキャンプ エンジニア転職:「就職力重視」の方はこちら(フリーターから転職実績多数・月々21,200円から)
- DMM WEBCAMP COMMIT:「バランス重視」の方はこちら(同じくフリーターから転職実績多数・月々15,500円から)
人気記事現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクール5社【徹底比較】