- フリーターとしてダラダラ過ごしている毎日だけど、親にも心配かけてるし、さすがにそろそろ就職しないとマズイな…。プログラミングを学んでプログラマー/エンジニアとして就職できれば良いんだけど、こんな自分でもプログラミングを学べば就職できるのかな?
このような悩みに本記事では答えていきます。
結論から言うと、たとえフリーターやニートであっても、プログラミングを学べば就職することができます。ただし、注意しておかないといけないことは、これは「期間限定」ということです。
もしプログラミングを学んで就職したいとあなたが考えているなら、本記事を読んだ後、すぐにでも行動することが必要です。これは僕の意見でもありますが、IT業界の実態からみた「事実」として伝えています。
僕の経歴について
普段はフリーランスエンジニアとして仕事をしながら、IT向けの転職エージェントの仕事やWebメディア事業など、IT関連の仕事に多数携わっています。
IT業界に入っていくフリーターやニートの方も数多くこの目で見ている立場であり、「今IT企業はどんな採用をしているのか」「今後どんな採用をしようと思っているのか」これらを生の現場から見ている立場です。
そのようなバックグラウンドを持つ僕が、フリーターとプログラミング 、就職の関係について、本記事で解説していきます。
Contents
フリーターでもプログラミングを学べば就職できる理由
- IT業界全体が売り手市場だから
一言で言えば、これが理由です。理由を深掘りしていきますね。
求人倍率データを見てみる
上記は転職サイトdodaが出している求人倍率データです。見てほしいのは「求人倍率」です。求人倍率とは、「1人あたりの求人数」なので、数値が高くなればなるほど、仕事を探している人にとっては、選択肢が多いということになります。
さて、エンジニアやプログラマーは「IT・通信」に分類されます。これを見ると、
- IT・通信:7.85倍
- 全体:2.58倍
このように、IT・通信の求人倍率は圧倒的に高くなっています。IT・通信の場合、1人あたり7.85件の求人があるので、言ってみれば「仕事余りの状態」です。
この仕事余りの状態こそが、今のエンジニア市場の事実です。
経験者が採用できないから、未経験者でも採用される
こんな状態ですから、エンジニアが欲しくても企業は、全くエンジニア経験者が採用できない状態なんです。
だからこそ、最近は採用できない「経験者」ではなく、採用しやすい「未経験者」を採用し、自社で教育する方針に切り替えているIT企業が増えています。
未経験者には、当然ながら「フリーター」も含まれます。ですので、今ならフリーターでもプログラミングを学べば、エンジニアやプログラマーとして就職できるということです。
もっとIT業界の実態について知りたいなら
IT業界の将来性について詳しく知りたいなら、“IT業界における今後の将来性”の真実について【時流を読み取ろう】の記事をどうぞ。IT業界がいかに将来有望な市場であるか、理解が深まると思います。
逆に将来萎んでいく市場も書いているので、就職の方向性を検討する際に参考にしてもらえればと思います。
年齢によって難易度は変わる
前述通り、フリーターでもプログラミングを学べば、エンジニアやプログラマーになれます。
ですが、年齢によってその難易度が変わることもまた事実です。
一番ハードルが低いのは20代
一番IT業界を目指しやすいのは「20代」です。20代は就職・転職市場で一番人気の年代でして、この年代であれば、ポテンシャルとして採用してくれるケースが多いです。
フリーターであっても、20代ならまだまだチャンスはあります。なので、20代の人こそ、自分の最大の武器である「年齢」を活かして行動することが必要ですね。
30代は厳しめ。だがチャンスはあり
一方、30代になると難易度は途端に高くなります。事実、この年代になると就職できない人も多くいます。
ですが、プログラミングの世界であれば、30代からでもやり直しができるケースも、特に最近は増えてきています。具体的な方法については30代初心者がプログラミングスクール経由で独立・転職する方法【リソースを活用しよう】も参考にどうぞ。
なお、プログラミングと年齢の関係については、「プログラミング習得に年齢は関係ない?」←この疑問に最終回答します【手順付き】も、実態を把握する上で参考になると思います。プログラミングと年齢はかなり密接に関係してくるので、理解を深めておくことが必要不可欠です。
余談:フリーターから現実的に目指せる職種と生活
ちょっと視点を切り替えて、フリーターから現実的に目指せる職種には何があるでしょうか?
一般的に、フリーターから就職する場合の職種は以下のようなものです。
フリーターから目指せる職種
- 運送ドライバー
- 飲食店のスタッフ
- 建設工事の現場作業スタッフ
- 引っ越しスタッフ
- ゴリゴリの新規営業
結論、全部ハードです。涙
フリーターから就職する場合、基本的には「労働型」の仕事がメインです。フリーターの場合、実務経験を伴ったスキルや知識がないので、自分の時間と労力を切り売りし、その対価としてお金をもらう仕事がほとんどなんですよね。
加えて、上記職種はどれも残業が多い仕事で、精神的なストレスも多い仕事です。覚悟を決めて就職するなら、できるだけ精神的なストレスがない状態で就職したいですよね。でも世界は残酷で、厳しい仕事がやはり多いのが実情です。
誰でもできる仕事は今後AIや外国人に奪われていく
さらに言えば、上記で挙げたような仕事は、どれも「誰でもできる仕事」です。こういう仕事は今後、AIや外国人労働者に奪われていきますよね。
つまり、就職する職種を最初に間違えてしまったら、たとえ頑張って就職して働いても、未来は明るくない可能性が高いということです。
せっかく就職するのに、5年後に仕事がなくなってしまったら、辛いですよね。またフリーター生活に戻ることになってしまいます。
だからこそ、将来性があり、ロボットにできない仕事に就くべきです。そうすることで、就職した後も安定して仕事を続けていけますし、収入も上がっていくようになります。
フリーターがこれから就職するならプログラマーやエンジニアが最適
そんな就職を実現するスキルが「プログラミング」であり、「プログラマー」や「エンジニア 」という仕事です。
プログラミングは前述通り、今後も中長期的に需要が続いていく分野です。前述した労働型の仕事と違い、頭を使う仕事なので、簡単に仕事を奪われることも少ないです。
プログラミングを学んでエンジニアになり、実務経験を2年ほどしっかり積めば、独立してフリーランスエンジニア になることも目指せます。独立さえすれば、自分の好きな場所で、好きなように働く、そんなライフスタイルだって実現できます。
会社とか、人付き合いが苦手な人こそ、一定期間頑張ってプログラミングを習得することで、そんな未来も掴めるようになります。最初は就職することにためらいもあるでしょうが、将来独立するための期間限定の「準備期間」と捉えれば、頑張れると思いませんか?
もし頑張れないなら
厳しいようですが、プログラミングの道は諦めたほうが良いです。正直そこまで甘くはないので。
ただし、短期間頑張れるなら、他の仕事とは桁違いの可能性がある分野であることは間違いないです。換言すると、ライバルは他人ではなく、自分自身の弱さです。己に勝てれば、エンジニアになって稼げるようになります。
前述通り、ITは将来性が高い分野ですし、個人で稼ぐ力も付きます。人生逆転したいなら、プログラミングこそが最短で最強の道だと確信しています。
ということで、「頑張れる前提」で話を進めていきますね。
フリーターからプログラマー・エンジニア就職する現実的な方法とは
フリーターからプログラミングを学んでプログラマーやエンジニアになる方法を挙げていきます。
フリーター向け就職サービスを使う
まず一つ目の方法は、フリーター向けの就職サービスを利用することです。
フリーターの場合、一般的な転職サイト経由(リクナビNEXTなど)でも応募はできますが、普通の正社員の人も利用しているので、競争率は高めです。なので、努力が実らないケースがやはり多いです。
その点フリーター向けのサービスであれば、競争率は低くなります。結果、努力が実りやすいので、こちらの方法を選ぶと良いですね。
おすすめのフリーター向け就職サービス
参考までに、個人的におすすめのサービスは以下です。
- 就職Shop:リクルートが運営しているフリーター向け就職サービス。最大手で安心、利用は完全無料です。IT求人が多めです。
- ハタラクティブ:こちらもIT求人が多めです。運営会社はレバテックフリーランスなどエンジニア向け各種転職サービスを運営しているレバレジーズ株式会社。
フリーター就職なら、この2つであれば間違いないかと。どちらも就職・転職関係者の中では評判が良く、まずはこの2つで仕事探しをしてみることが無難かと思います。どちらも登録・利用ともに「無料」、登録も簡単にできますので、まずは利用して道を模索することがスタートラインです。
就職支援付きのプログラミングスクールを使う
もう一つの方法が、就職支援付きのプログラミングスクールを利用することです。
就職支援つきのプログラミングスクールとは、「プログラミング学習」と「就職サポート」がセットになったスクールです。
就職支援付きプログラミングスクールを使うメリット
- プログラミングスキルを身につけた上で就職できること
- 就職決定率が高いこと
の2つです。
まず、前述した就職Shopやハタラクティブは、プログラミングを学ぶことはできません。プログラミング学習がセットになっていないので、自分で勉強するか、それとも就職してから学ぶか、どちらかが必要となります。事前に自分で勉強するなら、TechAcademyなどのプログラミングスクールを自費でお金を出して、受講することが必要となります。
また、就職支援付きスクール経由なら、高い確率で就職まで実現できます。当然ながら、プログラミングのことが全くわからない未経験者と、一定レベルまでスクールで技術を就職した半未経験者であれば、後者の方が、企業としては採用しやすいです。
就職支援付きプログラミングスクールを利用すれば、プログラミングを一定レベルまで身につけた状態で就職活動に入るので、就職しやすいんですね。
フリーターにおすすめのプログラミングスクール
こちらもおすすめのプログラミングスクールをご紹介しておきます。
- TechAcademyPro:「費用重視」の方はこちら(転職保証がついたオンラインスクール・月々12,417円から)
- テックキャンプ エンジニア転職:「就職力重視」の方はこちら(フリーターから転職実績多数・月々21,200円から)
- DMM WEBCAMP COMMIT:「バランス重視」の方はこちら(同じくフリーターから転職実績多数・月々15,500円から)
上記の3つが、フリーターに強いプログラミングスクールです。
いずれも実績が多い大手なので安心して受講できますが、迷ったら、費用重視であればTechAcademyPro、就職力重視ならテックキャンプ エンジニア転職、バランス重視ならDMM WEBCAMP COMMITで良いと思います。
各社の詳しい比較は「現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクール12社【徹底比較】」でまとめているので参考にしてみてください。
比較することが面倒であれば、前述した選び方であれば間違いないです。
各社とも「無料相談」をやっているので、詳しいことは相談してみた方が早いです。各社の無料相談の予約はスマホで60秒でできるので、1つか、できれば2つほど、今日のうちに済ませておきましょう。
なお、相談時に受講を決める必要はありません。話を聞いてみてから、後日受講するかどうか決めればOKです。ぜひ気軽に聞いてみてください。
公式サイトはこちら
- TechAcademyPro:「費用重視」の方はこちら。オンラインで受講できて、就職・転職・副業・フリーランスまで幅広くイケます
- テックキャンプ エンジニア転職:「就職力重視」の方はこちら
- DMM WEBCAMP COMMIT:「バランス重視」の方はこちら
まとめ
述べてきた通り、プログラミングを学べば、フリーターでも就職することはできます。
ただし、こちらも前述しましたが、プログラミングを学んで就職するためには「年齢」が大きく影響してきます。だからこそ、「期間限定」ということになります。
今は景気も良いので、未経験でもエンジニアになりやすいですが、風向きが変われば、企業は採用活動を控えるようになるので、途端に門は狭くなります。
フリーターでもまだ目指せる”今”だからこそ、チャンスを逃さないでほしいなと思います。
- 個人で稼ぐ専門スキルを身につけ、お金にも時間にも場所にも縛られない、自由な未来を実現するか
- その日暮らすための労働を繰り返し、日々将来に不安を感じながら生き続けるか
未来の自分の姿はあなたの行動次第で変わります。まずは行動を起こしましょう。
今回ご紹介したフリーター向け就職サービス
- 就職Shop:リクルートが運営しているフリーター向け就職サービス。最大手で安心、利用は完全無料です。IT求人が多めです。
- ハタラクティブ:こちらもIT求人が多めです。運営会社はレバテックフリーランスなどエンジニア向け各種転職サービスを運営しているレバレジーズ株式会社。
今回ご紹介したプログラミングスクール
- TechAcademyPro:「費用重視」の方はこちら
- テックキャンプ エンジニア転職:「就職力重視」の方はこちら
- DMM WEBCAMP COMMIT:「バランス重視」の方はこちら
人気記事現役エンジニアがおすすめするプログラミングスクール12社【徹底比較】