どうも。フリーランスエンジニアのYutoです。
さて、従来インフラエンジニアにはプログラミング言語の知識は「不要」とされていました。インフラエンジニアの仕事はIT基盤の設計、構築、運用、保守がメインであり、プログラミングをする仕事は「プログラマー」によって別でなされるからです。
一方で特に近年は、インフラエンジニア にもプログラミングの知識が「必要」になってきたんですよね。それは、明らかな時代の変化が関係しています。
そこで本記事では、
- なぜインフラエンジニアもプログラミング言語を学ぶべきなのか
- インフラエンジニアがプログラミングを学ぶとどんなメリットがあるか?
- 学ぶとしたらどのプログラミング言語がおすすめか?
これらについてご紹介します。
僕の経歴
フリーランスエンジニアとして活動しつつ、転職エージェントとしても仕事をしています。
多くのIT/Web企業の経営者や人事責任者と接点を持っていることから、インフラエンジニアに求められるスキルセットについても、実態を把握しています。
Contents
なぜインフラエンジニアもプログラミング言語を学ぶべきなのか?
- ITインフラがクラウド化しているから
- フルスタックエンジニアの需要が高まっているから
理由は上記2点です。それぞれ解説しますね。
1. ITインフラがクラウド化しているから
最も大きな理由がこちらです。「クラウド化」ですね。
オンプレミス⇨クラウドへの移行が進んでいる
もともと、インフラエンジニアの仕事は「オンプレミス」が主流でした。でもそれが、徐々に「クラウド」に移行しているんですよね。
クラウドインフラを担うものは、例えばAmazonが提供するAWS(Amazon Web Service)、Googleが提供するGCP(Google Cloud Platform)などがあります。
こういったクラウドは、これまでのオンプレミスと比較すると、構築がかなり容易になりました。このことが、クラウド化が急速に広がってきている理由です。
インフラエンジニアにもプログラミング言語の理解が必要になった
このような動きに伴い、インフラエンジニアにもプログラミングの理解が必要になってきたんですよね。
例えば、Infrastructure as Codeと言われるインフラ構築を自動化するプロセスはクラウドで普及しており、プログラムで操作することが可能となっています。
もちろん、インフラエンジニアであればバリバリコードが書けずとも仕事はできます。が、それでも最低限コードを読め、内容を理解できるレベルになっておくことは必要になってきているんですよね。
このように、クラウド化が進み、プログラミングが利用される機会が増えたことが、インフラエンジニアもプログラミングを学ぶべき一つ目の理由です。
2. フルスタックエンジニアの需要が高まっているから
昨今はエンジニア不足が深刻化していますが、中でもフルスタックエンジニアは圧倒的に不足しています。
フルスタックエンジニアとは?全ての開発工程を一人で手がけられるエンジニア
上記の通り、フルスタックエンジニアとは「全ての開発工程を一人で手がけられるエンジニア」のことを言います。言い換えれば、万能型のエンジニアですね。
インフラ系の知識を前提に、プログラミング言語やクラウドの知識を持つエンジニアは、転職マーケットには少ないです。
一方、企業からすれば、様々なスキルセットを持つフルスタックエンジニアは喉から手が出るほど欲しい人材です。ですから、フルスタックエンジニアは必然的に待遇が良くなるんですよね。
インフラエンジニアとして高いスキルを磨けば食べていくことには困らない現状ですが、それでも今後は、オンプレミスしか対応できないインフラエンジニアがコモディティ化し、価値が下がる可能性も否定できません。
だからこそ、「インフラ x 何か」の掛け合わせをどんどん増やしていくことが、これからのインフラエンジニアが生き残るためには必要なことなんですよね。
その際、プログラミング言語を理解していたり、あるいはデザインがわかるインフラエンジニアは、稀少性の高い人材になることができます。
これこそが、インフラエンジニアがプログラミング言語を学ぶ最も大きなメリットですね。
インフラエンジニアが学ぶべき2つのプログラミング言語【PythonとRuby】
ではインフラエンジニア はどのプログラミング言語を学ぶと良いか?
結論、「Python」と「Ruby」がおすすめです。
なぜRubyやPythonがおすすめなのか?
どちらもインフラ業務の自動化をする際に役立つプログラミング言語だからです。
つまり、インフラの仕事と親和性が高いんですよね。
PythonやRubyは初心者でも習得しやすい
加えてPythonやRubyは、Javaなどの難解な言語と比較すると、初心者でも学びやすい言語です。
更に言えば、PythonもRubyも、プログラミングの世界では需要が高い言語です。つまり、インフラの仕事以外に、例えばWebエンジニアとしての仕事を切り拓くこともできるんですよね。
例えば僕はRubyを最初に学び、Web系のフリーランスエンジニアになりましたが、Web業界は働き方の自由度も高いです。インフラだとリモートワークなどができない企業も多い中、Webは多くの企業がリモートワークや週3勤務など、自由な働き方を整備しているんですよね。
加えてWeb系のフリーランスエンジニアになれば、年収もブーストできます。Rubyのフリーランスエンジニアであれば、実務経験数年で年収800〜1,000万円も目指せます。とにかく需要が高いんですよね。
このように、インフラの仕事をより効率化するだけでなく、自身の可能性をも拡げてくれるのが、PythonやRubyのようなプログラミング言語です。
PythonとRubyが学べるプログラミングスクール
ということでPythonやRubyを学ぶことがおすすめですが、最も短期間で言語習得できるのは「プログラミングスクール」です。
※正直なところ、独学はあまりおすすめしていません。理由は「プログラミングスクールと独学。初心者が本当に選ぶべきはどっち?【結論です】」の記事で書いていますが、一言でいえば効率が悪いからです。時間と労力が無駄にかかる上、挫折しやすいです。
ということで、プログラミングを始めるならスクールで学ぶことがおすすめですが、参考までに、僕自身が実際に受講して良かったスクールを含め、PythonとRubyが学べるプログラミングスクールを挙げておきます。
オンラインで「無料体験」や「無料カウンセリング」も試せるスクールが中心なので、以下の中からいくつかトライしてみて、受講するか決めると良いです。
Pythonが学べるプログラミングスクールはこちら👇
https://andmedia.co.jp/programming/programming-school-python/
Rubyが学べるプログラミングスクールはこちら👇
インフラ初心者がこれからインフラエンジニアを目指す場合
なお、インフラ未経験の初心者がこれからインフラエンジニアを目指す場合、まずはインフラ経験を積める企業へ転職し、実務経験を積みましょう。
インフラエンジニアは未経験でも就職・転職できる企業も多いため、積極トライが吉です。
すぐに転職したい場合は「転職エージェント」を
すぐに転職したい場合は、転職エージェントのリクルートエージェントかdodaに登録し相談すれば、希望にあった求人を無料で紹介してくれます。
キャリア相談にも乗ってくれ、かつ無料で相談も利用もできるので、気軽にトライしてみると良いです。強引な勧誘もないのでご安心を。
インフラ知識をつけて就職したい場合は「インフラが学べるスクール」を
また、インフラの知識を勉強し、その後就職・転職を目指したい場合は、インフラのスキルが学べるスクールを利用すると良いです。
個人的には、初心者であれば転職エージェントではなく、就職支援がセットになったスクールで勉強し、その後就職や転職を目指す道の方がおすすめですね。
その方が基礎を学んだ状態で入社できるからです。右も左も分からない状態より安心ですよね。
ということでスクールがおすすめですが、条件に合致するプログラミングスクールでいうと、1番最適なスクールはGEEK JOBです。
GEEK JOBは転職エージェントにインフラ/プログラミング学習がセットになったスクールです。就職先の提携企業からお金をもらうビジネスモデルを取っているため、利用者である僕らはなんと「無料」で全てのサービスを利用できます。
インフラエンジニアコースとプログラマーコースの2つがありますが、未経験からインフラエンジニアを目指すならインフラエンジニアコースを選びましょう。インフラの学習〜インフラ経験を積める企業の紹介、選考サポート、年収交渉まで一貫してやってくれます。
僕自身、GEEK JOBの担当者とは定期的に接点を持っていますが、就職先の選定も良く、安心して学習から就職まで実現できる良いスクールですよ。
無料カウンセリングや無料体験も毎週実施しているので、気軽にトライしてみることが第一歩ですね。
結論:プログラミング言語を習得すれば、一歩抜きん出たインフラエンジニアになれる
記事の内容をまとめます。
- インフラエンジニアもプログラミング言語を学ぶべき
- インフラエンジニアにおすすめの言語は「Python」と「Ruby」
上記の通りです。
時代の流れは年々加速度を増しています。ITの技術進歩のスピードもかつてないほどであり、インフラエンジニアも新しいスキルを習得しないといけない時代になりました。
その点、プログラミング言語を学べば、インフラエンジニアの仕事も効率化できるに加え、自分自身の市場価値も高くなります。前述通り、フルスタックエンジニアは需要が特に高いですから、中長期的に食いっぱぐれない人材になることもできます。
またエンジニアはとにかく人手不足ですから、技術を身につけた分だけ収入UPも望めます。フリーランスエンジニアになれば年収1,000万円だって割と実現できる水準です。
このように、努力した分だけすぐに報われる仕事は、他にはないですよ。
だからこそ、すでにインフラエンジニアの方も、これからエンジニアを目指す方も、貪欲にスキル習得に勤しむべきかなと思います。若いうちに稼いでおけば、あとは資産運用して暮らすなり、自由な人生を歩むこともエンジニアならできますから。
未来の理想の自分や生活を夢見て、まずは行動を起こしましょう。
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