どうも。フリーランスエンジニアのYutoです。
さて、僕は現在フリーランスエンジニアとして働いていますが、元々は新卒で営業として会社に入ったんですよね。その後、プログラミングを学んでエンジニアにキャリアチェンジをし、今ではフリーランスエンジニアとして、様々な仕事をやれるようになりました。
フリーランスになると決めた当初は色々不安もあったんですが、以下の記事の通り、収入は当時の数倍以上になり、一方働く時間は減りました。
ということで、僕は断然「フリーランス推奨派」なのですが、「フリーランスになるためにどんな準備をすればいいのか」、わからない方も多いと思います。僕も当時はどうやって独立準備をしていけばいいのかわかりませんでしたし。
そこで本記事では、「フリーランスになるために、事前にやっておきたい10つの準備」を、僕自身の実体験を元にご紹介します。
Contents
フリーランスになる前にしておくべき10つの準備【実際に僕がした準備】
フリーランスになる前に僕がやった準備を書いていきます。
1. 審査があるものは済ませておく(クレジットカード開設やローン契約)
会社員とフリーランス。
この両方を経験して感じたのは、フリーランスは世間的な信用が小さいということです。
特にクレジットカード開設とローン契約など
特にフリーランスの信用の小ささを感じたのは、クレジットカード契約と、ローンの審査、賃貸の契約審査、といったものですね。
例えばクレジットカード。「フリーランスになるとクレジットカードは作りにくくなるから、独立前に作っておくと良いよ!」と、先輩フリーランスからアドバイスをもらって作っておきましたが、実際独立した後に作れるかチャレンジしてみたことがあるんですよね。
でも結果、難しかったです。当時は会社員時代より収入もあったのですが、それでも難しかったです。その時、「やっぱりフリーランスは信用が少ないんだな〜」と感じました。
また住むための賃貸に関しても、会社員時代であれば審査なんて余裕で通っていましたが、フリーランスになってからは通りづらくなったんですよね。。
このように、審査が絡んでくるものは、できるだけ会社員時代に契約等を済ませておくことがベターです。
住みたい家があれば、引っ越しは済ませておきましょう!
2. 開業届けを出す(青色申告手続きも併せて)
必ず出さないといけないわけではないですが、フリーランスとして活動していくなら、開業届けを出しておくべきです。
開業届を出すと、確定申告の際に「青色申告」という方法で、所得の申告ができるようになります。この青色申告をすれば、税金に関する優遇を受けることができ、独立後に手元に残るお金が増えます。
フリーランスの悩みの一番は「お金」だと思います。1円でも多く手元に残すために、開業届と青色申告はセットで済ませておきましょう。
3. 会計ソフトの準備をしておく
先ほど確定申告の話をちょろっとしましたが、確定申告って考えるだけでも面倒そうですよね。僕も最初はそう思っていました。
でも最近は、確定申告を手軽に済ませるための会計ソフトが充実しています。
こういった会計ソフトを使えば、高いお金を払って税理士を使わなくても、一人で手軽に確定申告ができるんですよね。
僕が使っている会計ソフト
参考までに、僕が使っている会計ソフトはfreeeです。
freeeは大半のフリーランスが使っている会計ソフトでして、迷ったらこれを選んでおけば間違いないです。
freeeは確定申告に使えるだけでなく、請求書の発行もできることが、個人的に役立ちますね。
フリーランスであれば、クライアント相手に請求書を発行する機会もあるはず。そんな時、freeeを使えば簡単に請求書発行できるので、個人的に愛用しています。
なお、freeeは無料でお試しもできます。
4. 仕事用の銀行口座を作っておく
プライベートとは別に、仕事用の銀行口座も作っておくと良いです。
必ず作る必要はないんですが、仕事用とプライベートの出費がごちゃごちゃになると色々面倒です。なので、僕は分けてやっています。
5. 名刺を作っておく
これも必ず必要ではないんですが、フリーランスの集まりに参加したり、クライアントワークをするときには、名刺があったほうが良いですね。
業界関係者の集まりがある場合も、名刺交換だけしておけばサクッと連絡先交換ができます。
フリーランスは「相手にどれだけ知られているか」が重要なので、自分を印象つけるためにも、名刺は作っておくと良いですね。
名刺の作り方
僕はクラウドワークスでデザインを発注し、そのデザインデータを元に、ラクスルで作ってもらいました。
この方法だと安く作れますし、フリーランスの名刺作りはこれで十分ですね。
6. ポートフォリオ・履歴書・職務経歴書の準備
フリーランスとして仕事を請ける際には、自分の実績や能力を示すポートフォリオや経歴書が必要です。こちらも事前に作っておきましょう。
僕がポートフォリオや経歴書を作ったときは、「自分に何ができるか」ということが、自分自身で客観的にわかりました。そうすると、「今度はこの経験を積みたいな」という風に、未来にやるべきことも見えてきましたね。
そういう意識で仕事をしてきた結果、スキル習得ができ、ポートフォリオや経歴書の内容も充実し。結果、仕事の幅も収入も上がっていきました。
7. 友人や現職ツテで、独立後の仕事を確保しておく
「独立したタイミングで、仕事が確保できている状態」が理想です。
そのために、今の内から、独立後に請けられそうな仕事の目星を作っておくと、スムーズにフリーランス生活に入ることができますよね。
僕も独立前に仕事の目星をつけようと行動した結果、友人の会社が「独立したら仕事を任せるよ」と言ってくれたので、早期に経験を積むことができたんですよね。
僕の場合は友人でしたが、現職の取引先など、独立したら自分に仕事を任せてもらえるような先を複数見つけておくと、独立後の心持ちが変わってきます。
自分の人脈の棚卸しを、ぜひこの週末にしてみると良いですね。
8. フリーランス向けエージェントへの登録
友人や取引先で仕事を確保することを前項で話しましたが、とはいえ、「そんな人脈ないよ・・」という方が大半のはず。
そんな時に、どんな人でも手軽に仕事を確保する方法が、フリーランス専門のエージェントを利用することですね。
エージェントって何?
エージェントは一言で言うと「営業代行」です。図式化すると以下の通りです。
このように、あなたと企業の間にエージェントが入り、あなたの代わりに企業に営業して、仕事を取って来てくれるのがエージェントです。
案件はリモートで請けられるものもあれば、上記図のように、企業であるクライアントのオフィスに常駐し、そこで働くスタイルもあります。
エージェントは僕も重宝して使っていますが、例えばフリーランスエンジニアなら、エージェント経由で仕事を請ければ、月収60万円くらいは割と固く実現できます。裏を返せば、会社員は相当搾取されているということです。。
ですので、特にエンジニアやプログラマーの場合、収入を増やしたかったら、フリーランスになることが良いですね。誰でも再現性高く、収入をあげられる方法ですから。
実際に使ってよかったフリーランス向けエージェント【全て無料】
参考までに、僕が実際に使ってよかったエージェントも紹介しておきますね!
- レバテックフリーランス:【エンジニア・デザイナー向け/登録者の平均年収862万円】
- Midworks:【エンジニア向け/会社員並みの手厚い保証が受けられる】
- geechs job(ギークスジョブ):【エンジニア向け/登録者の85%が年収850万円以上】
上記の通りです。全て利用は【無料】です。
中でもおすすめはレバテックフリーランス
中でもレバテックフリーランスはIT特化のエージェントとしては業界最大手なので、エンジニアやデザイナーの方は必ず登録しておくべきエージェントですね。
案件数も一番豊富なので、希望に合う仕事が一番見つかりやすいと思います。
また、登録者の平均年収は862万円と、エージェントの中でもかなり高いです。
収入を上げたいフリーランスは、レバテックフリーランスは”希望そのもの”だと思います。
エージェントは複数併用しておく=仕事に困らないフリーランスになる秘訣
上記の通りで、エージェントとコネクションを複数持っておくことで、常に案件が自分に流れてくる動線を作ることができます。
エージェントの利用は無料なので、単純な話、手を広げておけばおくほど、仕事が舞い込んでくる機会は増えます。僕も上記3社は全て使っていますし、他のエージェントも10社近く利用しています。
エージェント利用は多いことで困ることはありません。面倒くさがらずに複数登録することが、仕事に困らないフリーランスになる、最も手軽な秘訣の一つです。
上記3社含む、おすすめのエージェントは【フリーランスエンジニア厳選】本当におすすめのエージェント4選でも詳しくまとめています。仕事に困らない状態で独立したい方は、併せて読んでみることがおすすめです。本当に知っているかいないかで、独立後が変わってきますから。
(こちらも参考に)フリーランスエンジニア向けの仕事の獲得方法について
9. 転職エージェントで市場価値もチェックしておく(失敗したときに戻れるように)
これも絶対ではないですが、転職エージェントに登録し、市場価値をチェックしておくことを僕はやりました。
というのも、仮に将来的に会社員に戻ろうと思った場合、どの程度の年収で転職できそうか、当時はわからなかったからです。
転職エージェントは転職のプロですから、あなたの市場価値がどれくらいか、相談すれば教えてもらうことができます。
例えば、今なら転職すれば、年収600万円台、Web企業の自社開発案件なら転職できるとか、そういうことを教えてくれるんですよね。
僕はこの市場価値を常にチェックするようにしていまして、仮に会社員に戻った場合、どういった企業にどのくらいの年収で就職できるか、おおよそを把握できています。
また、転職エージェントとコネクションを作っておくと、将来的に就職したいときに手助けもしてくれます。「独立のリスクヘッジ」という意味でも、転職エージェントとはコンタクトを持っておくと良いと僕は確信しています。
実際に使ってよかったおすすめの転職エージェント
フリーランスエージェントと同様、こちらも僕が実際に使ってよかった転職エージェントを挙げておくと、レバテックキャリアが一番よかったです。
レバテックキャリアは先ほど紹介したレバテックフリーランスと運営会社が同じです。
レバテックキャリアとレバテックフリーランスの2つを抑えておけば、会社員としても、フリーランスとしても、どちらのキャリアもサポートを受けられるので、セットで登録しておくと良いですね。
その他のおすすめ転職エージェントは、【IT転職】転職で本当に役立った転職サイトと転職エージェント【30社以上の中から厳選】の記事でもまとめています。独立のリスクヘッジをしておきたいなら、参考になると思います。
10. 将来に向けた資産運用を始めておく(少額からでOK)
フリーランスに限った話ではないですが、年金もアテにならないこの時代、「資産運用」は誰もが自発的にやっておくべきことです。
僕もかれこれ10年以上の資産運用経験があるのですが、実体験から感じることは、資産運用は早く始めれば始めるほど、将来得られる果実は大きいということです。
投資ブログではないのであまり詳しくは述べませんが、資産運用は「複利」というものを味方にすることで、たとえ普通の凡人であっても、富裕層である1億円レベルを目指せます。計算してみればわかりますよ。
1億円と言わずとも、年金代わりに3,000万円くらいを積み立て投資で30年くらいかけて作れれば、将来の不安はかなり取り除かれますよね。
フリーランスになる際の大切な3つの心構え【独立した僕が感じていること】
フリーランスエンジニアとして働く日々の中で、「フリーランスとして活躍し続けるための心構え」なるものも、最近は見えてきました。
ですのでここでは、3つだけ、大事なことをお話しします。
1. 真の安定は「不安定を乗りこなすスキル」であることを知る
上記の通りで、真の安定とは、不安定を乗りこなすスキルです。
フリーランスになることを目指す賢いあなたのような方であれば、すでに理解していると思いますが、今の時代、「会社員=安定」という価値観はすでに崩壊しています。
例えば、大企業の社員は安定と言いますが、これも間違っています。なぜなら、大企業が安定しているのは、業績悪化時に社員をリストラすることで、意図的に安定を作れるからです。
「企業の安定」と「そこで働く個人の安定」は、完全に別物です。
だからこそ、フリーランスとして不安定を乗りこなすだけのスキルや経験をどんどん積んでいきましょう。そうすれば、会社員として働いているいまより、遥かに人生は安定しますし、未来は明るくなりますよ。
僕もそういう気概で毎日フリーランス業をやっていますし、その結果、今は心の安定も得られるようになりました。
2. 固定費の支出は徹底的に排除する
会社員からフリーランスになると劇的に変わること、それはなんでしょうか?
それは、収入が固定ではなく、変動になることです。
会社員とフリーランスの収入の違い
- 会社員=収入は固定
- フリーランス=収入は変動
どちらも一長一短があり、どちらが良い悪いということはありません。
ですが、一つ確かに言えることは、「フリーランスの変動収入と、固定費の支出の相性は悪い」ということです。
毎月20万円の収入がある会社員であれば、毎月10万円の固定費はカバーできます。こういうのは、相性が良いですよね。マイナスになりませんから。
でも、今月は50万円の収入だけど、来月は5万円の収入の可能性もあるフリーランスの場合、毎月10万円の固定費を、毎月カバーすることはできないですよね。
つまり、収入が変動するフリーランスの場合、精神安定のためにも、固定費はとことん削っておくことがおすすめです。
僕もフリーランスになった際は、この固定費の見直しを徹底的にやりました。結果、毎月稼がないといけない最低ラインの金額が減ったので、精神的に楽になりましたね。
独身であれば、物価の安い日本の田舎や、海外の東南アジアなどにいき、リモートで仕事をすることも一つの選択肢ですね。
いずれにしても、収入が変動となるフリーランスは、「固定費を削減すること」を徹底することをおすすめします。
3. 相手にとにかくGiveする(与える)
何かを得たかったら、まずは相手に何かを与えましょう。
ポイントは、相手の期待を少し上回るアウトプットをし続けることですね。
言い方を変えると、相手が期待している価値を、”ちょっとだけ上回る”価値を提供すればOKです。
フリーランスとして成功するための公式
- 期待価値<提供価値
これはフリーランスに限らず、どんな仕事でも通用する公式です。できる経営者、営業マン、エンジニア。仕事に溢れる人は、誰もがこの「期待価値<提供価値」を実現しています。
期待している以上のことをやってくれると、「またこの人に任せたいな」と思いますよね?
そう思ってもらえれば、仕事が途切れることはなくなりますし、仮にその人からの依頼がなくなっても、誰かを紹介してもらえたりします。
これは、僕がいつも大切にしていることです。実際に効果が極めて高いですし、汎用的な考え方だと確信しています。
フリーランスになる準備を済ませ、仕事に溢れるフリーランスになろう
フリーランスになるための準備や心構えについて、僕自身がフリーランスエンジニアとして働く過程で感じたことを書きました。
参考までにアメリカでは、国民の約1/3がフリーランスだそうです。ここ日本でも最近はフリーランスの働き方を選択する人が増えていますし、これからはさらに、「フリーランスという働き方」は当たり前になっていくと思います。
つまり、今の内にフリーランスになれば、これからフリーランスを目指す人のロールモデルにもなれるんですよね。当然、先行者利益もありますから、僕はフリーランスになることを推奨しますね。
仮にフリーランスとして上手くいかなくても、フリーで培った経験は必ず活きます。戻ることも全然できるので、まずは気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
もし独立後の収入や仕事が不安なら、前述したレバテックフリーランスであれば、事前に想定年収や案件詳細を聞くこともできます。独立後のイメージがリアルにできるようになるので、ファーストステップとして、相談してみることもおすすめですね。無料で登録・相談できます。
ということで、本記事は以上です。
フリーランスは稼げるし、時間も自由になるし、本当におすすめです。覚悟は必要ですが、覚悟さえできれば、こんなに良い働き方はないですよ。
早くこちらの世界に来ましょう^^
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